産土神社鑑定士 真壁辰郎です。
春土用に入り五日目となりました。
体調を崩されている人も
多いかもしれません。
土用の期間は体調だけでなく
心も乱れがちなります。
特に春土用は
肝臓の毒出し期間ですから
イライラしたり
怒りっぽくなったりもします。
そういう時には気分転換に
参拝に行かれてみてください。
境内で深呼吸をすれば
乱れた心も整ってくるでしょう。
さて
神社参拝では「拝」をするわけです。
神前に立った時には
上体を深く
地面と平行になるくらいまで曲げて
「拝」をするのが理想です。
対して
揖(ゆう)というものがあります。
これは参道を横切るようなときにする
浅めのお辞儀のことです。
「拝」ほどは深くしません。
少し頭を下げて
会釈するような感じです。
参道の真ん中は正中(せいちゅう)といい
神さまの通り道になりますから
横切るときには
一揖(いちゆう)しながら心中において
「御前(おんまえ)を横切らせていただきます。
失礼致します。」
と唱えましょう。
これは小声で唱えられてもかまいません。
また
手水舎で清めるときなどにも
一揖(いちゆう)されてからするのが
丁寧な作法となります。
鳥居をくぐるときにも
立ち止まり一揖(いちゆう)しましょう。
「拝」でも
もちろんかまいません。
「拝」や「揖」は
作法というよりも
その人の心の現れといえます。
「神さまにお会いしに行く」
という思いで
参拝に行かれるならば
自然と
「拝」や「揖」にも
意識が行き渡ることでしょう。
参拝の質を高めるには
まずは「心ありき」です。
神さまはその思いに感応されます。
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