出逢えたのには

理由はいらなかったのに

別れる時は

ひたすら理由を欲しがっている


恋といえば恋で

違うと言われればそんな気もする

形にする前に

言葉にする前に

終わってしまった関係だった


君は今日もいつものように

同じ職場で働いている

だけど僕だけが知ってる

君を見ることはもうない


あの日なぜか合った目

人はいいことにばかり

運命を感じるのだろう

知らせたい悩み

知られたくない内容

他人にはみみっちくて

自分には絶対的な


こんな悩みと長く付き合うなんて

思いもしなかった

もっと高尚なことで

悩んでいたかった


明日の仕事中とかに

姿を見せないでくれと思いつつ

手放す勇気も持てずにいる

僕から生まれいずる悩み

拭い去ることはできない

生まれてきた理由を


もみ消すことはできない

今にたどり着いたルーツを


巻き戻せないことばかりが

僕の心を過ぎり

あなたを不安にさせる


太陽には見えない

影に付着した過去が


あなたを安心させたくて

見せた笑顔に

自分がほっとしている

時間がない時間がない

食べている時間がない

眠っている時間がない

趣味をする時間がない


遊んでいる場合じゃない

働いてる場合じゃない

泣いている場合じゃない

こらえている場合じゃない


時間がない時間がない

考える時間がない

振り返る時間がない

無になる時間がない

「時間がない」と言ってる

時間がない

だけど過ぎていく

時間は確かにある


今日が逃げ去ろうとしている

明日が姿を見せ始める

時間がない時間がない

天才芸術家の悩みは
凡人には分からない
凡人が芸術家でいることの悩みは
それ以上に理解されない

迷いの中に芸術はあると
破壊の果てに芸術はあると
生死の境目に芸術はあると
芸術論を表現した時点で
どこかありきたりなものに映る

解き放てない発想に
もがきゆく様はまさに芸術
それもどこかで見た模倣のようで

僕らの時は後戻りできないのだと

衰えゆく体は少しずつ教えてる


一つの生き方を選んできた

二つ目の生き方を頭によぎらせながら


幸せの大きさは計ることができない

死をもってしても


虚無とかけがえなさの狭間で

揺れる小さな命


死がもたらすものを知らない

その向こうにある世界などもっとだ


「永遠」と呼ばれる眠りについても

いつか叩き起こされる日が来るかもしれない

言葉よ

どうか

響いておくれ


青春が書き連ねた

未熟な単語の羅列を

音楽に乗せておくれ


楽しい歌詞に

切ないバラードを

悲しい歌詞に

激しいロックを


混ざり合えぬ感情を

かき混ぜて

言葉にならないものを

伝えるから


僕が受け取った何かが

ただの心になる前に

誰かの耳に届けるから

ないはずの

モチベーションで

こなす仕事


頭の上に

重しが乗っかって

ため息が溢れ出る


心が段差に

引っ掛かって

越えられずとも

崩れ去る一日


僕の手から

離れた今日よ

上手いこと

明日につながれ


「もう無理」を

繰り返して

また次の日も

しなやかに

鍛え上げられた体は

向かう宛てを知ってる


その日その場所

あらゆる場面を想定した

柔軟で強靭なイメージ


体を捉えられる心を

心に追いつける体を

互いに近づいて

重なり合う時間を


体を研ぎ澄ませて

訪れる第六感を

待ち受ける


勝つよりも

得るよりも

この一瞬に動く

手足に任せて

満面になれない

笑顔の代わりになれる

言葉なんかなくて

僕の喜びはどこか

苦笑いしている


いつも笑顔の君が

放った意味深な言葉に

僕の感情が凍りつく

君の笑顔は何か

大事なものを隠してる