アン•テジン(映画「梟 フクロウ」) | 内田也子のブログ

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世子は、帰国後まもなく病にかかり、命を落とした。彼の全身は黒く変色し、目や耳、鼻、口から血を流した。
側近たちは、彼の顔の変色の原因を特定できなかったが、彼は薬物中毒によって亡くなったかのように見えた。(朝鮮王朝実録1645年6月27日)抜粋

1636年、清の大軍によって臣下たちと共に南漢山城に追い詰められた王は、敗北を認めて清の皇帝の前に跪き、ソヒョン世子らを人質にとられていたのだった。(映画「天命の城」(2017)で描かれているとのことです)

映画「梟 フクロウ」は、人質だった世子が8年ぶりに朝鮮王朝に戻って来たところから物語が動き出します。

史実に残された"怪奇の死"にまつわる歴史的な謎に、斬新なイマジネーションを加え誕生した「梟 フクロウ」。
"盲目の目撃者"が謎めいた死の真相を暴くために常闇を奔走する予測不可能な物語。



「梟 フクロウ」


監督 アン•テジン

2022年 韓国 118分


キャスト

リュ•ジュンヨル / パク•ミョンフン

ユ•ヘジン   /  キム•ソンチョル

チェ•ムソン /   アン•ウンジン

チョ•ヨンハ  /  チョ•ユンソ




盲目の天才鍼医ギョンスは、病の弟を救うため、誰にも言えない秘密を抱えながら宮廷で働いている。しかし、ある夜、王の子(世子)の死を目撃し、恐ろしくも悍ましい真実に直面する。




盲目のギョンスが幼い子どもを背負って追ってから逃れるように走る姿。そこには目が眩むような朝日が宮廷を照らしていました。


この挿入シーンがどこに繋がっているのか?

そのパズルが解けた時、あ〜ここに辿り着くのか〜と、、ニクイ。


しかし、そこで終わらせないのが韓国流。裏切りに次ぐ裏切りが。


追われるギョンスが目撃した真実とは?

そしてギョンスの運命は?


「昼盲症」という病が鍵を握っているのですが、さすが、アジアの映画大国韓国の俳優陣ですね。


韓国映画賞、25冠!韓国最高のスタッフが集結し、闇と光を映像に映し出したこの作品を、ぜひ体感してみて下さい。


アン•テジン監督の、初監督作品とのことです。


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