川越市の入間川左岸、河越館跡地で河越流鏑馬(かわごえ やぶさめ)が3年ぶりに開催されました。早朝だったので準備のみですが、現地の様子を載せておきます。
会場全景
リハーサル中。矢は万一外しても危なくないように先端がこぶ状になっています
なお来週27日には「小江戸川越ハーフマラソン」(これも3年ぶり)が開催されます。
8日の皆既月食。20時少し前くらいに換算2,000mmレンズのニコンP900で撮影。普通の満月ならきれいに写るんだけど、月食時の赤銅色の状態だと露光時間が長めになり、ザラザラのっぺりとした、いわゆる「塗り絵」になってしまうのは豆粒センサー故の宿命か。
この月食の最中に向こう側を天王星が通過したそうだ。周囲に星がいくつか写りこんでいるが、これらがそれかどうかは分からない。以前この現象が見られたのは実に442年前、1580年とのことで、本能寺の変の2年前、信長の時代というから驚く。だが138億年だかの宇宙の歴史から見ればほんの一瞬の出来事であるに違いない。まさに天文学的なスケールにロマンを感じさせられる。雲1つない絶好の観測日和ということもあり、会社帰りに駅から出たらみんなスマホを空向けて撮影してたのが印象的だった。
2回目の川口花火大会。コロナ前の第1回は5月だったが、今回は秋の開催でやはり3年ぶり。2週間前に北区花火会があったが、そのすぐ上流の荒川運動公園で開催。
今回は北区側の土手で撮影。北区花火会とは逆の構図だ。18:30からの開催だが、やや早めの16:30頃に現地に到着。風は東(右手)から吹いている。会場の様子を見てみる。2時間前なのでまだ有料席はほとんど入場していない。
打ち上げ筒はどこにあるのか対岸からは分からない
右岸側も最初はまったりしていたが、時刻が迫るに連れどんどん人が集まってくる。北区花火会の川口側よりずっと人出も多くなった。時間を見計らってトイレ休憩。付近にトイレがないので、埼京線北赤羽駅下の児童遊園まで行ってくる。自転車なら5分も掛らないが、「トイレどこですか?」と聞いている人が多かった。
警察も盛んに巡回したり、照明を用意したりと対策を徹底してる。自転車は土手の草むらに放っておいたのだが、それでも駄目なので防災センターの駐輪所へ持っていってくれと言われた。もう三脚とカメラセットして準備完了してるのに~。初回の時は何も言われなかったのだが。仕方なく一旦カメラを外して移動の準備をしていたら、隣のおばちゃんがカメラ見ててあげるから行ってらっしゃいと声掛けてくれた。ありがとう。自転車を置きに行く。300mほど上流へ向かったヘリポートの隣に臨時駐輪場が設けてあったのでそこに置く。
さて暗くなり開始時刻が近づく。対岸で和太鼓の演奏が始まる。今回はカウントダウンもあるので、対岸からも始まるのがはっきり分かった。右岸側でも一緒にカウントダウンしてる家族連れとかも見られた。
オープニング。わぁ、やっちゃったよ最初から露光し過ぎ真っ白
前回は音楽スターマインばかりで間合いが長く見ていて退屈な花火だったが、今回は単発を挟んだりしてテンポよく上がっている。ただ、単発を含め全体に音楽が流れるようになっており、これは賛否両論だったのではないだろうか。右岸では何か音楽が鳴ってるな程度にしか聞こえないし、それより近くを走る電車の轟音が気になってしまう。
今回はトラ(地上からの吹き上げ)に力が入ってる。対岸から見ると花火と位置がずれて見えるね
単発のスターマインも味があっていいと思う
地上付近でキラキラと輝く。これはこれできれいだ
フィナーレ。わぁ、またやっちゃった真っ白(笑)
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今回は単発を交えてテンポよく、初回に寄せられた意見を反映した構成になっており、十分楽しめる花火大会だった。今後も川口市の名物としての定着を期待したい。
コロナ禍の中、今年は4回も花火大会に行くことができた。その他の大会も、早く以前のように開催できる日が戻ってくるといいね。
正門。現地の案内板に貼られていた「都市計画練馬城址公園整備事業かわら版」(ネット上でも公開されている。https://www.kensetsu.metro.tokyo.lg.jp/jigyo/park/tokyo_kouen/kouen0172.html)によると、10月からエントランスゾーンの工事に着手とある。フェンスで閉ざされて間もなく1年になるが、いよいよ正門も解体されるのだろうか。なお同「かわら版」によるととしまえんのベンチを再利用したり、正門の一部をモニュメントとして活用と書かれている。発券所を1箇所くらい残すのかも知れない。
