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2022年9月15日
日々、多数のお声掛けをいただき、
誠にありがとうございます。
髙山右近研究室・久保田 Ucon 典彦さん。
この度はメールにてリクエストいただき、
誠にありがとうございます。
「如何」の漢字
キリシタン大名の髙山右近から
親友の細川忠興あてに出された
手紙にある「如何」の漢字を
⓵臨書②行書で とのご依頼ですね。
*写真は拝借しました。
手紙文の10行目の「流」と、
「六十年」の間の字が「如何」の字
とのことですね。
*写真は拝借しました。
ぱっと見で、「ゐ」か「る」に見えるのが
「如何」の字ですが、
勿論、喜んで稽古させていただきました。
①まずは、臨書です。
髙山右近は、十行目の「流」を書き、
墨継ぎをして「如何」を書いていますが、
徳川家康のキリシタン国外追放令により、
国外追放が決定したことについて、
「あなたはどう思いますか?」
と細川忠興に問いかけをする中で
万感の思いが強くよぎり、
思わず墨量が多すぎて、
「如」の字がにじんでしまった。
と、考えられます。
番長は画像を大きく拡大し、
「如」の字を凝視しました。
するとなんと、にじむ前の「如」字の
原型が、うっすらと浮かんできたのです。
したがって、もし字がにじまなかったら
こんな字になっていたであろうと、
想像して書いたのが、下の字です。
②次に、行書です。
髙山右近の当時の心情に鑑み、
厳しい書体になりました。
髙山右近研究室・久保田 Ucon 典彦さん。
ご希望にかなう字だったでしょうか?
ご感想をいただければ、幸いです。
最後まで読んでいただき、
誠にありがとうございます。
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「書道正師範 髙須番長 の 書道ブログ」で、
書かせていただいた、字の一例です。
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