Fender 1963年製 Jaguar フロントPU修理 その1 | RE/F-TECH の足あと by u-tak

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RE/F-TECHとは、ビンテージ、アンティークをこよなく愛するミュージシャンu-takが、
旧き良きギター、アンプを中心に、修理、カスタムする小さな工房である。。。
子供たち(子役)の成長記も、ぼちぼちとお届けします。

ようやく寒い日が続いて冬らしくなりました。

この寒さの中、能登半島地震で被災された方々のご苦労はいかばかりかと。

心よりお見舞いを申し上げます。

気持ち程度ではありますが、募金もさせていただきました。

 

u-takも1995年の阪神淡路大震災を間近で経験しました。

あれも1/17の冬でした。。

幸い自宅は神戸から外れており、被害も少なく、インフラもすぐに復旧しましたのでさほど苦労はなかったのですが、当時、神戸市職員だった父は大変でした。

 

u-takの勤め先も神戸の会社でしたので、大変でした。。

寒い中、物資の運搬を手伝いました。

 

神戸では、コロナも明けてルミナリエが再開されています。

今年も1/19から開催されます。

 

u-takには思い入れのあるイベントです。

 

機会があれば、是非お立ち寄りください。

 

 

 

さて、2024年の1件目の修理案件が部品調達で進まない間に、2件目にご依頼のあった、1963年製FenderジャガーのフロントPU修理を行いましたので、ログに残します。

 

u-takが初めて買ったFender USAのギターは、大学生の時にローンを組んで買った1970年製のジャガーでした。

写真が1枚だけ残っています。

10年くらい持っていました。懐かしい~~

 

このジャガーと、下の1974年製後期のストラト!

こちらも写真が1枚だけありました。

こちらは5年くらい持っていたかな。。

 

この2本に、更に追い金をして・・・

1969年製のストラトを買いました!

ジミヘンイヤーのストラト!と言うことで20年くらい大切にしていましたが、もう今はありません。。

子供たちの養育費?活動費?に消えました~(笑)

 

ジャガーの写真を探していると、他のギターの写真も出てきたので、かなり脱線してしまいました。。

 

 

それはさておき、1963年製のJaguarのフロントPUの修理です。

受領状態。導通がありません。

 

先ずは外観を。じっくりと。

PUカバーを取り外し。

PUの下に取り付けられた、ヨークと呼ばれる鉄の板が特徴です。

ヨークがある事で、ドンシャリのタイトな音になると言われています。

良い機会でしたので、実験確認すればよかったですね。。

機会があれば、一度やってみようと思います。

 

PUカバーの形状も、ヨークに合わせて独特。

金型から外すためのピンの丸い跡が14か所もあります!

金型番号などはありません。

 

なかなかゆっくり見る機会の無いPUですので、サービスショット満載で行きます~(笑)

コイルはPUボビンの上下に多く巻かれて、中間は少ないです。

そして、裏面の高さ調整のスポンジは固化&固着。

マイナス線がヨークにはんだ付けされていますので、固着したスポンジは除去する必要があります。

ここは依頼者様のこだわりで、出来るだけオリジナルの形に残したいとのご要望。

 

端からヨークに沿ってカッターを入れた後、そっと固化したスポンジを持ち上げてみます。

何とか形を保って剥がすことが出来そうです。

 

外周全体にカッターを入れながら剥がして行くのですが、ヨークに強固に付いた部分は無理に剥がすと粉々になりますので、形を残す事を重視して剥がします。

ヨークへのマイナス線のはんだ付け部分が見える様に固着したスポンジを除去。

マイナス線を外すために黒リード線をボトムプレートの穴から引出します。

同様に、白いリード線も

ヨークにはんだ付けされたマイナス線を取り外します。

ヨークが外れました。

PU本体とご対面~♪

長くなってきましたので、今回はここまで。

 

次回は断線部の捜索です。

 

 

 

調さんは今週末に英検!

その翌日は再度、模試!

応援するしかありませんが、大変だ。。

 

 

 

では、また。

u-tak