Over the Bridge on the River -24ページ目
<< 前のページへ最新 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24

滝と五月雨@岐阜

 岐阜。今日は、朝からしとしと雨。かつて「五月雨じゃ濡れて参ろう」といった人がいるが、今それをやると、携帯電話は故障、パソコンは使用不可になりかねず。

「雨が降ってきた。気持よさそうだ。いっそ、濡れてしまえ」のから、「雨が降ってきた。機械類がぬれると大変だ。早く傘をささねば」へ。何を目指して、どこへ行こうとしているのだろう。自分で分かって、この道をあるいてきたのか?それとも・・・

 タイ、カンチャナブリにて、日本人と二人で遊んでいたとき。滝の周り、滝壺、至る所、タイの老若男女でいっぱい。もっとも暑い時期、もっとも暑い時間帯。みんな、屈託のない笑顔で遊んでいる。

私は、現金、パスポート、携帯電話を持っているため、水遊びできず。

同行の日本人、カメラをもっているため、水遊びできず。

この瞬間、もっとも幸せなのは、お金を持っていることでも、携帯やカメラを持っていることでもない。何も持たず、何も気にせず、水遊びに没頭できること。

もっているがために簡単な幸せすら手に入れられず、もっていないがために、簡単な幸せを簡単に手にいれられる。


 いっそ、すべて捨ててしまおうか?今回が初めてではない。今回が最後でもない。答えの出ない問題。


 答えを探すことが答えだと、達観できる、その日まで、もう少し歩いていこう


 by Crying Freeman

まわしだおれ@岐阜

 岐阜県に滞在中。昼前、かつての職場の同僚に会う。いつも元気で陽気な人。ひとしきり、おしゃべりした後、自転車を貸してもらう。「壊してもいいよ、盗まれてもいいよ」、とのこと。心根のやさしいひとでもある。

 夕方、眼鏡を作りにゆく。この歳になって眼鏡のお世話になるとは。。。この歳になったから、か?

 あわただしく準備を進めているが、肝心の語学の勉強がまったく進んでいない。少しあせる。準備の為とはいえ、懐が徐々に寂しくなっていくことも、心配の一つ。

 宿からの眺めは大変素晴らしい。すぐそばにダムがあり、川の流れも聞こえる。時折、自衛隊の戦闘機(ファントム、イーグル)が、訓練のため、飛来する。垂直尾翼の数で、機種を判別する。小学生のころ、友人と戦闘機図鑑をもちよって、あれこれ、話していたことを思い出す。

 宿主も大変親切である。非常なおしゃべりで、こちらが聞いてもいないのに、あれこれ、プチ情報を教えてくれる。標準語の「準備する」という言葉は、こちらの方言では「まわす」になるとのこと。

 せっかく準備したのに、準備が無駄になってしまうことを、「まわしだおれ」というそうだ。

 今、あれこれ準備していることが、「まわしだおれ」になりませんように。

 

by Crying Freeman

<< 前のページへ最新 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24