毎週木曜日は、1、3、4、5限に必修の講義と実習があります。

5月16日は、一年生の土壌ハンドソーティング実習の後半。


先週は旧ビオトープの土壌を採取しましたが、

今週は正門周辺の土壌から採取することにしました。


このような植え込みの土壌も調べてみます。


意外に忘れられているこの空間も調べてみましょう。


アカデミア前の緑地も調べてみます。


セミの幼虫なども見つかる場所です


サツキやツツジの根元も調べます。


一年生が集合。

準備をして、出掛けます。


今週も、20cm×20cmの方形区を設定し、落葉層、土壌5cm層、10cm層と掘り取っていきます。


当然ながら、大きな根も出てきます。


こちらは、ツツジの根元付近。


エノキやケヤキの実生も数多く見られました。


稚樹の発生が多い土壌は掘り取りやすい。


こちらは、アカデミア前。

やはり何種類もの稚樹が見られます。

大きな葉は、サンゴジュ。


実験実習室に持ち帰り、ハンドソーティング(手を使っておこなう分類作業)をしていきます。


まずは、落葉層から。


樹種別に分けていきます。


これは、石。

サイズで分類します。


こちらは、土のかたまり。

塊状(かいじょう)構造です。


根も分類しました。


そして、生き物も出てきます。

前回の旧ビオトープよりも、ミミズをはじめ、土壌動物が数多く確認できました。


分解者のダンゴムシも数多い。


今週も陸貝が見つかりました。🐚


さらに、コウガイビルも見つかりました。

コウガイビルは、プラナリアです。


4限目は、アメリカ・テキサスの大学から、見学者も見えました。


実習の様子を見ていかれましたが、「なんてリッチな土壌なの!」と驚かれていました。


小生からは、最近の論文をお渡ししました。


農大構内の土壌でも意外な発見ができたかな?


実習後、5限は大学院の入試説明会。

二回目となる今回は、14名の学生が参加しました。


院試は7月13日(土)。

大学院林学専攻は、みなさんをお待ちしています。


夕方6時の学部会議室。

抹茶のお菓子3種で、お茶をいただきました。