パソコンが
変換し間違えた言葉が
何故か心にしっくりとくる

ああ こんなふうにして
新しい言葉は
生まれるのかもしれないって

嬉しくなって
検索してみたら
何千件もヒットしてしまった
「心具」という言葉
今月は2004年最後の月ということで、「現在詩」と題して2004年にあったことや個人的に印象に残った言葉を元に詩を書きたいと思っています。
心臓が鳴っている
胃が溶かしている

それぞれが
それぞれに呼吸して

血が繋がっている
空気が流れている

お互いが
お互いを呼吸しあい

こうして生きている
僕という不思議
ありふれた毎日の
風景が豊かであるように

裸になった木々達に
街は光を着飾らせていく

やって来た特別な一日が
より特別でありますように

持ち帰ったケーキに
僕らは火を灯して

ささやかでにぎやかな
クラッカーを鳴らすよ
内臓まで
差し込んできそうな光

骨の隅々を
余すことなく震わせる風だ

交錯する
想いや音や概念たち

形のないものに
形づくられた僕が

求め続ける
揺らぎのないもの

涙じゃなく
こみ上げてくるもの

笑顔じゃなく
こぼれてくるもの

言葉の中で
育った僕に

言葉の外で
生まれた感情

もどかしさで
世界は動いている
鍛えられてない優しさだから
僕は不自然になる

落し物を手渡す
右手が震えてる

受け取る君の左手は
触れてもないのに暖かい

幾つもの震えを
乗り越えて磨いてきた

手のひらの柔らかさを
感じるから
まっさらな心に
忍び込めるものだけ

本当に大切なものだけ
すくい取ろうとして

網の目を
どんどん細かくしても

どれも引っかかってしまう
僕のアンテナ

いらない宝物で
いっぱいの部屋
訪れる幸運は
限りあるような気がして

いいことが
いいことに思えない

使い果たしてしまうのが
怖くて

生まれてきた情熱を
上手く使えない

自分のためにも
誰かのためにも
何処からか
僕の色は生まれて

様々な色と混じり合うことで
今の僕がいる

幼いあの日の
原色に憧れても

元に戻せない
時のパレットだから

未知の色に出逢うために
再び絵の具を垂らす