春先から、草引きのたびに

背中を痛め・疲れ、これが七十歳を超えたことを意味するのかと

だんだん、不自由になっていく吾身を、

思い知ることが多くなりました。


周りを見れば、皆さん同じなのか

庭の選定を、庭師さんに依頼する家庭が増えている。

盆前にお願いしたら、盆前は無理だと言われ

いつでも良いからと、見積もりをお願いしました。


早朝に目が覚めると、少しずつ草引きをして

何とか凌いでいますが

伸び放題の木々がうっとおしくて・・・


涼しくなったら、植木鉢やプランターも最小限に処分しましょ

春先には、勢いで苗を植えつけたり

挿し芽をしたりしましたが、毎日の水遣りも大変で

鉢植えの紫陽花も、暑さのせいで沢山枯れてしまいました。

今年の挿し芽も、随分成長して

枯れる心配はしてなかったのですが・・・


自分の仕事を少なくしていく必要も感じています。




あまり不自由を感じることなく、動く事が災いしてか

リハビリの事は、頭から遠のいておりました。


着付けの生徒さんのお母様が

私と同じ様に、一過性の脳梗塞で

右手が不自由になったけれど

今は後遺症も、まったく無く過ごされていると聞き

自分の右手の不自由は、リハビリ次第で元に戻る事を知る。


諦めたらいけないのだ。

これから不自由に向って、進む人生なのだから

治せる事は、治さなくては・・・


リハビリには、毎日文字を書くことをされたとか

私の文字も、姉に以前と同じでは無いと言われた。


文字に、滑らかさが無い。

他人の着付けの帯結びも、手に力が入らない。

自分の着付けも、以前のように15分や20分では着る事が出来なくなっている。


こうして、書き連ねれば

治っているのではなく、諦めているのがわかる。

治った方が、良いに決まっている。

気長にリハビリする事を、やってみよう。




お盆前の駅前教室では


浴衣に結ぶ

文庫(左)と

貝の口(下)

