直しても直してもどこかが壊れるアメリカの家。今度はガスメーターでトラブル発生です。ガス機器を稼働させると、キュッ、キュッ、という音が鳴ります。この問題が深刻な物なのか、どうでもいいものなのかは、素人には判断が付きません。
ガスの修理は、大家に頼むのではなく、ガス会社に電話で直接連絡しないといけないようです。
翌朝になり、修理の日取りを決めるためにスケジュール帳を手に電話をかけたところ、今日中に来てくれるとのことでした。
今日は用事があるのでちょっと困ります。しかし平日に来られるのもまた困ります。問題があったら玄関にメッセージを置いておくので不在でもよいというので、そのまま頼むことにしました。安心して出発です。
出先で急ぎの用事を済ませようとしているところに、ガス会社の工事スタッフから電話が来ました。「今家に着いたところなのだけど、どこにいるの?」「今出先です。10マイル以上離れた所にいます。」「いてくれないと困るんだけど(怒)。」
話が違います。しかしそもそもアメリカでは、別の職員に連絡事項を伝えるという習慣が全くありません。このようなことは日常的に起こりがちです。
「それじゃあ今日はもう何もできないの?」「何かガス機器を稼働させることができれば問題を特定できる。」「やってみる。ちょっと待ってて。」
スマホ経由で家の暖房をマックスにします。エアコンの暖房モードはガス駆動なので、これでガスを動かせます。
2年前にインストールし、勝手に節約モードに変わる迷惑極まりないスマートメーターが、まさかこんなところで役に立つとは。
これで無事に問題を再現することができました。後は不在でもなんとかなるからエアコンを切ってくれと言われ、再びスマホを操作してエアコンを切りました。
数時間後に家に帰るとガスメーターが新品に無事交換されていました。