以前店頭で見かけて以来、気になっていた和歌本。漫画「ちはやふる」で、百人一首の世界がほんの少し身近に感じられるようになった今日この頃に、「どうなのかな~?単なる解説本かな~?」と手を出しそびれていたところのアニメ化。1~3話を見てすっかり気に入ってしまい既刊3冊大人買いしちゃいました。
こちら百人一首を始めとする和歌の世界を、当時の背景、人間関係を踏まえて再現した良質の恋愛ショートショート。昔から何度も聞いたことのある歌、意味を知っていた歌も、その背景、人間関係を踏まえて改めて見てみれば、そのせつなさや思いの深さに胸を締め付けられます。
いや、ほんと
きゅん、きゅんっす(≧▽≦)
作者の広範囲に渡る古典の知識。その知識に裏付けされた、独自の人物像はとても魅力的で、字面でしか知り得ず、偏ったイメージしかなかったかつての人々の姿が生き生きと再現されています。どんな言葉も
その背景を知らなければ真意はわからない
ここでの解釈もまた数ある解釈のひとつであるのかもしれませんが、それでも、この歌だけを切り抜いて意味を現代語訳しただけでは到底わかり得ないその思いの深さ、強さを、確かに伝えてくれるものとなっています。
ときどき挿入される「定家メモ」。これもまた、わかりやすくてよいですね。当時の事情を現代と照らし合わせて、理解を助けてくれます。
学生時代に読みたかった~(≧0≦)
これを読んでいたら、受験学部が変わっていたかも、です。
既刊3巻が発売されていますが、特に3巻!
清少納言をめぐる話がとてもよかった!
「清少納言と藤原実方の恋」
「清少納言と藤原行成の友情」
実方のせつない恋心にきゅんとして、行成の不器用な友情に胸がしめつけられる、珠玉の一冊となっています。
若干、ネタバレを含みますが…
清少納言と藤原実方の恋。
かくとだに えやはいぶきの さしも草 さしもしらじな 燃ゆる思ひを
秘めた熱い思いを表した歌として、つい最近「ちはやふる」のワンシーンにも登場した歌です。でも今回このお話を読んで思うに、この歌の真価は「隠された熱い思い」に留まらず、清少納言の幸せのために身をひいた実方の「優しさ」があふれた歌であることにも気付かされます。立場、状況の違いで同じ歌でも意味が変わる。端的に表されたこの作品はこの本の真価を発揮する一遍とも言えます。
実方、いい男だ~(≧▽≦)
さて、続いて清少納言と藤原行成。
こちらもまた「行成」像が素敵です:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
人間関係に不器用で、その不器用さゆえに真摯に清少納言との友情に向き合う「行成」。
百人一首に取りあげられた清少納言の一句
夜をこめて 鳥のそら音は はかるとも よに逢坂の 関はゆるさじ
この歌が生み出された清少納言と行成のやりとりがまたおちゃめ(笑)政治的立場の違いに翻弄されながらもお互いを思いやり友情を貫いたふたりの「友情以上、恋未満」な関係、そのほんの少し甘くせつない男女の友情には憧れすら感じました。
清少納言も行成も大好きだー(≧▽≦)
古典の世界を色褪せた「古典」ではなく、鮮やかな実在の色に魅せてくれるこの作品群。
おすすめです!