そして、とうとう11月からハイドロポリス解体に入るとのこと。プール周辺はまた当時を惜しむ人で賑やかになりそうだ。
正門の南側、向山庭園脇の通称どんぶり坂のところにある事務所入口が閉ざされた
変電所のところにプールを見渡せる場所があった。ロッカー室は瓦礫となり、波のプールにも砂利が敷かれ、もはやここにプールがあったとは思えない状態と化していた。
石川橋より。上記「かわら版」によれば、左岸のグランドだった部分は最も早く公園として開放されるようだ。とはいえ「令和5年度」という表記なっているので24年3月かも知れない…。
春日神社付近よりプール周辺。巨大な搬入路の様子や、からくり水工場がまだ残っているのが分かる。
この場所はフェンスが除去され見通しがよくなった。左の廃屋と相まって、ここに開渠の水路でもあればいい雰囲気だ。ハリーポッター館さえ見えなければね(苦笑)
このエリアの物流倉庫がなかなか解体されずに残っているのが気になる。上記「かわら版」によるとこの付近も公園になる予定。かつてはここもグランドであった。
昆虫館跡地。木が植えられ、新しく通路が整備されフェンスが張られ、昆虫館の面影も失われてゆく。
北区花火会も、3年ぶりに戻ってきた。
晴れ予報だったのにどんより空。雨降るなよと思いつつ現地へ向かう。夕方になって少し日が差すようになる。曇り空だが視界はよく、荒川の土手から富士山が見えている。
手前の煙突は光が丘清掃工場
埼玉南部は北風が吹いているので、風向きが変わらなければ左岸は風上になり都合よい。しかし羽田へ降りる旅客機は南向きなので、東京南部は南風が吹いているようだ(飛行機は離着陸とも必ず向かい風になるように滑走路の向きを合わせる)。
今回も左岸の川口側で撮影。18時開始と繰り上がっているので、17時少し前には現地に着くようにした。今年の会場は無料席がなく協賛者以外は入れないので、左岸側が混むかなと思ったが例年通りであった。三脚で場所取りした上で、やや下流の足立農業公園までトイレに行ってくる。
左岸はまったり
会場の様子を見てみる。今回は上記のように協賛者しか入れないので、これ本当に花火大会の会場かと思うくらい閑散としている。
打ち上げ現場。筒が何か所かに設置されており、花火師が打ち合わせ中
協賛席らしき場所。1時間前だけどこんなガラガラ。土手上にも椅子が並んでいる
普段無料席のところは立ち入り禁止
日没近い時間になって太陽が出てきた。羽田発着の旅客機も北向きに離陸するようになったので、都内全域とも北寄りの風になった模様。夕方の防災無線のチャイムが聞こえる。北区「夕焼け小焼け」(川越市10~3月と同じ音源)、川口市「赤とんぼ」であった。日が暮れると冷え込んでくる。昼間は暑かったが、厚着をしてきて正解であった。
夕日がきれいだ
その反対側では夕日に輝く東京スカイツリー®が美しい
今回は公式サイトにプログラムが全く公開されていない。会場で音楽が鳴り始める。協賛席のステージらしきところでライブが行われているらしく、レーザー光があちこちを照らす。その後、カウントダウンもなくいきなり花火が上がった。おいおい、18時からって書かれてるのにまだ18時になってないよ。オープニングは思い切り撮り損ねてしまった。
今回は音楽花火ばかりで曲と曲の間合いが長く、見ていて退屈な感じではあったが、それなりにいい玉も上がったので満足。単発は芸術玉のみであった。
イケブン社の花火は地上の仕掛けが凝っている
フィナーレは意外と呆気なく、え、もう終わり? って感じであった
動画は画角の都合で地上付近の仕掛けが余り写っていないがご了解を。芸術玉の部分は録音失敗したのでカメラで録音した音声(低音質)
帰りは下流へ向かい、鹿浜橋から環7通り。夜でも交通量が非常に多く自転車では余り走りたくない道だが、近場なこともあり20時前には帰宅できた。
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コロナ禍前に比べると規模縮小という感じは免れなかったが、北区花火会も帰ってきた。来年は他の都内の大会もいつものように開催できることを願う。
次の花火大会:川口花火大会(11月5日。今回のすぐ上流)
コロナ禍を乗り越え、「川越まつり」が帰ってきました。ユネスコ無形文化遺産・国指定重要無形民俗文化財に指定されている埼玉県最大の祭りです。今年は市政100年(川越は浦和より早く埼玉で最初に市政施行された市)ということで、無事開催に漕ぎつけて何よりです。とは言え多少規模を縮小しての開催らしく、今回は山車は路面には出るものの、練り歩かないとのことです。屋台も以前より少なめでした。
