部屋の電話に出てみた
初の海外旅行。
異国の地のホテルで寝ていたところ,枕元の電話が鳴るという怪奇現象
俺の裸を見た掃除のおばちゃんから苦情でも入ったのか,ホテルの管理人か誰かに叱られると思って受話器を耳に当てると
今日はどこへ行くの?
?????
声でわかったのですが,昨日一緒に食事をした女性でした。
え?なんで分かったの?
昨日,28階って言ってたじゃん。
そういえばそうだね。。。
でも部屋の番号は言ってないよね
28階に泊っている「うどんこんという日本人につないでください」って言ったらつながった。
そうなんだ
明日は板門店のツアーに行くけど今日は何にもないよ。
じゃあ今からロッテに行くから14時ぐらいにそこで会いましょう。
いいでしょ?
ロッテのどこですか?
バスが停まったところなら分かるでしょ?
はい。わかりました。
とまあ,かなりというか完璧な想定外の展開。
不安な異国でツアーコンダクターに恵まれた
というのは冗談で,本当に嬉しいことに2日目もお世話になるのでした。
考えてみたら,もし俺が普通に起きて,10時ごろにホテルを出て,テキトーに街をぶらついていたら電話には出られなかったんだよな~。
まあでも,そうなったらまた夜にでも電話してきたかもしれませんが。
時刻は12時半。
待ち合わせまでちょっと時間がある。
ホテルを出て散策してみよう。
つづく。