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バットマンの最大の敵ジョーカーを主役にした作品。
アメコミ映画の極北『ダークナイト』と前後して出版され、
絵師リー・ベルメホの創造したそのジョーカー像の裂けた口の造形と虚無的な行動の偶然のカブりは、
イヤが上でも亡くなってしまったヒース・レジャーの破滅的演技を思い起こしてしまいます。

読者はこの物語の「ヒーロー」であるジョーカーの活躍にワクワクしてしまう事必至です。
バットマンは物語の終盤にしか登場しません。
ジョーカーの存在理由としてのバットマンの登場。
このお話の終わりは始まりでもあるのです。

これは数あるバットマン作品の中でも傑作に入る作品です。

【あらすじ】
アーカムアサイラムを出所したジョーカー。
マフィア末端のチンピラでジョーカーのような大きな力に憧れるジョニー・フロストのみが迎えに現れる。
ジョーカー不在の間にマフィアは彼の縄張りを荒らしていた。
ジョーカーは彼に付いたジョニーの思惑を超える行動で裏切り者を残虐に始末し、
それを目の当たりにしたジョニーの思いは揺れ動いていく。

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待たれていたBDの巨匠エンキ・ビラルの代表作『モンスター』の完訳版。
かつて一部だけ訳されて放置、
ファンをイライラさせてくれたのです。

メビウスとは違ったエンキ・ビラルの独特の画は、リアルな世界でありながら、どこか幻想的という。

かなり難解な物語ですが、画の威力で最後まで突き進む事ができます。
ダークな物語は奇跡的なハッピーエンドに向かいます。

本国での本書刊行の二年後にアメリカの同時多発テロが起こり、
物語中で起こるハプニングアートとしてのテロが同時多発テロとどうしても被ってしまいます。
物語の鍵である芸術家ウォー・ホール(アンディに非ず)とビン・ラディンがどうしても重なってしまうのです。

究極の悪を為した怪物こそが究極の救世主になると考えると恐ろしい。

【あらすじ】
2006年、ナイキはその驚異的な記憶力により過去を蘇らせ、自分の生まれた1993年の戦火のサラエヴォでの出来事を思い出す。生まれて数日後に同じベットで出会ったアミールとレイラの事、彼らを生涯守ると誓った事・・・
様々な宗教が覇権を争う時代、ナイキは離れ離れになった二人を探し出そうとするが、意図せずして世界規模の闘争に巻き込まれてしまう。
この争いはある謎めいたモンスターによって操られたものだった。
台湾でスピルバーグとトム・ハンクスの『ターミナル』を現実に体現した中正(ゾンゼン)さん
(中正さんのブログ『日籍部落客・中正の亞洲(アジア)流浪記』http://blog.livedoor.jp/die_doors/
のお誘いで
二回目の東町待合楽団ライブ。
しかし残念ながら中正さんは体調不良の為欠席でした・・・

東町待合楽団
http://gaju-maru.net/
彼らのアルバム『S.O・S』で歌われる「夜の喫茶店」こと西元町にある「のらまる食堂」の2階でのライブでした。
ここ本当に屋根裏みたいな部屋です。
そこにお客さんたちがダラっと座って聴くという。
心地いい空間です。
(ただ昨日は腰が炸裂してたので・・・・)
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前にも申しましたが、いつもはラウドな曲を聴いている私にもグッと来る曲たちを演ってくれるのですよ。
画が浮かんでくる曲ですね。

今回は狭い会場なんでほぼアンプラグドな生音。
いいですぜ。
感想とか難しいですねぇ・・
こればっかりは聴いていただかないとわからない・・・

やっぱりライブがいいですね。

今回は他にもバンド出てはったのですが、音音音音(ねえねえおとおと)さん、最高でした。
もっとノリノリたかったのですが、もうおっさんなんで許して下さい。
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「絶望なんかしたくない」
http://www.youtube.com/watch?v=ox9oumPmpgg&feature=related

