あ・かぺらのつれづれ感想記 -14ページ目

あ・かぺらのつれづれ感想記

漫画とアニメとゲーム好きなダメ女のつれづれ感想記

前からちょっと気になっていた「彩雲国物語」。
アニメをちょこっと見てみたところ、面白そうだったので原作を読んでみることにしました。

あらすじは、

主人公:紅秀麗は彩雲国屈指の家柄「紅家」の血筋でありながら、家計は常に火の車。明日のお米を買うために、バイトをかけもちす日々の16歳。ある日、「おいしいもうけ話」にとびついてしまったところ、それは「後宮に貴姫として入り、即位して間もないダメ王様の教育をする」というもの。果たして政治をしない、女に興味のない「ダメ王様」を教育できるのか?

1巻はこんな感じです。

主人公、紅秀麗のキャラクターがいいですね。

身分的にはお姫様でありながら、バイトのかけもち生活で社会をよく知っている。世の荒波を渡ってきたパワーとたくましさが光ります。それでいて、人を見る目はゆがんでいない。誰かをうらやむこともなく真っすぐ生きている彼女の生き方は素直に尊敬できます。自分の気持ちを押し付けるのではなく、まず相手のことを理解しようとする姿勢、王:劉輝の馬鹿馬鹿しい「嘘」も真っ向から否定することなく、うまくあしらえる機転。それでいて、心の声は結構厳しかったり(笑)

「どう教育されていくのか」「無事に金500をGetできるのか?」

物語の先が気になり、一息に読んでしまいました。

ちなみに、第1巻はもともと続編を考えていない作品だったそうですね。

2巻「黄金の約束」からは「紅秀麗」の「立身出世物語」という感じで物語が続きます。

もともと官吏になりたかった秀麗。「女は官吏になれない」とあきらめていたけれど、その道が拓かれようとしていきます。でも、「女性初」官吏の道は厳しく険しい。秀麗の頑張りと、それを見守る温かい人たち、そして絶賛片思い中を貫く王様:劉輝との関係を描いていく物語、ということになりそう。

だんだん読んでいくうちに何故か「女版 銀河英雄伝説」なイメージが浮かんできました。次々と増える登場人物たちですが、どれも個性豊かでキャラが立っています。ただ、1話分だけではそれぞれの登場回数も少なく、さすがに印象が薄い。最初のインパクトは薄いけれど、冊数を読みキャラたちに慣れ親しむに連れどんどん続きが読みたくなる、そういう感じのお話です。

以前読んだ「伯爵と妖精」ほど「次!次が読みたい!!」という即効的な中毒性は今のところ感じませんが、じわじわと世界が浸食してくるような予感は感じさせてくれます。

今のところ読んだのは3冊目まで。既刊が豊富なので長く楽しめそう。
お金の余裕があれば、アニメの続きも見たいものです。


彩雲国物語―黄金の約束 (角川ビーンズ文庫)/雪乃 紗衣

¥460
Amazon.co.jp

※秀麗が猛暑による人手不足の宮に「男の子」を装って短期バイトに通うお話。ここで新たにバラエティに富んだキャラクターが登場します。



彩雲国物語―花は紫宮に咲く (角川ビーンズ文庫)/雪乃 紗衣

¥480
Amazon.co.jp

※秀麗、女性初官吏として及第、の巻。いじめに耐えつつ仕事に励む秀麗の姿には「仕事に対する心構え」を改めて考えさせられ、頭が下がります。脇役陣の背景も徐々に明らかにされ、興味が広がる1冊でした。
先日、宮部みゆきの「火車」がテレビドラマ化されました。

この作品は宮部みゆきの著書の中では一番印象に残っている作品です。「これはぜひ映像化されたものを見たい」と思っていたので、このテレビドラマ化は嬉しいかぎり。

見終わって、原作を読んだときの気持ちがまざまざと思い返されました。

うん、よかった。

時代を反映した物語なので、インターネットといったものはありません。携帯も…出てこなかったような。今からおよそ20年前が舞台。確かに時間はたっていますが、このネットの普及によって20年という時間以上に古い時代のような感覚に陥ります。そんな空気感もとてもよく出ていたように思います。
どちらかと言えばサスペンス要素に重点をおいて、ぐいぐい引き込まれるドラマだったかな?
原作の方は、もう少し悲しい性のようなものにもつっこんだ内容だったかな、と。

もう一度原作が読みたいな。
ドラマを見て興味を持った方、ぜひ原作を読むことをおすすめします。
より深く、考えさせられると思います。

ずいぶん昔、別のブログで書いた感想をコピーしてみました。
宮部みゆき作品「誰か」「レベル7」と、この「火車」。

どれも、面白かった、と記憶しています。

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓




最初は『誰か』。

ちょうどこのお話の続編にあたるものが発売されたばかりでその第一弾として大々的に売られていたので、初めて自分で買ってみました。読んだ感想を川で例えれば「深いかも、深いかもと思って恐る恐るわたってみたけど意外に浅かった」といったところ。ただし後から「実は見えないところに深いところがあったのかも。」とは思わせてくれますが。。。お話自体はとても読ませるので、すいすいいけるのですが、「こういうオチかぁ」と若干の拍子抜け感がぬぐえませんでした。

