Fender USA 1977年製テレキャスター フロントPU修理 その1 | RE/F-TECH の足あと by u-tak

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子供たち(子役)の成長記も、ぼちぼちとお届けします。

超過密ウィークがやってきました。

あれと、あれに、あれ・・・

家族それぞれバタバタです。

何の事やらと思っておられるかもしれませんが、そう言うことなのです。。

 

 

さて、Fender USAの1977年製ストラトグレーボビンの修理に続き、1977年製のTeleフロントPU修理をさせていただきましたので、ログに残します。

年代を感じる外観です。

 

受け取り状態では導通ナシ。

リード線接続部の不具合有無、コイルとハトメの導通などを検査して、巻き線内部での断線と判断確定。

 

リード線を取り外します。

金属のPUカバーの爪に黒のマイナス線がはんだ付けされていましたので、爪の部分のはんだをハンダ吸取り線で取り除きます。

こう言うひと手間を惜しんではいけません。

 

ここにはんだが多いまま爪を開くと、爪が固くて開きにくい上に、ひどい時はPUカバー本体側に折り目が出たります。

 

マイナスドライバーを使ってゆっくり爪を開きます。

何度も爪を開いたり閉じたりすると折れるので要注意です。

 

カバーが外れて本体とご対面!

底面には12の文字

コイルの表面はラッカー含侵により固められています。

外観をチェックしていると、断線部発見。

写真のPUの右下、ベースプレートの際です。

 

コイル解き機にて、コイルを解いて行きます。

236ターン解いたところで断線部が出てきました。

 

解いたコイルを接続し、巻き戻し。

コイルを解く際に、ラッカーを溶剤で溶かしながら解いたため、ボビンやコイル表面が白濁しています。

コイル接続部はベースプレート際で見えない様に処理。

コイルをハトメにはんだ付け。

 

導通チェック。

コイルを手でさわっているため、暖まって抵抗値がやや高めに出ています。

 

白濁の状況。

リード線を付ける前に、ラッカーを吹いて巻き戻したコイルを含侵すると共に、白濁を消します。

ここから1日以上乾燥させます。

 

今回は、ここまで。

 

 

いつもは5:30起床なのですが、明日の朝はいつも以上に超早起きしなければなりませんので、寝ます。

 

おやすみなさい!

 

次回、何か報告できるかもしれませんし、出来ないかもしれません。

何の事やらと思っておられるかもしれませんが、そう言うことなのです。。

 

 

 

では、また。

u-tak