トライアル提出 | フリーランス翻訳者の 「英語で生きる」

フリーランス翻訳者の 「英語で生きる」

中学校の義務教育課程で英語に初めて出会って40年、54歳にしてやっと英検1級、57歳で全国通訳案内士資格、59歳で国連英検特A級に受かり、そのまま勢いで30年以上続けたのサラリーマン生活に別れを告げてフリーランス翻訳者としての道を歩き始めたおっさんです。

 年が明けてしまった。

 

 新年早々暗いコメントで恐縮だけど、今はとにかく時間の流れが止まって欲しい感じ。自分の進歩に比べて時間の流れが速すぎるように感じる。

 

 サラリーマン時代は「今年も良い年でありますように」なんてのは単なる決まり文句に過ぎなかったけど、今は切実な願い。

 

 数日前LinkedIn経由で外資系の人材会社から連絡があった。LikedInのプロフィールも「Freelance Translator」に変えておいたのでそれを見たらしい。

 

 某外資系企業が社内翻訳者を探しているとのこと。報酬を聞いたら決して高くはないが、それでも今の心細い収入に比べればかなり安心感が得られる。

 常勤になってしまったら出版翻訳や映像翻訳の道は遠のくかもしれないとも考え、迷ったが、金銭的な不安に負けて応募することにした。

 

 ただ、送られてきたトライアルを見たらIT系のプレゼン資料で、自分には馴染みのないサービスなのでかなり苦労した。途中でギブアップしようかとも思ったが、何とか形にして提出。

 

 当然のことながら、まったく自信はない。恐らく不合格だろうが、ひとつ教訓を得た。

 

 それは、一度取り組み始めたら最後までやり通すのが大事だということ。仮に今回自分の手に余ると思って途中で辞退してしまったら、きっと挫折感だけが残っただろう。

 それが無理してでも提出したことで、少なくとも挑戦はしたということで自分に言い訳が立つ。

 

 もちろん無理して挑戦することで何らかのリスクがあるのならやめた方がいいこともあるだろうけど、例えばスポーツの試合で、準備不足で勝てる自信がないから欠場するなどということをしたら、自分にとってマイナスにしかならないのではないか。

 

 そう思えただけでもいい経験になった。