内山の実践学・実戦学 -844ページ目

「何の為に」を常に問いかけよう!


今日は、本社の吉岡信之部長の日報を紹介します。

さわやか倶楽部の社員教育を統括してくれています。

会議でもいつも元気よく、真夏でも容赦なく、熱く語りかけてくれます。



経営戦略会議の中で、

すべての業務には目的があり、それを理解した上で行なわなければ、

指示されたからやるという仕事では仕事の質に差が出て来ることを、

防火避難訓練を例に挙げて説明しました。


法律では、年に2回実施するようになっています。

さわやか倶楽部では、毎月実施するようになっています。


初期消火では、

消火器の使い方、散水栓の使い方が分かっているか、

消防署への緊急通報装置の使い方が分かっているか、

職員の連絡網も施設から近い職員から作られているか、

また、自分が誰から受けて、誰に連絡するかがわかっているか、

近隣の方々との連携はどうか、

各フロアに近隣の方の電話番号が分かるようになっており、

いざというときに手助けに来ていただけるようになっているか等を確認しました。


全員が出来ている状況ではありませんでしたので、

避難訓練の目的を考えていけば、色々やるべきことが見えてくることを伝え、

「what for」の重要性を説明しました。


現場に持ち帰って指導してくれることと思います。



吉岡部長、ありがとうございます。

毎月の消防訓練も、慣れてくるとマンネリ化してしまい、

その意味や重要性が薄れてしまうのではないかと、私も心配しています。


もう一度全員でその意味を考え、万が一火災や事故が発生したときに、

それぞれがベストの行動を取れるような準備をしていく必要があります。


今日の会議は、

各施設の管理者が改めて防災に対する認識を深める良い機会になったことでしょう。

ただし、そこで満足しては意味がありません。


会議の参加者が各施設で職員に内容をしっかり落とし込みできて、

はじめて「何の為の会議か」という意味を皆が理解できたことになります。


会議や勉強会で持ち帰った内容は、1つずつ確実に改善につなげていくよう、

見回りや監査を通じて再確認を行ってください。

防火避難訓練や会議、勉強会に限らず、

何の仕事にしても、すべてに意味があり、

周囲の人との関係性や前後の業務とのつながりを意識して取組むことで、

自発性と責任感が生まれます。


「what for?」「何の為に」と常に自分に問いかけながら、

今よりもっと質の高い仕事、お客様に喜ばれるサービスを模索し、

実現していくことこそが、本当の仕事の楽しみです。