アニメはこれらのショートショートをより膨らませたエピソードが盛り込まれ、物語としても完成度が高い作品作りとなっています。こちらの原作を読んで興味を持ったなら、アニメもぜひ。
古典の世界に興味を持ったらこんなのも面白いですよ。
額田王の暗号 (新潮文庫)/新潮社
↑仮名文字が生まれる以前、和歌は大陸からもたらされた「漢字」のみで詠まれていました。(現代の教科書にかなまじりで書かれているものは後から「かな」を当てたもの、とのこと。これを知るのと知らないのでは解釈は随分変わります。)当時の知識人の中心を担っていたのは朝鮮半島からの帰化人。だとすると、韓国語で読み解けばまた別の意味が読み取れるのかも…。そんな研究をしているグループ「藤村有加」の和歌解読奮闘記がこの作品。額田王の雄大な景色を詠んだ歌に韓国語の漢字の意味をあてると、時の天皇批判の意味が込められていることが読み取れたり、日本語と韓国語の意外な共通点が見えて来たり、と、こちらも古典の世界にまた新たな味付けをしてくれる一冊です。
ちはやふる (1) (Be・Loveコミックス)/講談社
↑こちらは言わずとしれた「競技カルタ」の世界で頂点をめざす高校生の熱血部活漫画。古典好きの部員「かなちゃん」が教えてくれる和歌の世界は、身近なところから興味の扉を開いてくれます。私としてはせつない「太一の恋」を絶賛応援中(笑)
桃尻語訳 枕草子〈上〉 (河出文庫)/河出書房新社
↑清少納言の随筆「枕草子」を現代ギャル言葉でわかりやすく訳した作品。出版当時、随分と話題になりました。実際面白いのですが、実はあまりのギャルっぷりについていけず挫折。私には合わなかった一冊でしたσ(^_^;)
「僕等がいた」を読みました。
正確には単行本1~8巻までの分はアニメ放映で見て、その続きにあたる9巻目から読んだのですが…。
アニメで見ていたときに感じていた感想は、ナイーブでめんどくさそうで、それでいて妙に惹かれる男としての「矢野」と、恋に不慣れでいて芯が強く、それでいてひたむきな「七美」の、かわいい恋物語という印象でした。
そして社会人編とも言える後半。
正直、なめていましたが…
号泣。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
最後はただただ、
よかった。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
ふたりとも、いや竹内くん含めて(←これ、結構重要)
ここまで三つ巴な三角関係もめずらしい、というくらいに三角関係していましたね。ある意味全て両思い(矢野⇔竹内も含めて)というバランスが、物語を優しく複雑にしてくれていました。でも、収まるところに収まった、という大大円に、ただただ「よかった」という言葉しか出ません。
この物語では、矢野、七美、どちらの気持ちにも思いがけず共感してしまった。(共感を求めて読み始めた作品ではなかったので、私的に非情に思いがけないことでした。)ただ、やはり自分が「女」だからなのか、やはり「矢野」にはちょっぴりもの申したい思いにかられることも…
男としては「幸せにしてやることができる」という自信が、とてつもなく大事なことなのでしょうかね?
「幸せ」って、誰かが「こうしてやれば幸せだよね?」と、思った方法で、思った通りに相手が「幸せ」を感じるものかどうか…これは本当のところわからないと思います。同じように、「幸せにしてやることができない」から「離れる」という選択。これも同様。
「幸せじゃない」とお前が決めるなΣ\( ̄ー ̄;)
と、思うのです。
ただ「幸せにできない」と相手に言い切られちゃうと、「そんなことない!」と強気で言い返せる人はそうはいないでしょう。こっちだって自信があるわけではない。皆、何が正解なのかなんて、誰もわからないのですから。だから、正直「幸せにできる」とも「できない」とも決めつけられちゃ、困るわけです。
大事なのは、
幸せになろう!ヽ(゜▽゜)ノ
という意思。一緒にやっていこうよ、と手を伸ばしてくれること、だと思う。
皆、先のことを見通せるほどの自信を持っているわけではない。男も、女も、同じです。
自分から手を伸ばした相手たちに、ことごとく裏切られてしまった「矢野」が、自信を失うのもいたしかたない。でも、裏切ったと思われた相手たちが「矢野」と一緒にて「不幸せだったか?」と言えば、そうではない。矢野にそれを気付かせたのが、矢野にとって唯一自ら手を伸ばしていない相手、「有里」だったというのが興味深い。
生きていくと、いろいろな選択肢があって、正解がわからず「ぐるぐる」してしまうことはしょっちゅう。そんなときに手をとって「とりあえず、行ってみよっか?」と笑ってくれたら、それだけで嬉しいものです。極論すれば、
それだけあればいい、とも言える。
その先はまた自分たちで開拓していけばいい。少しずつ軌道修正をして、道をならしていけばいい。そのときそのときに「幸せになろう」という気持ちがあれば、そう悪い方向にはいかないはず。
振り返れば、そんな風にやってきた道こそが、自信をつけてくれるのだと思う。
なんて。
そんな気持ちにさせてくれる、作品でした。
映画も気になりますね。DVD化されたら、ぜひ観たいものです。
正確には単行本1~8巻までの分はアニメ放映で見て、その続きにあたる9巻目から読んだのですが…。
アニメで見ていたときに感じていた感想は、ナイーブでめんどくさそうで、それでいて妙に惹かれる男としての「矢野」と、恋に不慣れでいて芯が強く、それでいてひたむきな「七美」の、かわいい恋物語という印象でした。
そして社会人編とも言える後半。
正直、なめていましたが…
号泣。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
最後はただただ、
よかった。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
ふたりとも、いや竹内くん含めて(←これ、結構重要)
ここまで三つ巴な三角関係もめずらしい、というくらいに三角関係していましたね。ある意味全て両思い(矢野⇔竹内も含めて)というバランスが、物語を優しく複雑にしてくれていました。でも、収まるところに収まった、という大大円に、ただただ「よかった」という言葉しか出ません。
この物語では、矢野、七美、どちらの気持ちにも思いがけず共感してしまった。(共感を求めて読み始めた作品ではなかったので、私的に非情に思いがけないことでした。)ただ、やはり自分が「女」だからなのか、やはり「矢野」にはちょっぴりもの申したい思いにかられることも…
男としては「幸せにしてやることができる」という自信が、とてつもなく大事なことなのでしょうかね?