明け方まで雨でしたが、まつりの始まるころにはすっかり上がり、午後には晴れ間も出てきました。以下は15日朝、全部回れたわけではありませんが、交通規制になる前に撮影した各所の山車です(山車名は公式サイト(https://kitel.co.jp/kawagoematsuri/)より)。
川越駅に降り立った多くの人が最初に目にすると思われる脇田町 家康の山車
連雀町 道灌の山車
幸町 翁の山車(左)、小狐丸〈小鍛冶〉の山車
一番街 紅白幕でお祭りムードに 交通規制直前のため車も少なめ
喜多町 秀郷の山車
元町一丁目 牛若丸の山車
宮下町(氷川神社前) 日本武尊の山車
大手町 鈿女の山車
松江町二丁目 浦嶋の山車
三久保町 頼光の山車
川越市 猩猩の山車
元町二丁目 山王の山車
中原町 河越太郎重賴の山車
仲町 羅陵王の山車
末広町 高砂の山車
市街からやや離れたパンフに載っていない山車も 大塚新田(関越道川越IC付近) 頼朝の山車
川越に続き、こうのす花火大会も帰ってきた。19年は台風19号で荒川が大増水して中止となってしまったため(※こちら)、4年ぶりの開催となった。
今年は残念ながら3尺、4尺玉はなし。協賛も最低枠が15,000円となったため少し考えてしまったが、今回も協賛させていただいた。
素晴らしい晴天。雨の心配の全くない晴天での花火は久しぶりだ。先日の雨天での開催だった小江戸川越花火大会が気の毒になってしまう。いつものように新河岸川に沿って走る。
モコモコ綿菓子の浮いたきれいな空だ。新都心遠望(川越市、新河岸川渋井水門より)
入間大橋から荒川サイクリングロードに入るが、3日から工事のため通行止めになるところだった。こうのす花火まで待ってくれてありがとう。
右の鉄塔は東京中線2046
この付近に来るのは久しぶり。いつの間にかサイクリングロードが広がっており快適。
川島町、鳥羽井沼付近
吉見運動公園で右に曲がり糠田橋を渡る。糠田橋より荒川右岸。
鳳凰乱舞の尺玉の束が数カ所に見える
その傍ら、整然と並んでいるのは何だろう……
糠田橋より荒川左岸。
鳳凰乱舞以外の打ち上げ筒が並んでいる
同じ場所からズームで。
奥に鳳凰乱舞のセット、その手前には各種花火の打ち上げ筒が並んでいる。尺玉(黄色い大きな筒)も多数。
会場到着。16:50頃。既に入場は進んでおりスムーズだ。
今年は土手の斜面は養生のため立ち入り禁止
いつものように後方に陣取る。感染対策のため今回はシート間にやや空間が設けられておりゆったりだ。
17時、鴻巣市の夕方の音楽が鳴る。曲目は夕焼け小焼けだが、ピアノ、フルート、エレキギターのアレンジが新座市の「あの町この町」(※こちら)に似ており、同じ音源と思われる。以前は東京・東久留米市も同じ曲だった。
日の入り。糠田橋は渋滞が続いている。この渋滞は花火開催中から終了後までずっと続いていた。恐らく駐車場になかなか入れずに花火に間に合わなかった人も多かったのではないだろうか。
18時から商工会理事長の挨拶他が始まる。ここの花火はカウントダウンなくいきなり上がる。今回もそうで、撮影のタイミングをやや逃してしまった。
次にポケモンGOによるスペシャルドローンショーが始まる。これはプログラムには載っていない。糠田橋から見えた「整然と並んだ何か」はこのドローンだったのだ。以前も書いたが、筆者はポケモンの知識はほとんどない(キャラクターもピカチュウしか知らない)が、これは凄い。思わず見とれてしまった。以下、動画からの切り出し。
この鳥も、単に表示しているだけでなく、ちゃんとアニメーションして羽ばたいている
文字もばっちり。超密集して飛ぶ数100機のドローンを衝突することなくきちんと制御できる技術本当に凄い。一方で今後花火に変わってドローンショーが主体となるのではと恐れてしまった。
さて、花火本番。今年は34のプログラムで構成。
あいにく東向きのかなり強い風が吹いており、協賛席付近は風下。火薬の燃える臭いや燃えカスが降って来る。間合いを置いて煙が去るのを待ってから次のプログラムに移るのはいい配慮だ。
今回スターマインは最低でも3連。ラスト前にプログラムにはないサプライズスターマインもあった。
途中から間合いを取らずにバンバン打つようになる。県への届け出の関係か、20時終了は遵守しなければならないようだ。
ラストは鳳凰乱舞。3尺、4尺はないものの、尺玉300連発は半端ではない大迫力だ。
前回大好評だった千輪の連発
フィナーレ。ちょっとカメラ上向け過ぎたね(笑)
動画は全プログラム収録。ドローンショーに5分も割いてしまったため超ダイジェスト版。でもラストの鳳凰乱舞はノーカットで入れてある。
0:00 1 開幕の宴
0:15 ポケモンドローンショー
5:15 2 音楽コラボスターマイン
