まずはSSDの設置から。今回購入したSSDはリテール向けのBOX版なので、SSD本体の他に3.5"ベイ用マウンタ、ネジ類、電源・SATAケーブル、データ移行用ソフトと至れり尽くせりの内容だ。SPEED DEMONなんて書かれたシールも付いてる。

マウンタにネジ止めして筐体の3.5"ベイに取り付ける。電源とSATAケーブルを接続する。一緒に購入したメモリとBDドライブも取り付ける。久しぶりに開けた筐体なのでホコリがかなり溜まっている。これもいい加減に取り除かねばなるまい。

データのコピーは、付属のIntel Data Migration Softwareでも可能だが、今回はフリーウェアのEaseUS Todo Backupを利用した。これの利点は、コピーと同時にアライメント調整もできる点だ。よく知られているように、XPはパーティション開始位置が4,096の倍数に合っていないため、最近のHDD・SSDではパフォーマンス低下が起こる。ホームメニューからディスククローンを選び、コピー元とコピー先を指定する。中身が空っぽのドライブが今回購入したSSDだからすぐ分かる。コピーを開始する前に、下段にある「SSD用に最適化」をチェックする。

コピーが済んだらこれまで起動していたHDDを外して再起動する。アクセス音がないからか、劇的に速くなったような感じがしないのが残念だが、それでもはっきり体感できるほど起動時間は短くなった。ベンチマークを取ってみた。SATA2接続なのでSSDの速度をフルに発揮できないが、確かにHDDとは桁違いの数値が出ている。

アライメントの確認も行う。msinfo32を起動し、コンポーネント - 記憶域 - ディスクの順に辿り、パーティション開始オフセットが4,096の倍数であることを確認する。今回は最小値の4,096となっていた。

また、XPはSSDには対応できないため、時々手動で中身を最適化しなければならない。これにはIntel Solid-State Drive Toolboxというユーティリティを使用すれば行える。起動したら左上のIntel SSD Optimizerを選択すればいい。週に1度の使用を勧めるとのこと。

何だ、快適じゃないか。これならWindows 7なんて要らないよ。
……そうも言ってられないので、続いてWindows 7のインストールを行うが、それは次回で。