「幸せ」って、誰かが「こうしてやれば幸せだよね?」と、思った方法で、思った通りに相手が「幸せ」を感じるものかどうか…これは本当のところわからないと思います。同じように、「幸せにしてやることができない」から「離れる」という選択。これも同様。
「幸せじゃない」とお前が決めるなΣ\( ̄ー ̄;)
と、思うのです。
ただ「幸せにできない」と相手に言い切られちゃうと、「そんなことない!」と強気で言い返せる人はそうはいないでしょう。こっちだって自信があるわけではない。皆、何が正解なのかなんて、誰もわからないのですから。だから、正直「幸せにできる」とも「できない」とも決めつけられちゃ、困るわけです。
大事なのは、
幸せになろう!ヽ(゜▽゜)ノ
という意思。一緒にやっていこうよ、と手を伸ばしてくれること、だと思う。
皆、先のことを見通せるほどの自信を持っているわけではない。男も、女も、同じです。
自分から手を伸ばした相手たちに、ことごとく裏切られてしまった「矢野」が、自信を失うのもいたしかたない。でも、裏切ったと思われた相手たちが「矢野」と一緒にて「不幸せだったか?」と言えば、そうではない。矢野にそれを気付かせたのが、矢野にとって唯一自ら手を伸ばしていない相手、「有里」だったというのが興味深い。
生きていくと、いろいろな選択肢があって、正解がわからず「ぐるぐる」してしまうことはしょっちゅう。そんなときに手をとって「とりあえず、行ってみよっか?」と笑ってくれたら、それだけで嬉しいものです。極論すれば、
それだけあればいい、とも言える。
その先はまた自分たちで開拓していけばいい。少しずつ軌道修正をして、道をならしていけばいい。そのときそのときに「幸せになろう」という気持ちがあれば、そう悪い方向にはいかないはず。
振り返れば、そんな風にやってきた道こそが、自信をつけてくれるのだと思う。
なんて。
そんな気持ちにさせてくれる、作品でした。
映画も気になりますね。DVD化されたら、ぜひ観たいものです。
「坂道のアポロン」を毎回楽しみにしています。
こちら、原作も随分前から気になっていたのですが、ジャズの知識が乏しい私がどれくらい理解できるものか…と少々敷居の高いイメージを持ってしまい、なかなか手が出ないでいました。そんな時のアニメ化。これは…
素敵ですねо(ж>▽<)y ☆
あらすじはというと。
1966年。転校ばかり繰り返し、人付き合いの苦手な「西見薫」。高1の初夏、長崎の学校へと編入する。ひょんなことから「川渕千太郎」と知り合い、ジャズ仲間に率いれられて以来、ジャズにのめりこんでいく。「千太郎」、千太郎の幼なじみの「迎律子」や千太郎の一目惚れの相手「深堀百合香」、ジャズ仲間で千太郎の兄貴分「桂木淳一」。ジャズのメロディーにのせて、それぞれの恋や友情が錯綜していく…
と、いう感じでしょうか?