解けるのが心配で

夏の帯び締めをしています。


背中のシワが

少々気になります。




浴衣の帯結びだけでなく、羽織下の帯でも宜しいかと・・・



そう言えば、随分前のことですが

八十歳を過ぎていそうな

老婦人が、日帰りツアー旅行に

半幅帯を結んで

参加されておられました。


四月でしたが、単衣の着物に貝の口をキリリと締めて・・・

どんな場所にも、日本人は着物を着こなせますね。

十三日の陽が落ちてから、玄関先で迎え火を焚きました。

ご近所さんでは、迎え火を焚くのを見かけません。

宗教の流派によって、違うようです。


故人が帰ってくるのに、道に迷わないように迎え火を焚くのだと

聞きました。

最近は、スーパーにオガラを売っているので

火も付き安く、便利になっています。


仏壇には、主人のための一汁三菜のお膳が準備してあります。

まるで、おまま事のようですが・・・

その前には、迎え団子・お砂糖菓子・夏野菜・キュウリのお馬さん・おナスの牛さん・主人の好物・・・・などを準備しておきます。


その他に、手を合わせに来てくれる縁者の人達が

お供え物をしていくのです。

仏壇を持つ家にとっては、夏の一大イベントですね。

お盆の間、留守は出来ず。

仏間は、綺麗にして置かなければなりません。


※ キュウリのお馬さん : 馬に乗って、速く来てください。

   なすの牛さん : 牛に乗って、ゆっくりあの世に帰ってください。

※ 最近は、藁で作った牛と馬を売っています。

   しっぽのトウモロコシが入手し難くなっていますし

   しなびて来るので、しなびた牛では不憫ですし、不安なので

   我家も今年から、 作り物を購入しました。

十三日の朝、二週間ぶりに息子が、出張から帰宅しました。



中国の高級茶と

姉達と母への扇子の

お土産は、みんなを

喜ばせてくれました。




缶入りのお茶は、10回もお湯を注げると言うのです。

最初のお茶は捨て、二番目から飲むのだそうです。

姉達にも一缶ずつと扇子を・・・

何度も行く中国、お土産もだんだん高級品になっていきます。


帰宅する娘達には、お供え物の中から

少しずつおまかりして、持ち帰ってもらいます。

たくさん残されても、私が肥えてしまいますから・・・

娘達の家族が、11日に寄ると言うので

仏壇前の飾りを、少しはやめて

その日の午前中には、綺麗に済ませました。


仏壇へのお供えをして、家族みんなで

手を合わせてくれます。

夕食は、仏壇前で座敷テーブルにご馳走を並べて

賑やかに食事をし、何時までも歓談が絶えません。

大勢寄ってくれて、主人も喜んでくれている事でしょう。


13日に一家族は、旦那さんの実家に向いましたが

その間、琵琶湖に泳ぎに行ったり

庭でスイカ割したり、賑やかなことでした。

最後には、目隠し外して目がけますが

大き過ぎて割れません。



真っ赤な甘いスイカでした。


少し暇な時間が出来たので

気になる座布団のカバーを手作りしています。

表は暖色系、裏は寒色系です。

両面を使い分けて、一年中使用です。


この年齢になると、夏もお座布団が欲しい

リビングルームには、籐の敷物を敷いていますので

座布団敷いて、正座してアイロン掛けしたり・・・と

言う訳で、夏でもお座布団が必要なのです。


ミシンで縫った後に、飾り躾だけを手縫いで

チクチクしています。

肩こりしますが、癒されるのね。





スナップをつけて、出来上がり。

月命日に、お盆のお墓参りを兼ねて行って来ました。

どなたか、お参りしてくれたのか

花入れの花は無く、綺麗に掃除された様子が見えた。


もう一度綺麗に拭き上げて、コウヤマキを生け

手を合わせました。

お線香が燃え尽きるまで、座して出張中の息子の無事を祈る。


お盆には、娘たちの家族も集まるようで

賑やかに成ります。

先月末から昨日(8/3)まで、体調が悪くて・・・

全身に痛みがあり、一日の夜に咽喉が赤く腫れているのに

気が付いて、風邪薬を飲み少し落ち着いた感じです。

今日やっと、日常に戻れました。

夜の冷房やドライのせいでしょうか、それしか考えられません。


29度の設定なので、点いたり止まったりの状態で

点けなければ、熱くて眠れないし・・・

疲れが溜まっていたのかも知れませんが

何だか、歳ですかねぇ~。


普通、咽喉か痛くなり・熱が出て・熱の為に節々が痛くなる。

これだと、夏風邪引いたとすぐ気が付くのですが

今回は、背中の全面が痛くなり・熱があったのか無かったのか・

それから、咽喉が痛くなって・・・

風邪と気が付くのに遅れて、手当てが遅くなってしまいました。


背中が傷むので、ごろごろベットで居眠りばかり

昼も夜もうつらうつらと、ほんとによく眠りました。






私は濃茶が頂けません。

目が冴えて眠れないのです。


薄茶を二服頂いております。



濃茶の練り加減、私が点てる時は皆さんより、少し緩めです。

そう、茶筅の穂先に、お茶が少しつく位でしょうか・・・

ねっとりしていては、飲み辛いのと茶碗にたくさん残るから

お客様に“あぁ勿体無い”と、思わせてはいけないと思っています。

茶碗に残らないように、最後まで飲み終えていただきたい。


穂先にねっとり残っていると、それだけで私の嗜好は

停止してしまいます。

人それぞれで、濃いのがお好きな人も居られましょうが

最後の吸い取りが、お茶碗から落ちてこないのは

あきらかに、濃すぎる様に思います。


独りよがりの解釈ですが、

綺麗に飲み終えることが、お点前する人への客人の礼儀なら

飲みやすいお茶を点てる事が、おもてなしだと思うのです。


お湯の量が少なすぎるか、お茶の量が多すぎるか

濃茶の稽古を始めてから、随分になります。

やっとこの頃、『落ちてこない~』の言葉を聞かなくなりました。