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内寸と外寸


設計するときに気をつけなければいけないことのひとつに
「外寸か内寸か?」ということがあります。
内寸とは箱の内側の寸法で外寸とは箱の外側の寸法になります。
通常の生地設計の場合、内寸を基準にすることが多いです。
これは、生地の折り曲げ部分が関係しているのですが、
基本半切れで処理することが多いために内寸基準になります。
これは、半切れのつながった部分が内側にくるからです。
それと逆に外寸基準になるのがVカットです。

このため、設計時の考え方が違ってきます。
外寸基準と内寸基準とがどれだけ違うのかといえば
生地(心材)が薄い場合には何とかなることもありますが
生地が1.5mmとか2mmなど厚くなると大きく違ってきます。

コピーで得ること

素材の違いは当然設計の違いになります。
金属とプラスチックと木材と紙とでは剛性も重さなどの特性が
まったく違います。
ただ、別素材で作られたものを紙でそのままコピーすることは
無駄にはなりません。
元素材との違いはあってもその形になる必要性を知ることによって
紙素材での表現も決まってきます。
そのため、まるっきりゼロから設計するよりショートカットすることが可能になります。
コピーした後に紙の特性を加味した設計にすり合わせていくのですが、
この段階で紙素材だけ見ていると出てこなかったアイデアが出ることが
結構あります。
そういったノウハウは別の機会に生かすこともできたりするんで
馬鹿にできません。

工場見学

昨日は、沼津の日本ベルト工業さんへ工場見学に行きました。

県同友会の経営情報化委員会でITを
活用している企業に訪問して
勉強するのが目的でした。

日本ベルト工業さんは、
ベルトコンベアーを繋げて輪っかにしたり
ベルトにいろんな加工を施すのが仕事ですが、
材料を仕入れて、それを加工して
出荷するという流れは
ウチと同じです。

ベルトって長さも違うし幅も違うし
乗せるモノも違うので、
ウチより手作業のウエイトが高いと感じました。

おそらく自動化が出来ないというのが
強みになっている企業です。
話によると、数年前にホームページをリニューアルする際に、
見積もりが安いところより高いところにした理由が
製品や仕事を前面に出すデザインではなくて「人」を前面に出したデザインだったからとのこと。
実際に工場見学させていただいたときに感じた
職人的な人たちの熟練した技術で成り立っているという印象と
マッチしたデザインになっています。
こういったところも勉強になりました。

感動すること

月一ペースで歌舞伎を観ていると、
観た事がある演目や出来の良くない演目に当たる事が有ります。
そういったときに飽きたり、がっかりするかというと
結構そういうときにも楽しんで観る事が出来ます。
それは、劇を見るセンサーが磨かれていろんな部分を違った視点で観る事が出来るようになってきたのと、
これまで様々な劇を観て感動してきたので感動し慣れてきたというか、
役者のちょっとしたしぐさや表情などの些細なことにも感動する事が出来るようになってきたからだと思います。
そうして感動し慣れると、歌舞伎以外でも様々なことで感動しやすくなってきます。
色んな事に感動を繰り返す事で新たな感動を発見するという循環を感じています。
この好循環の原動力になった歌舞伎には感謝しています。
今の世の中ちょっとやそっとのことでは感動する事にめぐり合う事は無いのですが、
出すものを出せばしっかり感動させてくれる所は有ります。
私の場合、演劇でしたが
それが、食べ物やお酒でもエンターテイメントやアートでも一流と言われるものに接すれば
高確率で心動かされるはずです。
なんか不景気というのは、感動する事に接する機会が無くなる事じゃないかと最近思います。
世の中が感動する事で満ち溢れていれば数字はどうあれ不景気とは言わないと思います。
やはり仕事をやっているにはお客様を感動させる仕事をやっていかなくてはと思いました。
まだまだがっかりさせてしまうことも多いのですが…

迷うと決まらない

貼り箱の化粧紙に使う紙は、
問題なく折り曲げられる厚さで
ニカワ等の接着剤でついてくれさえすればなんでもいいので
色や質感のバリエーションは多いです。
さらに、印刷や箔押、表面加工まで含めると
膨大なパターンが存在します。
その分、色やデザインが全く決まっていない状態で選ぶとなると
どれを選んでいいか全く分からない状態になります。
箱の形状についても同じで、
こちらから大まかな方向付けをする必要がある事が結構あります。
選択肢が多すぎると決まるものも決まらない事ってこの仕事に限らず
いっぱいあると思いました。