板門店ツアー①

 

初の韓国のメインイベントはこの板門店ツアーです。

現在は諸事情により,軍事境界線まで行くツアーはないと思います(今調べた)。

 

ソフィテルアンバサダーに集合

集合場所は3号線東大入口駅すぐのソフィテルアンバサダーホテル(多分今はもうないか名前が変わってる)で,どこにあるかも分からないので,プレジデントホテルからタクシーに乗った。

 

運転手に「ソフィテルアンバサダー」と言っても通じなかったので「ソピテルエンベセド」と言ったら通じた笑

 

ツアーはこのホテルから大型バス2台で板門店に向かいます。

1号車は日本人,2号車は西洋人中心。総勢30~40人。

 

ホテルで受付を済ませ,指定の座席に座ります。

 

9:30きっかりに出発するので,遅刻した場合は参加できません。

点呼もしません。

 

軍事境界線という政治的にも非常にデリケートな場所に向かう決して楽しいツアーではないので,バスの中でガイドさんが各種注意事項を説明してくれました。

 

日本人専用のバスだったので,日本語の堪能な韓国人女性がガイドでした。

 

①バスの中では決して立たないこと

②途中休憩しますが,指定時刻になったら点呼も取らずに出発する

 

など。

 

立ってはいけない理由は,もし板門店の中でそのようなことが起こるとバスの中で暴動などの異常事態が発生したと思われ,北朝鮮側に刺激を与えて不測の事態が起こる可能性があるので,絶対に着席したままでいてください,と。

 

注意事項が終わるとガイドさんは歴史的な話を含めて板門店の話を分かりやすく説明してくれました。

 

行きのバスの中では,一番前に座っていた学生風の男子2名がガイドさんの説明に対してイェ~イ!などとノリがよく元気だったのですが・・・(後でひどい目に遭う)

 

臨津閣(イムジンガク)

途中,トイレ休憩を兼ねて高速のSAのような臨津閣に立ち寄りました。

20分ぐらいの時間が与えられたのですが,ガイドさんが

 

何時何分ちょうどに発車します。乗っていない人は置いていきます。

 

と宣言。

 

あとでわかったことですが,2号車のアメリカ人2名が間に合わず置いていかれ,帰りに拾われました。

 

 

 

 

 

 

海が見えますが,国境付近なのでしっかりと歩哨が詰めています。

 

昼食(プルコギ)

ドライブインみたいな場所で,修学旅行の昼食会場みたいな感じでした。

ツアーには多くの方が2名1組で参加していましたが,自分はたった一人なのでただひたすら食べるだけ。

 

プルコギでしたが美味しかったです。

 

 

 

検問

なにせ向かうのは”戦争中の相手国との軍事境界線”。

 

不測の事態を避けるために検問も徹底しています。

同乗していた武装憲兵が「バスから降りてください」と。

 

バスの前に全員が一列に並ばされ,パスポートの写真と顔を見比べてチェックされます。

 

服装もアルファベットが目立つものはダメ,ジーンズもダメというアメリカナイズされた格好が徹底的にNGでした。

 

これは検問の行われた砂利の駐車場みたいなところ。

検問後はわずかな自由時間がありました(画像は私ではありません)。

 

 

つづく。

 

COEXに行った

 

ホテルプレジンデントは,ロッテとザ・プラザ,ウェスティン朝鮮の超有名ホテルに囲まれた位置にあります。

立地的には抜群です。

 

 

ホテルを出てロッテ方面へ歩き,かなり賑わっている地区(これが明洞だったというのは後で知った)をテキトーにぶらつきロッテホテルやプレジデントの位置関係を頭に叩き込みます。

 

 

さて,待ち合わせの14時。

 

無事合流できて,この日は江南の三成にあるCOEXに連れて行ってもらいました。

なので,おそらく乙支路入口から2号線に乗ったのだと思います。

 

 

当時,地下鉄の切符はまだ「切符」でした。

 

自動販売機もありましたが,窓口(今はその名残はありますが,無人ですよね)には係員もいて有人販売もしてました。

 

値段も多くの区間は500ウォンだったと記憶してますが,その売れ筋の500ウォン切符が無造作に大量においてあり,駅員はそれを指で押して滑らしてスル~っとよこすだけ。

(注:今調べたら2005年は900Wでした。なので記憶違い。100W硬貨だったんだと思います)

 

そして窓口にはお釣り用として大量の500ウォン硬貨も無造作においてありました。

(日本ではありえない笑

 

 

さて,COEXの水族館へ行った。

↑借り物

 

↑借り物

 

上の電話ボックスは記憶にある。

 

水族館の1ショット(200万画素のデジカメで撮影)

 

 

COEXのどこかの飲食店で何かを食べた(何かは忘れた)。

 

女性は日本(名古屋)で仕事をしていて,帰省のために1か月ほど帰国したようでした。

なので基本,暇笑

 

とはいうものの,2日も付き合ってくれて,なんで?と聞いたら

 

なんか,面白い爆  笑

 

どういう意味やねん笑い泣き

 

明日は何するの?

 

明日は板門店ツアー。

朝9:30にホテルソフィテルアンバサダー(東大入口)に集合して,帰りは明洞のロッテに夕方5:30ぐらいに戻ってくる予定。

 

それって韓国人も行けるの?

 

多分ダメだと思う。

 

そうなんだ。一緒に行けたらよかったのに。

じゃあ,夕方6時にまたロッテで会いましょう。

 

マジか!

 

 

ちなみに板門店ツアーには韓国人は参加できません。

軍事境界線にある建物内に入るので,チャンス?があれば脱南(する人いるの?)や脱北できてしまうからだと思います。

 

あくまで第3国の観光客しか参加できません。

 

とにかく遠足のようなツアーでほぼ1日がつぶれますが,その後はまた夕食をご一緒できるのでそれも待ち遠しいし,非常にありがたい。

 

つづく

 

 

部屋の電話に出てみた

 

初の海外旅行。

 

異国の地のホテルで寝ていたところ,枕元の電話が鳴るという怪奇現象滝汗

 

俺の裸を見た掃除のおばちゃんから苦情でも入ったのか,ホテルの管理人か誰かに叱られると思って受話器を耳に当てると

 

 

今日はどこへ行くの?

 

びっくりびっくりびっくりびっくりびっくりびっくり

?????

 

声でわかったのですが,昨日一緒に食事をした女性でした。

 

え?なんで分かったの?

 

昨日,28階って言ってたじゃん。

 

そういえばそうだね。。。

でも部屋の番号は言ってないよね

 

28階に泊っている「うどんこんという日本人につないでください」って言ったらつながった。

 

そうなんだ笑

明日は板門店のツアーに行くけど今日は何にもないよ。

 

じゃあ今からロッテに行くから14時ぐらいにそこで会いましょう。

いいでしょ?

 

ロッテのどこですか?

 

バスが停まったところなら分かるでしょ?

 

はい。わかりました。

 

とまあ,かなりというか完璧な想定外の展開。

不安な異国でツアーコンダクターに恵まれた笑

 

というのは冗談で,本当に嬉しいことに2日目もお世話になるのでしたニコニコニコニコ

 

考えてみたら,もし俺が普通に起きて,10時ごろにホテルを出て,テキトーに街をぶらついていたら電話には出られなかったんだよな~。

 

まあでも,そうなったらまた夜にでも電話してきたかもしれませんが。

 

時刻は12時半。

待ち合わせまでちょっと時間がある。

ホテルを出て散策してみよう。


つづく。