うえた整骨院、板倉です。
前回の日記でお話しした「Weakest Link(弱い輪)」というお話です。
まず、一本の鎖を想像してみてください。
この鎖は、それぞれの輪(リンク)の強さがバラバラで不揃いです。
これを使って重い荷物を持ち上げてみます。
荷物の重量を限界まであげると、最初に切れるのは一番弱い輪です。
そして他の輪をどんなに強化しても、一番輪弱い輪が弱いままであれば、この鎖でもちあげられる重量は変わりません。
これが「弱い輪」のイメージ。
つまり「運動のパフォーマンスは一番弱い部分で決まる」ということです。
もっとも、人体は単純な鎖ではないので弱点をカバーする方法・技術はいろいろあります。
しかし、マラソンなどの長時間運動では確実にこの「弱い輪」が足をひっぱるといわれています。
例えば、前回の私の自転車ツーリングの場合、
前モモの内側(内側広筋という筋肉です)が何度もつってしまい、
他の筋肉がまだ元気な状態でも、そのたびに足を止めることになってしまいました。
私の場合、この内側広筋が明らかに「弱い輪」になっていたことになります。
なので、このような弱点の強化・ケアは必須となるのです。
さて、ここまではスポーツでの話ですが、日常的な動作も一種の「長時間の運動」です。
場合によっては、運動強度こそ低くてもマラソンなどよりはるかに長時間の運動でもあります。
日常動作で「なにかをし辛い」「なにかが出来くなくった」というものがあれば、
それはやはり「弱い輪」が足を引っ張っている場合が多くあります。
その弱点が補強可能なのか、それとも他の部分でカバーすべきなのか、鍛えるならばどう鍛えればいいのか。
個人ではなかなか判断が難しい部分もありますので、気になるときはぜひ私たちに相談してください!