どこか野暮ったいファッションや、ジャズ。なるほど、1960年代の物語だからなのですね。物語中には「ビートルズ」や「時代はロック!」という台詞があったり、学生運動が関わってきたり、と、時代のエッセンスが取り入れられていて、独特な空気を醸し出しています。
そして、アニメ。
この作品はアニメによって120%の魅力を発揮しているように思います。
数々のジャズのレパートリーや、映画音楽のジャズアレンジなど、ジャズに縁のなかった私でも聞いてみれば「ああ、知ってる!」と嬉しくなってしまう。やはり、馴染みが薄いこの世界、興味の入り口としては紙面でも魅力が伝わりますが、実際、音で聞かされるとその説得力が違います。なんといっても
菅野ようこさんの奏でる音楽がとにかくすばらしい!о(ж>▽<)y ☆
このアニメのサントラが出たら絶対「買い」です。昨日放映された、学園祭でのジャズセッションのシーンは圧巻でした。
かーっこいいーったら(≧▽≦)
紙面からもそのイメージは読み取れたものの、音で、リズムで聞かせられると、その迫力は桁違いです。
音楽シーンのみならず、登場人物たちの語る方言も魅力。標準語とはちがう、独特の抑揚のあるイントネーションが、激しい音楽シーンとは対照的に、ほのぼのとさせてくれます。
律っちゃん、かわいいよ。ヽ(゜▽、゜)ノ
アニメを見て、それから原作を読むと、アニメでは描かれなかった細かな感情や、エピソードが語られているのが見られてまた楽しい。
アニメと漫画、双方がお互いのメディアの持つよさを最大限に活かして、この作品をより素敵な作品へと魅せています。
原作は完結したとのことなので、アニメも最後までするのかな?
楽しみです。
1巻表紙。主人公「西見薫」。野暮ったい黒ぶちメガネ。でも、とったら美形(笑)。勝負のときにはさりげなくはずすところが「可愛い奴」です。
2巻表紙。「川渕千太郎」バンカラなイメージのある彼ですが、実際は非情に繊細で相手をよく見ています。幸せになってほしいです。
3巻表紙。「迎律子」彼女の語る方言や、時代を感じさせるファッションには目がはなせません。本当にかわいい人です。
こちら、原作も随分前から気になっていたのですが、ジャズの知識が乏しい私がどれくらい理解できるものか…と少々敷居の高いイメージを持ってしまい、なかなか手が出ないでいました。そんな時のアニメ化。これは…
素敵ですねо(ж>▽<)y ☆
あらすじはというと。
1966年。転校ばかり繰り返し、人付き合いの苦手な「西見薫」。高1の初夏、長崎の学校へと編入する。ひょんなことから「川渕千太郎」と知り合い、ジャズ仲間に率いれられて以来、ジャズにのめりこんでいく。「千太郎」、千太郎の幼なじみの「迎律子」や千太郎の一目惚れの相手「深堀百合香」、ジャズ仲間で千太郎の兄貴分「桂木淳一」。ジャズのメロディーにのせて、それぞれの恋や友情が錯綜していく…
と、いう感じでしょうか?
どこか野暮ったいファッションや、ジャズ。なるほど、1960年代の物語だからなのですね。物語中には「ビートルズ」や「時代はロック!」という台詞があったり、学生運動が関わってきたり、と、時代のエッセンスが取り入れられていて、独特な空気を醸し出しています。
そして、アニメ。
この作品はアニメによって120%の魅力を発揮しているように思います。
数々のジャズのレパートリーや、映画音楽のジャズアレンジなど、ジャズに縁のなかった私でも聞いてみれば「ああ、知ってる!」と嬉しくなってしまう。やはり、馴染みが薄いこの世界、興味の入り口としては紙面でも魅力が伝わりますが、実際、音で聞かされるとその説得力が違います。なんといっても
菅野ようこさんの奏でる音楽がとにかくすばらしい!о(ж>▽<)y ☆
このアニメのサントラが出たら絶対「買い」です。昨日放映された、学園祭でのジャズセッションのシーンは圧巻でした。
かーっこいいーったら(≧▽≦)
紙面からもそのイメージは読み取れたものの、音で、リズムで聞かせられると、その迫力は桁違いです。
音楽シーンのみならず、登場人物たちの語る方言も魅力。標準語とはちがう、独特の抑揚のあるイントネーションが、激しい音楽シーンとは対照的に、ほのぼのとさせてくれます。
律っちゃん、かわいいよ。ヽ(゜▽、゜)ノ
アニメを見て、それから原作を読むと、アニメでは描かれなかった細かな感情や、エピソードが語られているのが見られてまた楽しい。
アニメと漫画、双方がお互いのメディアの持つよさを最大限に活かして、この作品をより素敵な作品へと魅せています。
原作は完結したとのことなので、アニメも最後までするのかな?
