みなさんこんにちは♪
今回は、前回の落穂拾いの続き 「文化人のお墓を梯子(ハシゴ)する in SUGAMO-後編-」 をお届けいたします
(前編は コチラ)
4.歴史を楽しむ手法
時代を代表する著名人のお墓が「案外身近にある」なのに、其の事を知らない。知っていたら立ち寄ったのに・・・残念!そんな経験有りませんか?
高野山にお参りすると、参道には見上げるほど巨大な大名墓が数多く見受けられます。でも、それらの多くは我々庶民からみれば縁遠く、近寄り難い「モニュメント」となっています。しかし、都会に行けば驚く程身近に著名人に会えるのです。但し、お墓ですが・・・・・・。
これらのお墓には、何時行っても花が活けてあったり、線香が添えられていたりします。墓参りする人が後を絶たない事がよく分かります。特に作家のお墓にはお参りする人が絶えないようです。
こんな歴史探訪も興味深いと思いませんか?
5.さいごに
文人・墨客とは程遠いですが、珍しい著名人二人のお墓を紹介します。但し、一人は巣鴨のお寺ですが二つ目のお墓があるのは大田区池上です。
〇一つ目は「田沼意次の墓所」
場所は巣鴨「勝林寺」。このお寺は、江戸時代の安永元年の大火で焼失、後に「田沼意次(注-1)」が下屋敷の土地を寄進して復興させた菩提寺です。
写真-9
田沼意次(タヌマオキツグ)公の墓所
〇二つ目は「力道山の墓所」
場所は東京都大田区「池上本門寺」。敗戦後の日本人を勇気づけたプロレス界の雄「プロレスラー力道山」(日本名 百田光浩 昭和38年12月15日死亡)
写真-10
池上本門寺山門(門前町より)
写真-11
力道山の墓所
右側には胸像があります。
写真-12
アメリカ人のレスラーを向こうに回し、伝家の宝刀「空手チョップ」で
捻じ伏せる。何とも痛快なヒーローでした。(合掌)
腰のチャンピオンベルトも忘れずに見てください。
今回は、趣向を変えて「文化人のお墓を梯子する in SUGAMO」と題して気儘に筆を執ってみました。今後も第二弾として続編も考えています。
筆者は日本全国を旅しています。未だ「観光地化していない見所の探訪」や「コアーな視点で眺める歴史」等々と視点を変えれば色々な事が見えてくるものです。 「コース化されていないニッチな旅」 こんな歴史探訪もアリではないでしょうか?
(完)
注-1:田沼意次(タヌマ オキツグ)
小身旗本から九代将軍家重の御小姓を皮切りに、相良五万七千石の知行を領し「お側用人・老中」の要職に栄進。十代将軍家治没後は松平定信によって失脚、政治の表舞台から消えていった。
写真・文責 児玉 博文
「文化人のお墓を梯子(ハシゴ)する in SUGAMO」はいかがでしたか?
人物は知っていてもお墓についてはあまり考えたことがありませんでしたが、著名な方々のお墓が意外と身近にあるということを知り驚きました
次回の落穂拾いもお楽しみに
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