共産中国(チャイニーズベイジン)による台湾侵攻の有無は横に置き、台湾侵攻があった場合に日本が参戦するかについて述べたいと思います。
◆共産中国の尖閣侵犯は、対中制裁の後押し
共産中国が尖閣侵犯を中断するとは考え難いことです。
しかしながら「尖閣侵犯が激減」することがあれば、共産中国が我が国や日米国を刺激しない選択をしたことになります。
これは、台湾侵攻の前触れの一つとも言えます。
共産中国による尖閣侵犯が尖閣諸島侵攻に進んだ場合は、日本参戦の後押しの一つとなるとともに、将来的な共産中国またはその継承国家への締め付けの名目となります。
◆台湾侵攻は共産中国打倒の好機
共産中国が台湾侵攻など成功できる可能性は絶無です。
戦術核を台湾の軍事基地等に一定数投射すれば可能とはなりますが、そうなれば西側の多数から海上封鎖を含む各種制裁を招きます。
これは共産中国の滅亡にほかなりません。
◆アメリカの直接参戦は無い
共産中国が台湾に侵攻しても、米軍の直接参戦はありません。
しかしながら、台湾への軍事支援は盛大に行うとともに、共産中国を海上封鎖します。
また、西欧の一部の親中国家とは別に、独自の対中制裁を実施します。
それは中国の海外資産を凍結であり、在米共産中国人への対応を強化することになります。
アメリカは、直接参戦することにより紛争がエスカレートし短期間で終了することは避けることでしょう。
台湾に軍事援助を行いつつ共産中国を長期的に疲弊させる方が遥かに有効だからです。
そうなれば、共産中国指導層最大の目的ともいえる海外蓄財が灰燼に帰すこととなるとともに、膨大な輸出入を海上封鎖により失うこととなります。
これでは、共産中国の自滅に他なりません。
◆海洋型大陸国は海上封鎖に堪えられない
現在の共産中国は輸出入を海路に頼る紛れもない海洋国家となりました。
基本的には大陸国家でもありますが、海洋国家の弱みを排除できない国となったのです。
海上封鎖とともに各種の総合的な制裁措置を断行することにより、
したがって、共産中国の軍事的冒険は共産中国を叩く絶好の機会でもあるのです。
◆共産中国滅亡時の含みとしての尖閣
我が国が先の大戦時、敗戦が決定的になったときに対日参戦した国が幾つかありました。
まさに火事場泥棒そのものとは言えます。
しかしながら、国際関係とはそのようなもので、弱いことが呼び込んだ結果ともいえるのです。
さて、共産中国の台湾侵攻は、自らの滅亡を早めるだけです。
一方、共産中国の経済破綻による国家破綻も目前に迫っております。
その時、尖閣諸島等への対日暴挙は、我が国の対中制裁への正当な理由の一つとなるのです。
◆中台の漢族双方の衰退は歓迎すべきこと
仮に共産中国が台湾に侵攻した場合、西側は台湾支援を行うとともに、共産中国の疲弊を目指し一定の期間の紛争継続を狙うことでしょう。
その際、台湾にも一定の疲弊を与えることが重要となります。
台湾は現時点では友好的ではあるものの、基本的には反日国家の面を持ち合わせています。
言うまでもなく、国民党系外省人に代表される者達です。
彼らは、尖閣も台湾領と嘯き、南京事件も捏造して憚りません。
仮に中台紛争が終結を迎えた場合、中台双方の発言力を減ずるためには、「中台双方が疲弊」していることが望ましいのです。
なお、この対応は「中台双方」が尖閣領有主張等の対日対応を行った当然の報いであり、何ら躊躇および同情する必要は寸毫も無いのです。
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