(写真暗くてすみません)
職場の最寄り駅がJR神戸駅。
柳原戎神社はお隣の兵庫駅にございます。
毎年10日にはここにお参りします。
私、実は1月10日が誕生日なんで何かご利益でもあるだろうと言う狙いです。
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(お供えのマグロにお賽銭がひっつくと良いらしいです)
で、
これが楽しみなんです。
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サザエのつぼ焼き。

いえ正確には
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サザエのつぼ焼きと熱燗。

幸せじゃ。
神戸市の北方、六甲山を越えて有馬温泉や小野や三田へと向かう神戸電鉄。
日本一の高料金という噂の鉄道です。
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粟生方面と三田方面の合流する駅「鈴蘭台駅」の近くにある
「う丼」さんのこんぶうどんのセット。
これで450円。
近所の高校生たちのご用達のお店です。
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「西鈴蘭台駅」周辺の「土筆庵」さん
知る人ぞ知るであろう住宅街にひっそりとあるお店。
かなりな本格的なお店がこんなとこに!と言う感じです。
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「箕谷駅」周辺「いけや食堂」さん。
これまたこんなとこにこんな良いお店が!という。
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願えば一つ必ずかなうという噂の「やきもち地蔵」近く
「吉まん」さん。
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オチは寒いと毎日うどんかそばを食いたくなるという事ですな。

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神戸電鉄と言いながら写真がないとアレなんで・・・・
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この後、炊き出しのぜんざいいただきました。
誰かが言っておりました。
「サイコサスペンス」と言う言葉は本来トマス・ハリスの作品のみを指すものである。と。

『レッドドラゴン』。
原作・映画とも大ヒットして、アカデミー賞までかっさらった『羊たちの沈黙』の以前の話です。
実は同じ原作で二回映画化されております。
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最初の映画化はTVシリーズ『マイアミバイス』の創作者であり『ヒート』や『コラテラル』の男の映画を撮る続ける監督マイケル・マンの手で『MANHUNTER』のタイトルで為されました。
ロードショー誌で掲載された情報で興味を持った私は早川書房から出ていた原作を買い求めました。
ハードカバーしかなく当時はツラかったんですが、それだけの価値ある読書体験でしたよ。
ハンニバル・レクター博士はここで初登場するのです。

地方スプラッシュでひっそり公開されたその作品は『刑事グラハム 凍りついた欲望』(主人公はウィル・グレアムと言う名なんですが、タイトルはグレアムでは無くグラハムでした)のタイトルでした。

その後、『羊たちの沈黙』がヒットした際にこっそりと『レクター博士の沈黙』という身も蓋も無いタイトルで再発売となりました(商魂たくましい)。

そもそもこの作品タイトル決定には色々あり、まず原題の『レッド・ドラゴン/RED DRAGON』でいくはずが、この作品を製作するラウレンティスが同じく製作するマイケル・チミノの『イヤー・オブ・ザ・ドラゴン』と公開が重なってしまい、混同をさけるために『MANHUNTER』となったとのことです。

殺人鬼であるダラハイドの造形は素晴らしくロードショウ誌にのった、顔の半分にストッキングを被っている刺青姿の彼の写真を見て感じる物がありました。あの写真を見て原作を購入を決めたくらいです。 
よほどマイケル・マンはこのネタが気に入ったのか、『マイアミ・バイス』でもドン・ジョンソン演じるソニー・クロケット刑事が捜査に入り込みすぎ、犯人に同化しかけるというエピソードを作っていましたた。

泣かず飛ばずだった『MANHUNTER』、製作者ディノ・デ・ラウレンティスは権利を手放しました。
しかしその後の『羊たちの沈黙』の成功でラウレンティスは地団駄を踏んだのは想像に難くないです。
原作者のトマス・ハリスが続編を書くと発表すれば、書きあがる前に速攻映画化権を買い、『ハンニバル』として映画化。
そして心残りの『レッド・ドラゴン』をアンソニー・ホプキンス主演で作り直さなければ死ねない事に気付いたのでしょう。
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彼はやる男です。
グレアムはエドワード・ノートン、ダラハイドはレイフ・ファインズ、勿論レクターはアンソニー・ホプキンス!紛れも無い超大作として完成しました。

