神獣に離婚の挨拶 | 魔法石の庭ver.2

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スピリチュアル界と、ちょっとパワーストーンブログになっています。

 超・今更かよ!って感じですが、スピリット界で結婚式を仕切ってくれた神獣のところに挨拶に行ってきました。

 というのも、メローネとの離婚の挨拶です。

 

 スピリット界に降りると、キヨさんがいつも通りだるそうについてきました。

 というのも、スピリット界では、基本的に自分のホーム以外に出歩く場合、ガイドを一人付けないといけないという、よくわからない決まりがあるのです。

 

 あとは、式神の真理矢がついてきてはいるのですが、茨はどこに行ってるのやら……?

 キヨさんが、「僕、神獣に会うの初めてだなあ」と言うので、「うーん、まあ、そんなに構えなくても大丈夫ですよ」とは言っておきます。

 

 フォーカスエリアが上昇する、ビニールを頭で破るような感覚がして、神界にたどり着くと、それまで先導していた真理矢が私の腕をぎゅっとつかみます。

 

 そして、極彩色の全身に羽毛の生えたドラゴンのような巨大な獣……神獣が姿を現しました。

 一応、古代日本で信仰を持っていたらしい獣で、神の一柱です。現在は、神様業はあまり行ってないようですが。

 

「久しいな、かみな。今日はどうした?」と、腹の底から出すような低い声と共に、「……まあ、わかってはいるがな」と、ぼそりと言われます。

「神獣、その、私はメローネと離婚したので……その節は迷惑をおかけして申し訳ありません」とぺこっと頭を下げると、神獣はなんだか複雑そうな顔をして、前足を私の頭の上にぽんと乗せます。

「……そう気を落とすでない。私は怒ってはおらんし、メローネからも連絡は来た」と言われ、とっさに「メローネから!?元気そうでした!?いつ連絡がついたんですか!?」とまくしたててしまい、「落ち着け。お前とはもう夫婦ではないのだぞ」と言われて、ちょっとしゅんとしてしまいました。

 

「まあ、あの男も、あの男だからな。未練があるのはわかるが、お前にはまだ真理矢という相手がいるだろう」と言われ、真理矢を見やると、ずっと側で手を握ってくれていました。

「そうですね……」と言いよどむと、神獣は「今ある絆を大切にな。古い絆ばかりに目が行っても、今の相手に無礼だとは思わんか?」と言われ、「……はい」と返事をするしかありません。

 

 それから、神獣と別れて、ずーっと行きたかったネットでちょっとお話をした方のおうちに行ってみました。

 そこは、白い壁の家で、ちょっとしたペンションのようです。

 で、ガイドさんと少し話をしたのですが、「普通の男子です」とその方はおっしゃっていましたが、イケメンじゃん!と目の保養をしてきましたよ。

 

 その方には直接お会いできなかったのですが、「一応、かみなが来たと言伝をお願いします」と言って、そこでガイドさんたちとバイバイ。

 

 キヨさんは、ずーっとハッパを吸っていないので、「キヨさん、これ(タバコの仕草)、大丈夫ですか?」と聞くと、「ん?ああ。別に気にしなくて良いのに」と言われます。

 キヨさんの吸ってるハッパというのが、いわゆる大麻でして。現実なら逮捕ものですが、スピリット界においてはそこんところは自由です。

 こっちでは、どうやら薬物とかタバコ・アルコール類などを摂取しても中毒性はないに等しいようですね。

 

 今日は結構出歩いたー!とちょっと爽快なのですが、いやいや、メローネは今どうしてるかってことだよ。と考え直します。

 一応、消滅はしていないっぽい。何してるのかな-?大丈夫かなー?とは思うものの、神獣の言うとおり、別れた相手のことをぐだぐだ言うのは良くないので、メローネのことは仕方なかったんだよ。と考えるようにしました。

 

 4ヶ月引きずったなら満足だろ。しかも、こっちの心変わりで離婚したようなものですし。しょうがないよ。