2024東京都知事選。石丸現象について考えてみる | ユビュ王の呟き

ユビュ王の呟き

右でも左でもない政治について語るブログです。
左右の典型的思考に嵌り自由を失うのではなく、自らの身体的感覚を重視しそこから考える。
反グローバリズム、反ワクチン関連の話題を中心にしていきます。

 

 

 

一日で100万50万再生される切り抜き動画。

政治系でこんなことってなかなかないんじゃないかな?

 

 

ということで今回は7/7の東京都知事選についての記事です。

結果は事前の予想通り小池百合子の圧勝でしたが、二位に前安芸高田市長の石丸伸二がつけたことが話題となっておりますね。

 

 

 

僕も以前に前身ブログで彼について記事を書いたことがあるのですが、5/12にアップしたからこの時はまだ都知事選出馬を表明する前だったかな。

 

 

二か月近く前のこの記事が未だに一番読まれているんですよね。
しかもアクセス数の桁が違うでしょ。
結構がっつり批判している内容なんだけどね。
だからブログのアクセス増やしたい方は石丸ネタをぶっこむといいかもしれません。
 
 
まあ石丸のネットでのバズり工作についての考察をするのは僕などよりも、都知事候補の暇空茜の動画を見たほうが良いと思います。
相当大規模に、資金を投入されて作られたネット人気なんだろうなというのは間違いなく言えると思いますね。
 
 
 

 

選挙後のインタビュー。

人を小馬鹿にした薄ら笑いと会話がまともに通じないコミュ障ぶりを存分に披露しておりますが、これに165万票も集まったというのは確かに衝撃的。

質問された時の異様な目のしばたたき方を見ても、ちょっとおかしな奴だと警戒心がわきますし、普通に会社で働いた経験があれば、同じ職場にこんなのがいたらだんだん皆から相手にされなくなって孤立するだろうなと思いますよね。

だから10代20代はまだしも、30代以降はそれほど投票してないだろうな、と思いきや。

 

 

 

 

 

60代より下のすべての世代で石丸が二位につけている!

10代20代は想定できても、40代とか50代で石丸に投票できる人ってどんな人なんだろう?

その人たちのすべてが社会常識に欠けた人たちだとはさすがに僕も思わないので、常識をうっちゃるほどに石丸に投票する動機があったと考えるならば、それはなんなのでしょうね。

小池に対する批判票?

瞬間風速的なアイドル的人気?

 

 

石丸関係の記事のヤフコメやYoutubeのコメント欄はかなり心酔系の読むだけでしんどいコメントが氾濫していることで有名ですが、選挙後のインタビューがあまりにひどすぎたので、冷や水ぶっかけられた的な効果があったためか、批判コメントにも結構力が出てきたように思います。

しかしそれでも心酔系はまだ多い。

 

 

石丸と支持者の関係について、アイドルのオタクのファン心理を考えると分かりやすいかなと思うのですが、オタクがアイドルとダイレクトに繋がっていると錯覚させる関係性、その間に他人が介在しない関係性だと思うんですよね。

だから、彼のことは私が一番よくわかっている!批判する連中は全く分かっていない!みたいな心理になりやすい。

こうなると凄く外部に対して閉じた構造になるので、本人が気づくまで批判は聞く耳持たれないのだと思います。

 

 

まあそのようなアイドル的な人気は結局長続きしないので、醒めれば脱落していく人が多数だと思うのですが、たとえ一瞬の人気でも、そのピークを選挙に合わせられれば、権力の奪取が可能というのが民主主義の恐ろしいところですよね。

だから石丸が国会議員ではなく地方の首長狙いなのも納得で、国会議員から総理大臣になるには当選を重ね議員の中で多数派を形成するという長い時間が必要ですが、首長なら一瞬の人気で行けますからね。

だから彼が次に狙っているのは広島県知事の椅子なのかもしれません。

 

 

まあ個人的には噂に上がっている衆院選、広島の岸田文雄の選挙区というのも面白いとは思っていますが。

あー、それだったら俺も石丸を応援してしまうのかも。笑

 

 

同日行われた安芸高田市長選で、反石丸派の候補が当選しましたね。

直接あのやり方を経験した市民の答えは重いはず。

だから、もう石丸の手法についての答えは出ているんじゃないかな。

本人は二期目に挑戦しなかったのは「次のステップに進むため」とか綺麗事言ってやがりますが、二期目出ても勝てなかったと思いますよ。

 

 

逆に言うと、むしろ石丸が都知事に当選したらよかったのかもしれない。

こんなクズに投票したらダメだ!と都民が目覚めるきっかけになっただろうから。

やっぱり多くの日本人は政治をまともに考えていないと思うし、政治がもたらす害を石丸ならその身をもって可視化してくれたでしょうしね。

そして安芸高田で言い放ったように「すべては私を選んだ都民の責任!」と言ってくれたことでしょう(ものすごい他責思考)

 

 

僕が彼について感じるのは、なんか暗い目をした男だな、ということ。

なんとなく、子供の頃いじめられた経験がありそうな気がするんですよね。

その経験をバネに勉強頑張って京大受かり、銀行に就職したまでは良かったけど、他人を見下す態度と無駄に高すぎるプライドからくるコミュニケーションの難しさから敬遠され、一人で海外を回る仕事に飛ばされた。

俺はこんなに有能なのに評価されないのはそれを理解できない周りの連中がバカだからなんだ、とか思ってそう。

他責思考が相当に強いですよね。

僕は一貫して彼は「なろう系主人公」だと思っているのは、そういう思考回路がなろう系の典型だからですが、まあなろう系アニメが流行るような世の中なので、彼が支持されるのもある意味当然なのかなという気がします。

 

 

ていうか、日頃真面目に政策を訴え活動している政治家の人たちのやる気がなくなりそうなのがむしろ心配。

こんなんじゃやってられないよ!って感じじゃないのかな。