5:39 3 スターマイン
6:02 4 スターマイン
6:25 5 同時打ち(撮影失敗)
6:36 6 スターマイン
6:58 7 スターマイン
7:22 8 音と光のコラボレーション Pray for Japan
7:40 9 同時打ち
7:50 10 スターマイン
8:10 11 スターマイン
8:29 12 同時打ち
8:38 13 TEAM883
8:56 14 音楽コラボスターマイン
9:01 15 同時打ち
9:11 16 スターマイン
9:22 17 スターマイン
9:33 18 音楽コラボスターマイン
9:41 19 雷神
9:50 20 青年部特別プログラム 希望を夜空に
10:02 21 スターマイン
10:07 22 スターマイン
10:12 23 同時打ち
10:20 24 スターマイン
10:27 25 スターマイン
10:33 26 音楽コラボスターマイン
10:39 27 Shine Wave
10:45 28 スターマイン
10:50 29 音楽コラボスターマイン
10:54 30 同時打ち
10:59 (プログラム表記なし)スターマイン
11:03 31 みらいへのかがやき
11:08 32 音楽コラボスターマイン
11:19 33 黄金錦大乱舞
11:33 34 鳳凰乱舞
花火が終わったら、真っ先にトイレタイム。終わった直後が最も空いているのだ。日が暮れると急速に気温も下がるため冷えること冷えること(笑)。余談だがトイレは多数あっても手を洗う場所がない。コロナ禍だし、簡易の手洗い場も設けていただければと思う。場内には常設の水道が2箇所あるのでそこまで来て手を洗う。
帰路に付く。会場を出るまでが大変なのは毎度のこと。自転車置き場に辿り着き、三脚を荷台に縛って現地を出たのが20:22。糠田橋はずっと渋滞が続いている。車がずらっと並んでる傍らを気を付けて走る。
荒川サイクリングロードに入ったのが20:33。同じく帰路に付いて歩いている人が多い。明るいライトを点灯させる。何しろ街灯1つない真っ暗な自転車路なので、前照灯を3発装備している。歩行者の傍らを走ると「すげぇ明るい」と驚いていたりするが、彼らは筆者が都内まで自転車で帰るとは思ってもいないのではないだろうか。
さくら堤公園辺りまで来ると人影はすっかり見かけなくなる。その先の御成橋へ出る道は花火客で大渋滞だ。市野川を渡って川島町へ入る。この辺りが人気もなく回りは田んぼばかりで民家すらない最も怖い場所なのだが、冒頭に上げたように道が広がったお陰でとても走りやすくなった。
以後、ホンダエアポート21:08、伊佐沼21:32、南古谷駅21:45、ここからは県道113号をひた走る。この時間は車も少なく信号も少ないので快適だが、昼間は余り走りたくない道だ。
志木のいろは親水公園22:22、吹上観音(都県境)22:45、下赤塚駅23:00、23:09帰宅。先日の川越花火より早く帰宅できた。終わるのが1時間早いから当然ではあるか。走行距離101.50km、平均時速18.1km/hであった。
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コロナ禍を乗り越え、こうのすの花火も戻ってきた。3尺、4尺はないものの、他に予算を回せたのか、鳳凰乱舞以外の花火が充実していたように思う。何より今回はドローンショーの凄さに驚いた。いずれ3尺、4尺も打てて完全復活する日が来ることを願う。
次の花火大会:北区花火会(10月22日)
正門。置かれた資材が多少増減する程度でほとんど変わらない。
正門からズームでメイン通路。案内板は今も閉園当時のまま。
プール南側。なお現地の予定表によると、9~10月に掛けて波のプールの機械室が取り壊されるとのこと。
流れるプールとともにとしまえんプールの顔だったこの部分も、とうとう解体されてしまう。(19.8.1撮影)
南西部の変電施設。電線も撤去されており解体待ち(ここに給電していた送電線 豊島園線はこちら)
第5通用門。今年も柿が熟し始めた。
石川橋より
グランド北側
春日神社向かいの道路予定地
プールロッカー室跡。向こうにからくり水工場が寂しく残る。
お化け屋敷跡地。幕が撤去され更地が姿を現した。
旧カーメリーゴーランド付近からハリーポッター館。こんなところに戸建て?
旧トリックメイズ付近
昆虫館跡地
旧トイザらス。ハリーポッター館に合わせて黄色い外装になった
中之橋より
上記箇所よりズームで。旧ブラワーエンジン(アソブラボー)辺りに大きな盛り土がある。ハリーポッター館が建ってから外から様子が伺えないが、プール側のサイクロンやフリュームライドのレールはまだ残っているのだろうか。