毎週金曜日は、ゼミ日。

まずは、院ゼミ。


今週は、英語の文献を読む時のコツです。

ミシガンで習った方法で行いました。


これは、造林学の教科書の混交林のページ。

3人のM1にそれぞれ自分の読みたいページを選んでもらい、制限時間を設けて読みました。


わたくしの最近の英論も参考に配りました。


続いて午後は、専攻実験実習。

造林研の三年生と世田谷区の樹木観察に出掛けました。

これは、ケヤキとエノキの稚樹。


これもケヤキです。


ヤマグワの葉形のバリエーションです。


農大正門のイチョウ。

東京都の黄葉の指標植物に指定されていますが、


幹の凹みに、トウネズミモチが生えているのを学生が見つけました。

鳥による種子散布でしょう。


これは、農大の周辺に残る、旧陸軍の標柱。

「陸」の字が読めます。


これは、エノキ。

こんな感じで、エノキは街路のあちこちに見られました。


これも、


駐車場の脇のエノキ。



これもエノキです。

右は、アカメガシワ。


ヤマグワもまたあちこちで見られました。


これは、アカメガシワとヤマボウシ。


これは、クヌギ。

明治時代には、広葉樹筆頭の造林樹木。

代表的な里山の木ですが、いまや世田谷区内には、0.2%しか残っていません。


なぜかホワイトオークが植えられているところがありました。


お寺に到着。

竹林が整備されています。


世田谷城址公園に到着。


これは、ハクウンボク。


クヌギです。

城址公園には、世田谷のかつての里山の植生の名残が見られます。


イヌシデ。


ムラサキシキブ。


アカガシ。

世田谷の極相の一樹種です。


これはカマツカ。

その名の通り、鎌などの柄や、器具材に使われました。


ミツバツツジの下に、ソメイヨシノの稚樹が生えていました。


続いて、豪徳寺。

門前のシキミです。

花が咲いていました。

葉の香りは柑橘系。🍊

かつては、弔いや墓前の芳香でしたが、

令和の学生は、柔軟剤の香りと言っていました。


イロハモミジ。


すでに実がついています。


こちらは、世田谷八幡神社。

アカガシです。

いまやアカガシも世田谷区内で見るのは、レアです。


今日の散策で、都内でも様々な自然散布樹木が見られることがわかりましたね。


こちらは、アリの巣。

羽蟻も見られました。



この日の最高気温は27℃。

最後にアイスを食べ、お茶を飲みました。

来週は、四年生の卒論の所信発表です。