実は撮影監督は両作品同じダンテ・スピノッティ。同じ話の映画を二本撮った撮影監督の苦労は大したものだっただろうと思います。同じ話で一回イメージした絵は使えないでしょうから。

【あらすじ】
連続殺人犯でありながら天才精神科博士ハンニバル・レクターを逮捕したFBI捜査官ウィル・グレアムは、その後引退し、妻子とひっそりと暮らしていた。
目下世間を騒がせながら一向に手掛かりをつかめない連続一家殺人事件に業を煮やしたかつてのFBIの上司ジャック・クロフォードはウィルに助けを求める。
ウィルは全体像をつかめない事件に収監されたレクター博士に助言を求めるが、レクターへのファンレターにはこの事件の犯人からのものも混じっていた。
そしてレクターはそれに気付いていた。

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とにかく美しいメビウスの画。
あれだけ描き込んでいてもシンプルな印象を与えると言う、
目指そうにもムリです。

70年代のロックを聴いてきた人々にこそ読んでほしい、ニューエイジな悪く言えば古臭いホドロフスキーのストーリーのスペースオペラ。
繰り返すようですが、メビウスの画で今の時代でも耐えうるものになっているのです。
読み飛ばさずに画を一枚一枚ゆっくりと観てほしいです。
1コマあたりの情報量は並大抵ではありません。

【あらすじ】
R級ライセンスを持つさえない私立探偵ジョン・ディフールは、ひょんなことから宇宙の命運を司ると言われる謎の生命体『アンカル』を手に入れる。アンカルをめぐり、政府、ゲリラ組織、宇宙征服を企む異星人など、様々な思惑が交差し、ジョンは図らずとも光と闇をめぐる壮大な宇宙抗争に巻き込まれていく・・・
(帯より抜粋)

主人公ジョンのキャラ設定が最高です。
やはり世界を救うのはボンクラなのです。

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CGのドラゴンがそれはもうそこにいるとしか思えない存在感でした。
この作品の少し前、CGIで恐竜を創造した『ジュラシックパーク』はTレックスの恐怖感はあれど、それが感情表現すると言う事はりませんでしたよ。
この作品ではドラゴンがとぼけるわ、スネるわ。
つまりは演技していると。
人間であればおっさんなドラゴンなんです。
その声を演じるのがかのショーン・コネリー翁!
もう完璧です。何ならアカデミー助演男優賞くらいあげても良かったんでは!と思います。

【あらすじ】「10世紀のイングランド。騎士ボーエンはある暴君が治めている国で王子の教育係をつとめていた。王の暴政に耐えかねた領民が一揆を起こし、王はこれに単身立ち向かうが倒される。王の後を追ったボウエンとアイノン王子だがアイノンが刺されて瀕死の重傷を負ってしまう。息子を救いたい一心の王女はドラゴンが住むという伝説の洞窟でドラゴンに懇願、高潔な王になるという約束でドラゴンは自らの心臓の半分をアイノンに与え、蘇生させる。12年後、成長したアイノンは父のような冷酷な暴君に成長。これをドラゴンの心臓のせいだと思い込んだボーエンはドラゴンスレイヤーとなり世界中のドラゴンを倒しまくり、残るは最後の一匹となった。それはドレイコと言う名のアイノンに心臓の半分を与えたそのドラゴンだった。」

デニス・クエイドの騎士。高貴だが、ドラゴンと共に詐欺をし、故ピート・ポストレスウェイトの胡散くさい坊主。ディナ・メイヤーの強いヒロイン。
ドラゴンにあれだけやられたら、人間のキャラも立たせないとマズイです。
ディナ・メイヤーはこの頃『スターシップ・トゥルーパーズ』でもいい脱ぎっぷり、いや、いいところを見せ、ジャンルファンには人気でした。

監督はロブ・コーエン。インタビューとか読むとこの人変な人です(多分オネェ系)。
ロブさん、何故かこの頃連投でしたね。しかもすべて結構壮大なアクションものばかりという。
信じれる男でした。
最近静かなのは何故でしょう・・・
日本でオネェで活躍すればよろしい。