ネットD:鳩山議員に会ったオフ会 | クラスタ民主主義システム研究室

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今日は、FNETD(ネットワークデモクラシーフォーラム)のオフ会について話してみます。



FNETDは、ニフティの前身、ニフティサーブにあったパソコン通信時代のフォーラムです。

詳細は、下記をご覧下さい。

http://ameblo.jp/u-sa-kichi/entry-10469722006.html



このネットワークデモクラシーフォーラム(以下、FNETD)は、実質的に簗瀬進議員(現参議院予算委員長)が発起人となり、ネット上にボランティアスタッフと参加者が集まった組織でした。


ニフティサーブでは、パソコン通信上のフォーラムは、シスオペと呼ばれる開設責任者が設置します。その周りにサブシスという副責任者がいて、必要に応じてボランティアスタッフが協力しました。すべて、ネット上で出会い、ボランティアとして参加するシステムでした。


しかし、ネットワーク上で出会うだけではなく、参加者の懇親目的で、定期的に「オフ会」が開かれていました。


このオフ会は、東京で月例開催され、たまに参加者の主催で地方でも行われていました。


東京の会場は、同様にサラリーマンが集まっていたフォーラムが賃貸し共同利用していたマンションの一室で行われていたようです。


私は、九州在住でしたので毎回参加していたわけではなく、静岡で開催されたオフ会と、東京の月例オフ会に参加したことがあります。




FNETDでは、ネットワーク上に参加者が集まって政治について対話し議論する意義と目的について話題になっていました。やはり、現実の政治に影響を及ぼしたいと思う人々もいたからです。

その一手段として「公益法人改革要望書」を参加者のみなさんと私で作り上げ、50名近い署名を集めて、国会議員全員にFAXを送ったことがありました。


しかし、そういう人々もいる一方で、特に目的を持たず、政治について市民が語り合い情報交換する場、政治家が意見をネットワーク上に発信する場であればよい・・・という意見の人々も多かったのでした。シスオペも、そういう考え方で、政治的中立を維持することに苦心されていました。管理者としては当然でした。




ここで一つ申し上げておきたいことは、政治的な個人の視点をネットワーク上に発信し、出来るだけ多くの人々に政治的正論を読んでもらったとしても、大衆の考えが変化し、進化していくことはないだろう・・・ということです。


もう、15年以上もの間、そういう試みはネットワーク上で続けられてにもかかわらず、未だに成果はありませんから。ネット上で多くの閲覧者を集め、ペタを集めても、政治的に投票行動などに影響を及ぼすことはできないでしょう。


いま取り沙汰されている選挙期間中に政治家からの情報発信を許可する「ネット選挙解禁」でも、市民側が参加して民主主義的に政治家へ影響を及ぼすことはできませんから、同様だろうと思われます。




私は、FNETDにおいて、政治家との関係を強化するとともに、ネットワーク上で献金や集票する場を提供しなければ、ネットワークデモクラシーやネット上の民主主義が発展して行くことはないだろうと考えていました。


それで、FNETDのオフ会にも参加してみたわけです。




静岡でのオフ会への参加者は、一般参加者だけでした。十数名集まったと思います。


当然、名刺交換をし、つまみを出し、酒を酌み交わし、居酒屋状態です。みんなが政治について話したり、参加者の日常について会話したりするだけでした。


ネットワーク上で様々な書き込みを行って多くの人々の注目を浴びている人も、現実でお会いすると、居酒屋で井戸端会議を開き、憂さ晴らししているだけでした。そんな中で、お一人、酒を酌み交わす人々を眼光鋭く醒めた目で見ている御老人がいました。自衛隊を退役した元幹部の方でしたが、その方が私が一番尊敬していた論客で、日本の混乱は日本人が原因とお考えの方でした。


私は、日本の混乱は、政治家が悪いのではないと思います。

政治家は日本人だから、日本が混乱するのでしょう。




次に期待したのは、東京のオフ会です。


管理者のシスオペもサブシスも参加し、さらには簗瀬進議員も参加してくれました。


ここならば、ネットワークデモクラシーを発展させるために、活発な意見交換が出来るものと考えて、上京しました。


20人前後が参加したでしょうか・・・。

前述のマンションの一室で開催されましたが、残念ながら、ただの酒宴でした。



しかし、オフ会の後半には簗瀬進議員も参加してくれました。

そして、近くにあった当時の民主党本部に案内してくれたのです。


党本部の中を見学していると、当時、幹事長か幹事長代理だった鳩山由紀夫議員(当然、今の首相)に出会い、紹介していただきました・・・。ただ、握手しただけでしたが・・・。




でも、このように


ネットワーク上に数千人が集まれば、国会議員や政党幹部と直接対話する機会は生まれるのです。


あとは、政治判断に役立つ情報収集、世の中に役立つ基本的な政策立案、献金、投票判断指標・・・といった機能をネットワーク上に準備できれば・・・、きっとネットワークデモクラシーが動き出します。


FNETDが挫折しなければ、きっと違ったネット社会になっていたでしょう。


挫折には学ぶしかありません。




ただネットワーク上で政治談議していても、居酒屋での井戸端会議と何ら変わりありません。




期待できる政治家を、どうやって育て、選ぶのか、支援していくのか・・・


過去に学んで、学習し、改善を目指し・・・


ネットワーク上で如何に行動するか、目的と戦略を考えてみるべきではないでしょうか。


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遊びなら、遊びでいいんですけど :*:・( ̄∀ ̄)・:*:


ウサギ



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