楽しみです。
1巻表紙。主人公「西見薫」。野暮ったい黒ぶちメガネ。でも、とったら美形(笑)。勝負のときにはさりげなくはずすところが「可愛い奴」です。
2巻表紙。「川渕千太郎」バンカラなイメージのある彼ですが、実際は非情に繊細で相手をよく見ています。幸せになってほしいです。
3巻表紙。「迎律子」彼女の語る方言や、時代を感じさせるファッションには目がはなせません。本当にかわいい人です。
小野不由美の小説「過ぎる十七の春」を読みました。
こちらはシリーズものではなく単体の作品。現代もののサスペンスホラーです。
あらすじは…
直樹と典子の兄妹は従兄弟:隆の家を訪れた。何度となく過ごしてきた隆の家での生活。そこは花に埋もれた桃源郷のようで、いつものように優しく、穏やかな時間が流れるはずだった。しかし、久しぶりにあった従兄弟の瞳は暗く、そして、ついには人が変わったかのように変貌していく…やがて起こる悲劇。伯母と母が十七になるふたりを恐れるのは何故か?そして、直樹もまた、ある記憶にとらわれていく…
というお話。
小野さんの作品で「十ニ国記」シリーズ以外を読むのは初めて。現代日本ものなので「魔性の子」に近い感じですが、異形のものを感じさせる空気には、相変わらずひやりとさせられます。
このお話を読んで思うのは、
何よりも恐ろしいのは人の業
ということ。何ものかわからない異界のものよりも、「わかる」部分のあるこちらの方がリアルに恐怖を感じさせます(((( ;°Д°))))
怖さだけでなく、「なぜ?」「なにがこんなことを?」という謎解きの部分は素直に面白かった。次々と起こる出来事、謎の行方、そして二人は?…と、先が気になって一息に読んでしまいました。
小説でホラー系を読むことはあまりないのですが、読み終わったあと、不意に赤川次郎のホラー小説を思い出しました。
「魔女たちのたそがれ」
「魔女たちの長い眠り」
この2編。中学時代に「赤川次郎って読みやすーい♪」なんて気分で読んで、一気に怖くなった作品
久しぶりに読んでみたくなったなぁ。
現在放映中の、赤川次郎の懐かしいシリーズ「三毛猫ホームズ」も楽しみに見ています。相葉くん、はまってますね(笑)
↓昔とった杵づか…というか、久しぶりに人物を描いてみた。ファンの方、ご容赦くださいませσ(^_^;)
現在放映中の「三毛猫ホームズ」から。

そういえば…「過ぎる十七の春」にも猫の「三代(さんだい)」が出てきます。こちらもふてぶてしくて,ホームズっぽい猫で可愛かった(≧▽≦)
こちらはシリーズものではなく単体の作品。現代もののサスペンスホラーです。
あらすじは…
直樹と典子の兄妹は従兄弟:隆の家を訪れた。何度となく過ごしてきた隆の家での生活。そこは花に埋もれた桃源郷のようで、いつものように優しく、穏やかな時間が流れるはずだった。しかし、久しぶりにあった従兄弟の瞳は暗く、そして、ついには人が変わったかのように変貌していく…やがて起こる悲劇。伯母と母が十七になるふたりを恐れるのは何故か?そして、直樹もまた、ある記憶にとらわれていく…
というお話。
小野さんの作品で「十ニ国記」シリーズ以外を読むのは初めて。現代日本ものなので「魔性の子」に近い感じですが、異形のものを感じさせる空気には、相変わらずひやりとさせられます。
このお話を読んで思うのは、
何よりも恐ろしいのは人の業
ということ。何ものかわからない異界のものよりも、「わかる」部分のあるこちらの方がリアルに恐怖を感じさせます(((( ;°Д°))))
怖さだけでなく、「なぜ?」「なにがこんなことを?」という謎解きの部分は素直に面白かった。次々と起こる出来事、謎の行方、そして二人は?…と、先が気になって一息に読んでしまいました。
小説でホラー系を読むことはあまりないのですが、読み終わったあと、不意に赤川次郎のホラー小説を思い出しました。
「魔女たちのたそがれ」
「魔女たちの長い眠り」
