支配というものを喰らうと罪悪感を感じるのは、自分が社会的に悪! という感覚になるから、らしいです。

 

そもそも人間という種の中に、どうして支配者というものが存在するのか? と心に聞くと、「社会の秩序と平和を維持するためや」だそうで。

 

秩序と平和は、正義という概念があってこそ生まれるものであり、正義という概念は悪なくしてはあり得ない、というのが支配者の世界観。

 

なので支配者の世界観の中心は「悪」であり、その悪に抵触する者を罪人として裁くことで罪悪感を覚えさせる、それがここで言う「支配」ということになります。

 

 

となると、その支配から抜け出すということは、「自分は罪人なんかじゃない!」という強い意志を持つことなんだろうか? と思ったりします。

 

けれど、そもそも罪っていうもの自体、法的なものを除けば(時には法的なものさえも)どこかの誰かが勝手に生み出しているものである以上、その概念から逃れること自体、無理がある気がする。

 

それよりは、「ああ私は罪人ですか、知らんけど」と開き直るというか、まあ勝手に言ってろやというスタンスで行くほうが、よっぽど現実的な感じがするんです。

 

とはいえ、そう簡単に開き直れたら苦労はないよなとも思うので、実践法はある? と心に聞いてみたら、「自分であればいい」と返事。

 

自分であるって? とさらに聞くと、「他人になにを言われようが、それで動揺しようがしまいが、それはそれとして自分であればいい」だそうです。

 

そうか、他人の言葉で動揺しちゃいけない! などとこだわらなくてもいいのか、と知ると、だったらやれるかもという気になってきました。

 

あれ? てことは、罪悪感にまみれていても、実はそれすらも放置したままで構わないってこと? と心に聞くと、「その通り。それでも自分であり続けさえすれば、やがて罪悪感も勝手に消えていく」だそうです。

 

でもそんな状態で耐えるのもきつくない? と聞くと、「自分であり続けるコツをつかめば、案外楽やで」とか言ってきました。

 

そのコツとは、「ワガママであること。傲慢であること。非常識であること。世間知らずであること」だそうです。

 

それを聞いて思い出したのは、大嶋先生が催眠のお師匠さんと一緒に「アホセラピー!」と楽しく騒いでいたというエピソードです。

 

 

 

このブログの記事は全て、大嶋信頼先生が開発された「心に聞く」を用いて書いています。

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