Over the Bridge on the River -23ページ目

河の流れのように(サバーイか、マイサバーイか、それが・・・)

私とタイの散髪屋さん(女性)


「おはようございます。髪の毛切ってもらえますか?」

「あら、ひさしぶり。いいわよ。今、お化粧してるからちょっと待っててね」


約10分経過。化粧終わる。


「おなかすいちゃった。散髪の前に、ご飯食べていい?」

「どうぞ、ごゆっくり」


同僚と食事中。


「あら、恥ずかしい。ラーメン食べてるとこ見られるなんて。・・・・さん(注:私の名前)、一緒に食べない?」

「朝ごはん食べてきたからいいです。ありがとう」


店に入ってから、約30分経過。

散髪始まる。


「携帯の電話番号教えてくれますか?」

「どうして?」

「次からは、電話で予約してから来ようと思って・・・」

「いいわよ。はい、これが私の番号よ」


散髪終了。


「この店の定休日はいつですか?」

「ないの」

「え?毎日営業してるの?」

「ううん、違うの。ほら、あの、あれ、あれよ。朝、起きた時、あんまりサバーイじゃなかったら・・・・」

「ああ、マイサバーイだと、お店は・・・?」

「そう、お休みするの」


店に入った時から、出る時まで、私も散髪屋さんも笑顔のまま、時だけが過ぎゆく。


私はこの散髪屋さんに、12年間通ってます。

「ゆったり、たゆたう」ように時間が流れている、この散髪屋さんが好きです。


12年間、「定休日があるか、あるなら何曜日か?」を知らず、質問もしてこなかった私は、「ゆったり」というより、「うっかり」ですね。「しっかり」しろ、私!


注1・・・「サバーイ」とは、「気分がいい、快適」、を意味するタイ語

注2・・・「マイサバーイ」とは、「サバーイじゃない」、を意味するタイ語


ペタしてね

王国への道(着々と準備を整えつつ・・・・)

本日(5月25日月曜日、岐阜県は快晴)、インターネットバンキングを使って、プリペイド携帯の支払いも完了。

昨日の、旅行代金の支払いも、インターネットを使う。


確かに便利。安全面を考慮して、PCに様々な防御策を施すのに、予想外に時間をとられる。

ID、PASSWORD、一体いくつ作ったかな?

覚えてられるかな?


いろんなパスワードを小さな紙切れに書いて、ノートPCに貼り付けている友達がいるけど、それを見て、私は笑ってしまったけど、私もそうしようかな?結構、便利かも。


日本に滞在するのもあと11日。することはいろいろあるけど、日本の五月の爽やかな気候を楽しみつつ、ゆっくり、着実に、タイへの道を歩いていこう。


By Crying Freeman
(写真は、私のタイの部屋の、書斎兼リビング兼応接間。テーブルはまだ段ボールの空き箱。がんばれ、私!)

Over the Bridge on the River-My room



路傍の石・野に咲く花@ビエンチャン・ラオス

 ラオスの首都、ビエンチャンのバスターミナル。七、八才の女の子が、バス待ちの人々にガムを売っている。なかなか売れない。二十代半ばの白人男性が、最初の客になってくれる。それを見ていた、日本人、女の子を手招きする。女の子の顔には、警戒、戸惑い、期待の色。


「それいくら?」


ラオス語を耳にした途端、安堵の表情。


「2000キップです」

「どれにしようかな?」


近くにいた、あと二人の女の子(一人は幼児)がやってくる。


「私のも買って!!」

「私のも!」


なんとか、自分のガムを買ってもらおうとするあまり、内輪で喧嘩まで。


「まあ、落ちつけよ。一人一個ずつ売ってくれ。それから、喧嘩せず、仲良くしなよ」


「あの子は、すぐ、カッ、となるのよ!」

「どの色のガムがいいかな?あの子があのガムだから、私はこのガムにしようかな?」

「たいへん!おつりがない!・・・ちゃん、両替してくれる?」


女の子たちと、日本人、暫くおしゃべり。

女の子たちは、他の旅人のところへ。

日本人は、ノーンカーイ行国際バスへ乗り込む。


ラオスの空の下、日本の空とつながっている、日本の空と同じ、あの空の下、あの女の子たちが、今日も元気でガムを売っていますように。そして、時々けんかして、時々泣いて、時々笑顔を浮かべていますように。


By Crying Freeman
Over the Bridge on the River-Fountain at Vientian