ペグビスの折れ修正 | RE/F-TECH の足あと by u-tak

RE/F-TECH の足あと by u-tak

RE/F-TECHとは、ビンテージ、アンティークをこよなく愛するミュージシャンu-takが、
旧き良きギター、アンプを中心に、修理、カスタムする小さな工房である。。。
子供たち(子役)の成長記も、ぼちぼちとお届けします。

一気に暖かくなりましたね。

桜も一気に散り始め、サツキが咲き始めました。

 

いつも通る道沿いの花壇も、チューリップにサクラソウ、それとデルフィニウムかな?

華やかになってきました。

 

そして、新入社員の季節ですね~

何だか忙しくて、ブログ更新もままなりません。

 

 

さて、作業は色々行っているのですが、アップできる内容があまり有りません。

 

と言う中で、いつも作業机の横に置いて爪弾いているFender USAのストラトの、6弦のペグを固定しているネジの頭が飛んでいることに気付きましたので修復を。

1978年製と思われるストラト、ウォルナットカラー(モカブラウン?)です。

 

気付くと6弦のペグを固定しているネジの頭が2個とも無くなっていました。。

6弦はテンションが強いため、何度も弦を巻くたびにネジに横からの力が加わり、ネジを強く締めていると頭の部分が繰り返し左右に揺すられて、繰返し応力で折れてしまったのではないかと推測されます。

 

とりあえず、ネックをボディーから取り外し。

ペグを全て取り外し。

なお、オリジナルはFキーペグですが、Sharller M6 Mini に交換されています。

ナットもブラスに交換されていますので、懐かしのHR~メタル仕様ですね!

 

それはさて置き、残っているネジの具合を確認。

右側はかなりヘッドから飛び出していますので、ペンチで回せば抜けそうですが、問題は左側・・・

 

飛び出しが少ないため、最悪は折れたネジを削って頭をフラットにし、ネジより細いドリルで中心に穴を開けて取り出すしかないかもしれません。

結構難しいので、出来れば避けたい作業です。

先ずは飛び出しが大きい方から。

ペンチでつかんで少し左に回すと、すんなり回りましたので、後はヘッドを傷つけない様に回して行くだけです。

 

無事に1個はすんなり撤去♪

さて、残りの一つは・・・かなり苦労しました。

先ず、飛び出しが1mm程度しかありません。

2時間くらいかけて、ラジオペンチで回してみたり、ニッパーで軸方向につかんで回してみたり・・・

 

最終的にははんだコテでネジの頭を加熱して、少しネジ周囲の木に熱を加えてみたり。

 

で、何とか回りました。

しかし・・・ペンチでつかんで回す際に。飛び出しが短いためペンチをヘッド側に押しつける必要があり、ペンチの回転傷が結構ついてしまいました。。

 

養生のテープも貼ってみたのですが、テープの厚みでもペンチのつかみ代が減ると上手くつかめない状況でしたので、仕方無く。

まあ、ペグを取付けてしまうとあまり目立たない部分ですので、良しとします!

 

ネジの折れ込みは解決しましたが、良い機会ですのでネックを清掃します。

基本的にはいつものFreedomさんのSP-P-f54で磨きます。

 

が、磨いて行くうちに、これでは間に合わない・・・

と言うことで、ピカールも投入!

クロスが真っ黒です。

 

メチャクチャ頑張って磨き上げました~!

元通りにペグを取付け。

ペグもピカピカに磨き上げました。

ペグビスは新品に交換。

ペグはオリジナルの年代のFキーペグもあるのですが、ペグ穴をφ10mmに広げてしまっていますので、φ10-φ6コンバージョンブッシュが必要です。

 

近いうちにFキーに戻そうかな、と思っています。

 

ブラスナットもレリック感を残して清掃し、良い感じです。

見違えるほどキレイになりました~♪

これから、PUアッセンブリもオリジナル時期のパーツを集めて組み直す予定です。

 

 

完成したら・・・

スウェーデン費用捻出のため、お嫁に出すかも。。(泣)

 

 

 

 

IBTF 世界フリースタイル&リズミックトワール選手権2024は、2024年8月4日(土)~11日(日)、スウェーデンのヘルシンボリにて。

演技は7日(水)からです!

 

IBTF 2024 の公式テーマは「We are CONNECTED」

 

バトントワーリングを通して、スポーツを通して、世界がつながり平和な世の中になることを願って止みません。

 

そうそう、ミュージカルや、バレエや音楽もね!

 

 

 

 

 

 

では、また。

u-tak