この2編。中学時代に「赤川次郎って読みやすーい♪」なんて気分で読んで、一気に怖くなった作品
久しぶりに読んでみたくなったなぁ。
現在放映中の、赤川次郎の懐かしいシリーズ「三毛猫ホームズ」も楽しみに見ています。相葉くん、はまってますね(笑)
↓昔とった杵づか…というか、久しぶりに人物を描いてみた。ファンの方、ご容赦くださいませσ(^_^;)
現在放映中の「三毛猫ホームズ」から。

そういえば…「過ぎる十七の春」にも猫の「三代(さんだい)」が出てきます。こちらもふてぶてしくて,ホームズっぽい猫で可愛かった(≧▽≦)
子どもの頃に、大好きだった作家さん、「上原きみ子」さんの作品、「柿の木のある家」。今は文庫「上原きみ子自選集1 あんずの咲く音」に収録されている短編漫画ですが、この漫画を読んだ時の印象は今でも鮮明に覚えています。
この物語は一言で言ってしまえば「深窓のお嬢様と不良少年の恋」を描いたお話。
ちょうどこの漫画を読んだ前後に松任谷由実の「ダウンタウンボーイ」を聴いて、この漫画と世界観が似ていることから強く印象づけられました。この頃は、こんなシチュエーションが流行っていたのかな?校内暴力、暴走族、不良同士の抗争…そんなどこか過剰なエネルギーがあらゆるところに巻き散らされた時代の「身分違いの恋」。「ダウンタウンボーイ」、この歌を聴くたびに、この作品が頭をよぎります。
ユーミンの歌では生きる世界が違う二人は別々の道を歩むことになるけれど、この二人は違います。
「来な」
多くを語ることなく花嫁姿の彼女をさらうこのシーンには、やられました(≧▽≦)
二人の純愛、世間の厳しさ、そして訪れる理不尽な悲劇。特にラスト数ページは圧巻です。
上原きみ子さんは長編作品も大好きな作品が多くありますが、この作品は短いだけに長編作品で入りがちなギャグキャラもなく、より一層ドラマティックに徹した物語であるところが気に入っています。
でも、その分悲しさも倍増、一度読むとしばらくひきずってしまいますが(w_-;
ふたりが本当に幸せになる姿を見たかった…
この作品を読む機会があれば、ぜひ松任谷由実の「ダウンタウンボーイ」も聴いてみてください。「柿の木のある家」のふたりと「ダウンタウンボーイ」のふたり。思いを貫いた不器用なふたりに対して、歌の方では「ついてはいけない私」「今度はあきらめないでね」と過去に思いを馳せるふたり…合わせて見てみるのも面白いですよ。
この物語は一言で言ってしまえば「深窓のお嬢様と不良少年の恋」を描いたお話。
ちょうどこの漫画を読んだ前後に松任谷由実の「ダウンタウンボーイ」を聴いて、この漫画と世界観が似ていることから強く印象づけられました。この頃は、こんなシチュエーションが流行っていたのかな?校内暴力、暴走族、不良同士の抗争…そんなどこか過剰なエネルギーがあらゆるところに巻き散らされた時代の「身分違いの恋」。「ダウンタウンボーイ」、この歌を聴くたびに、この作品が頭をよぎります。
ユーミンの歌では生きる世界が違う二人は別々の道を歩むことになるけれど、この二人は違います。
「来な」
多くを語ることなく花嫁姿の彼女をさらうこのシーンには、やられました(≧▽≦)
二人の純愛、世間の厳しさ、そして訪れる理不尽な悲劇。特にラスト数ページは圧巻です。
上原きみ子さんは長編作品も大好きな作品が多くありますが、この作品は短いだけに長編作品で入りがちなギャグキャラもなく、より一層ドラマティックに徹した物語であるところが気に入っています。
でも、その分悲しさも倍増、一度読むとしばらくひきずってしまいますが(w_-;
ふたりが本当に幸せになる姿を見たかった…
この作品を読む機会があれば、ぜひ松任谷由実の「ダウンタウンボーイ」も聴いてみてください。「柿の木のある家」のふたりと「ダウンタウンボーイ」のふたり。思いを貫いた不器用なふたりに対して、歌の方では「ついてはいけない私」「今度はあきらめないでね」と過去に思いを馳せるふたり…合わせて見てみるのも面白いですよ。