「墓じまいラプソディー」垣谷美雨著 22 | Ashlyが歩けば Ⅱ

Ashlyが歩けば Ⅱ

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ラプソディーというのは狂詩曲という意味のようで、曲は思い浮かびませんが、漢字の感じがこの小説そのものでした。

光代は、母が亡くなる直前に遺言を託される。

「夫の家の墓には入りたくない。夫とは絶対一緒に眠りたくない。樹木葬にしてほしい。」と。

光代の実家は田舎ではそれなりに由緒ある家。

元校長だった父親のお気に入りっ子だった光代は、母の死の床での父への愛想づかしのような遺言を誰にも言えず懊悩していた。

しかし、49日を迎えようとして、いよいよ最後の決断をしなければならなくなった。

 

当たり前のように一族で墓を守って来た日本人。

現代になり、少子化や核家族化でそれが難しくなっている現状がテーマです。

墓から夫婦別姓への問題定義にもなってます。

とても驚いたのは、イギリスでは結婚の時、姓を選べるし、全く違う姓でも良く、さらにいつでもファーストネームもファミリーネームも変えられるんだって。

それはそれで犯罪歴を隠したりの問題もあると思うけど。

 

今年一番のドクダミ茶出来ました。

生の時とは違う香りで私は飲めます。

 

庭の一隅に勝手に咲いた花。

清楚で大きくてなかなか良いと思ったのですが、写真を撮ってチェックしたら、ただの玉ねぎの花と出てきてがっかりです。