こんにちは。ういぱです。
先日まるぃもさん主催アドベントカレンダー向け記事を書いたところですが、また書いちゃいます。
最近写真を褒められることが多いので、うれしくなって調子に乗っています。
豚もおだてりゃ木に登る。ぶう。
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さて今回は、先日のディナースタ4コーナー写真がなかなか良かった(自己陶酔)ので、それを使った記事を書こうと思いまして「望遠レンズの圧縮効果」についてご紹介いたします。
20231118 京都競馬10R 比叡ステークス ディナースタ 4コーナー
Eos90D SIGMA100-400 1/1250 f/8 400mm
これが今日のテーマとなる4コーナー写真です。
馬群が一気に凝縮して、今にも直線の追い比べに入っていく感じですね。
では実際の馬群はどのようになっていたかと言うと、以下のような感じ。
これはJRAのレース映像を切り取ったんですが「思ったより馬群がばらけてて意外と固まってないな…」って、感じませんか?
同じくJRAのパトロール映像では違った角度から見ることが出来ます。それが以下のような感じ。
冒頭の写真で感じたイメージに比べると、前後7馬身ほどに広がっていて「結構縦に長いな!」って感じられるのではないでしょうか。
冒頭にアップした4コーナー写真で利用しているのが「望遠レンズの圧縮効果」といわれるもので、手前・奥、どちらにもピントが合って、ギュッと凝縮したような絵柄の写真を撮ることが出来るのです。
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望遠レンズを使うと遠くを撮れますが、この時にレンズの絞りを大きくするか小さくするかで仕上がりが変わります。
例えば、以下の写真をご覧ください。
20211010 阪神競馬 京都大賞典 マカヒキ
Eos90D SIGMA100-400 1/1600 f/6.3 302mm
外ラチ沿いから、芝コースで輪乗りをするマカヒキ号の表情を撮りました。
レンズの絞りは「f値」として表され、数字が小さいほうが光がたくさん入ります。
たとえば同じようなレンズがあったとして、f/1.8とf/6.3では、数字の小さいf/1.8のほうが光がたくさん入る明るいレンズ、ということです。
レンズに光がたくさん入ると、ピントが合っているところ以外をボケさせることができます。
マカヒキの写真ですが、僕のレンズはズーム側の最小値がf/6.3なのでボケ感はこの程度ですが、もっと明るいf/2.8などのレンズだったらもっともっとボケます。それはすさまじいほどボケます。「後ろボケ」などのワードで検索したらえげつないのが出てきます。
で、冒頭の写真をもう一度。
20231118 京都競馬10R 比叡ステークス ディナースタ 4コーナー
Eos90D SIGMA100-400 1/1250 f/8 400mm
こちらは、絞り値をf/8と大きくする=レンズに入れる光を少なくすることで、ボケ感とは真逆にピントを馬群全体にいきわたらせることが出来ました。なので、7馬身ほど縦長の馬群のはずが、前方だけでなく後方にいる馬も綺麗に切り取れました。
4コーナー写真ではできるだけ多くの馬の表情を切り取りたいので、望遠レンズの圧縮効果を得るためにしっかり絞って撮りましょう。
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どうですか?望遠レンズを持って4コーナーに行きたくなりましたか?(笑)
馬撮り民の皆様、ぜひ4コーナー写真にもチャレンジしてみてください!
あなただけの4コーナーが、そこには、あります。
気づけばあなたの背後にワシも居ると思います。
だって4コーナーおじさんだからwww
お声がけいただきましたら一緒に撮りに行きます。みんなで楽しめたらいいですね(*^^*)
では、また!!
4コーナーで会いましょう。