【 “ 右の座 ” って、どっち側? 】 | 高山右近研究室のブログ

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監修 右近研究家・久保田典彦
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                 ご近所の 花たち

 

 

 [ 使徒信条 ]

  “ 主イエス ・ キリストは、全能の父なる神の右に着座 されました。 ”

 

 「 天上で、ご自分 ( 父なる神 ) の右の座 に着かせて 」

                ( エペソ人への手紙 1章20節 )

 「 神の右に上げられた イエス。

  あなたは、わたしの右の座 に着いていなさい。」

                ( 使徒の働き 2章33 ~ 34節 )

 「 キリスト ・ イエスが、神の右の座 に着き、私たちのために、

  とりなしていてくださるのです。」

                ( ローマ人への手紙 8章34節 )

 「 主イエスは、彼らに語った後、天に上げられ、神の右の座 

  着かれた。」       ( マルコの福音書 16章19節 )

 

● “ 父なる神の右の座 ” って、どっち側?

      (  ①  ) ( 父なる神 )  (  ②  )

        ① ?  それとも    ② ?

 

 父なる神が、私たちの方に 背中を向けておられるのだとしたら、

 ② になりますが、

 父なる神が、私たちの方を向いておられるとしたら、

 ① ですよネ。

 

 私たちの方から見れば、右 と言えば、②になりますが、

 父なる神にとって 右と言えば、当然 ① になります。

 

 私たちの方から見れば、 “ 父なる神の右の座 ” と言えば、

 [ 父なる神の御座 ] の 左側 になるというわけです。

 

● 天上にある、主なる神さまの御座。

 三位一体の神さまの御座ですから、父 ・ 子 ・ 聖霊なる神さまの

御座です。

 父なる神を中心として、右に 子なる神 ・ 左に 聖霊なる神が着座

されている御座であるはずです。

 

 父なる神の右の座は、子なる神の御座でしたが、

 子なる神が、地に降られて、人となられ ( イエス ) ・ 救い主 ( キリスト ) としての わざをなされていた間は、右の座は空席となっていたのですが、

 

 救いのわざをなしとげられて、復活 ・ 昇天され、

 子なる神としてだけではなく、イエス ・ キリストとして、

 父なる神の右の座 ( 向かって 左の座 ) に着座されたのでした。

 

● 今は、聖霊なる神が地に降臨されて、私たち一人一人に内住して

くださっていて、“ 助け主 ” としての働きを進めておられますので、

 父なる神の左の座 ( 向かって 右の座 ) は、空席になっているということだろうと思います。

 

 ( 子なる神イエス ・ キリストの御座 )  [ 父なる神の御座 ]  ( 聖霊

     なる神の御座 )

 

      ( 右の座 )  [ 父なる神の御座 ]  ( 左の座 )

 

● 日本の、大極殿 ・ 御所 ・ 平安京 などでも 同じです。

    向かって 左側に、 右近衛府 ・ 右近の橘 ・ 右京

    向かって 右側に、 左近衛府 ・ 左近の桜 ・ 左京

   ━━ ですよネ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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https://www.youtube.com/watch?v=CwES9w86Wcw&feature=emb_logo