昨日、美と健康のためにサプリとオールブランを買いました。
で、スピリット界に飛んだら、瑠璃子さんが。
瑠璃子さんは、外見は封神のヴィーナスに似てるのですが、仕草なんかはブルゾンちえみの「キャリアウーマン」みたいな感じです。いい女系ってやつですか。
瑠璃子さんは、「無事に愛と美が学べているようで嬉しいわ」と髪をかき上げます。この仕草、お気に入りなの?
「はあ……やっぱ、瑠璃子さんの影響なんですかね?」と聞くと、「そうよ。全てはガイドメッセージですもの」と。
そして、「かみなといったかしら。あなたは、今、モテ期よ」と言われます。
「はあああ!?全然モテてないんですけど!?」と私が抗議すると、「いえ。モテてるじゃない。よく思い返してみて」と言われたので、渋々モテてそうな場面を思い返します。
すると……「あ……(察し」と、思われる場面がぽこぽこ。しかし。
「おっさんにばっかりモテてんじゃーん!!意味ないじゃーん!!」と嘆くことになります。
「モテ期はモテ期よ」と瑠璃子さんは、涼しい顔で言います。
「おっさんより、もっとこう、ピチピチのジャニーズ系の男の子にモテたいんですけど。あと、ビジュアル系とか」と自分でもわかってる無茶を言うと、「それはできない相談だわ。あなたは極端に年上か、極端に年下にしかモテない。そういう運命だもの」と言われます。
私たちは、サーシャの淹れてくれた紅茶を飲みながら、話を続けます。
「じゃあ、YOSHIKI出してきてくださいよ!あのレベルのおじ様ならいくらでもアタック受けて良いですから!!」と言うと、「かみな……」と、ふっと外に視線を転じると、「あのレベルの男性だと、どれだけライバルがいると思うの」と言われます。
「デスヨネー」と、私は立ち上がってしまっていたので、椅子に座り直しました。
「かみなは、今、レベル上げしてるところなのよ」と言われ、「そうなんですか?」と問い返します。
「いい?いきなり理想の男性に会ったとして、嬉しくて舞い上がっているようじゃだめなの。きちんとその男性の本質を見極める眼力が必要。それには、今、自分のレベルに合った男性に、男あしらいの仕方を教えてもらっているのよ」と。
「……それって、今の私だと無礼なおっさんしか倒せないって話ですか」とジトーっと瑠璃子さんを見やると、「そういうこと」と、冷静に返されてしまいます。ぎゃふん。
「さて。私はちょっと忙しいから行くわね」と瑠璃子さんが立ち上がるので、「え?どこに?」と聞くと、「デートよ。今、ざっと50人くらいの彼氏候補がいるから忙しいのよ。これでもだいぶ切り捨てたんだけど」と。
そう……瑠璃子さんは、女性の目から見るとヴィーナスなのですが、男性から見ると超美人に見えるのです。
「じゃあ、お忙しいところを時間使ってしまってすみません」と私が頭を下げると、「いいのよ。かみなと私の仲だもの」と、まだ会って一週間くらいしかしてないのに、長年付き合ってきた友人のように言われます。
……そういえば、瑠璃子さんの部屋、作ったんですね。誰が?私は関与してないのですが。
まあ、ガイドぐらいになると、自分で部屋くらい作れるのかもしれません。