昨日のネットのNHKニュース「首相 原発争点の解散は考えず 」を読んだら、8日の衆議院本会議での質疑で、『菅総理大臣は、原発問題を争点にした衆議院の解散・総選挙に踏み切る可能性について「将来のエネルギー政策のあり方が、国民の意思に基づいて決められるのが好ましいが、このことで私が信を問うとか、問わないとかということは、一切考えていない」と述べました。』という記述があった。
文字どうり読めば、「将来のエネルギー政策のあり方で私が信を問うとか、問わないとかということは、一切考えていない」と、将来のエネルギー政策のあり方について述べただけである。
ところが、この回答をNHKは「首相原発争点の解散は考えず」と局解している。脱原発についてひとことも述べていないにかかわらずだ。
もともと、菅総理は「再生エネルギー買い取り法案」の今国会成立を目指してはいるが、国会に提出された原発の再稼働を許可する法案を止めていないそうだ。
どうも、NHKは総理のことばを先入観で勝手に解釈して決めつけて伝えているように思える。
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今朝の日経の朝刊(7/9)の一面では『「脱原発解散」の可能性についても「信を問うことは考えていない」としながら「国民の意思に基づいて将来エネルギーのあり方を決めることは好ましい」と含みを持たせた。』と書いてあった。
脱原発解散の記述に加えて、「国民の意思に基づいて将来エネルギーのあり方を決めることは好ましい」と菅総理が示唆といわんばかりである。
しかし、先ほどのNHKニュースの文脈では、「国民の意思に基づいて決められるのが好ましいが、…考えていない」となっているので、好ましいと言っているわけではない。
「含みを持たせた。」という日経の曲解は誤りもはなはだしい。
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日経の同じ記事で、『枝野官房長官は記者会見で内閣の統一見解について、「3閣僚の認識は共有できている」「発表の仕方は慎重にしたい」と説明しただけだった。』と書き、さらに『ストレステストは再稼働の前提ではない」とする経産省と、どう共有したのか曖昧にした。』として、NHKニュースの「ストレステスト“前提とせず ”」の記事は曖昧だとしている。
菅総理の国会の答弁や閣僚の記者会見はひとつのはずなのに、どうしてこうも、テレビ局や新聞社で解釈が異なるのか、はなはだ理解に苦しむ。
菅総理の質問に対する答えがなっていないのが原因か、閣僚がわざと曖昧にしゃべっているのが原因か、伝える側が意図的にわからなくしているのかはっきりしないが、原発事故で放射能汚染状態のこの国で、この極めて重要な関心事がどうも軽く扱われているような感じがして、とても不愉快なのである。