ま、でも軽く読むには楽しいので次に手をとったのが『レベル7』

今度はあまり過大な期待をしていなかったからか、とても面白かったです。もともと、記憶喪失や精神科が関わってくるようなジャンルが好きだということもあるかと思いますが、「レベル7」が何をさしているのか、や事件の全体像が見えないけれどもひとつひとつの謎が興味深く、最後まで面白かったです。また実際に起こった事件をエピソードに用いている点でも、読み終えた後、その事件をネットで調べてみたりして。。。「宮部みゆき、面白いかも」と思いました。

一番最近になって読んだのが『火車』

山本周五郎賞を受賞したというこの作品。面白かっただけでなく、いろいろなことを考えさせられました。一番は「カード社会」について。このお話の軸は「カード社会」と「自己破産」。ことに多重債務者についての考察や、どうして借金をしてしまうのか、をただ弾劾するだけでなく、理解しようとする立場で描いていることに「目からうろこ」のような気持ちにさせられました。また、いろいろな人間の気持ちをうまく例える例が印象に残っています。例えばカードで買いすぎてしまう人の気持ちについて「蛇がどうして苦しい脱皮を繰り返すのか。それは蛇が「次こそは足が生えてくるかも」と思ってしまうから。それでも所詮蛇に足が生えるわけはないけれど、もし足が生えたように見える鏡が売っていたら、どんなに高くても、それが虚構であるとわかっていても、買いたくなってしまう」と。そして、自分のしたいことにその才能があり、何の邪魔も入らずにその状況を与えられている人を「幸せな人」といい、蛇の話にするならばその人は「自分は蛇だから足がなくて当たり前」と思える人だ、と。

それからこの「火車」で特に印象的なのがこれが「女の事件」だということ。主人公はこの事件を追う中年男性刑事ですが、この犯行そのものが「もし男だったらおそらく起こらなかった」事件である部分にも惹かれたのかもしれませんね。

と、ここまで3冊読んでみるとどれも結局はある「誰か」をみつけるため、細かな断面図を集めて人間像を形作っていく、その過程を描いているものだと思いました。そうすることによって理解し、「誰か」が物語の中で生きてくる。手をかえ、品を変えつつも、描いているものは同じ。

でも、私もそれが好きです。

(2008年2月 7日 (木))
予告を見て気になっていた作品「Colorful」を見ました。

「おめでとうございます。あなたは抽選に当たりました。」

罪を犯した魂であった主人公が、謎の少年プラプラに話しかけられる。

「下界で再挑戦することができます。ホームステイです。」

条件は「自分の罪を思い出すこと」
下界に降りた魂は「小林真」として生き返った。



面白い設定です。

自分にこんなことが起こったら、とちょっと考えてみてしまいました。真は自殺を謀った中学生。学校生活もうまくいかず、成績もクラスで最下位。幸せそうに見えた家庭も、真実が見えては辟易していく主人公。

でも、俺じゃないし。

そんなことを考えながら、冷めた目線。「真」をなぞることなく自由に振る舞うことで周囲も少しずつ変わってきて、それまでに見えなかったものが見えてくる。

それまでの真がどうであったのか。見る私たちもわからない。でもおそらく、下界で暮らす「真」は孤独で、人の醜さを許せず、関わろうとはしなかったのではないかと思われる。醜い色に飲み込まれ、堕ちていく世界。かつての真が描いた絵からは、そんな真の心が見えるような気がしました。

ほんのちょっとの「きっかけ」で、人との関わりに1歩踏み出した真の、幸せそうな笑顔が印象的です。

人は醜い。

でも、

それだけじゃない。

人と関わることで気付けたからこそ、家族を、友人を、そして何よりも「自分を」赦すことができる。

「皆、いろんな色を持っているんだ。持っていていいんだ。

もがいていた真の「気づき」が、誰かの「支え」になったこのシーンは、赦しと癒しを与えてくれる名シーンだと思います。


人はいろんな色の複合体

これは、私も思ったことがありました。私の場合はこんなに大真面目なテーマでなんかなくて、「占いとは?」なんてことを考えた結果に出てきた結論にすぎないのですが。「なんで別々の占いでいろいろな「自分」を占えるんだろう?」と、学生時代に思っていて、ふと思いついたのが色のミルフィーユ。

たとえば、「私」を表す色のミルフィーユ。赤や黄色や緑色が混じっているけれど、青はない。「占い」で「赤」「黄色」「緑」についてちょっとでも語られていたら「当たってる」気がするだろうし、持っていない「青」が語られないことでも「当たっている」気がする。

これが私。

そんな風に。

きっと、皆、それぞれの「カラー」を持っている。「赤系統」でまとまっている人もいれば、きっとまったく別々のバラバラな色でできている人もいる。中には一見爽やかな「青系統」でまとまっているように見えて、薄紙のようにダークな色もはさまっているのかもしれない。でも、その「隠し色」がその人の見えない個性になっていたりして。

面白いなぁと。

話はそれましたが、この映画「カラフル」でそんなことを考えた頃のことを思い返し、ちょっと懐かしくなりました。

真の思い出した「罪」とは?

この大どんでん返しからさかのぼってみれば、この作品全体が「今」を生きるひとつの知恵のようにも思われます。

ささくれた心を癒す、赦しの物語。
おすすめです。


ああ、面白かった。
まず、全員攻略後の「真(?)ルート」にあたるルートについて。

組の皆の絆を感じる温かいルートでしたね。極道の世界の非情さも押さえつつ、「お嬢」を思う面々の優しさがひしひしと感じられる素敵なルートだったかと思います。朝生と京吾のやりとりに笑い(これは他のルートでも見たかったかも?)、武藤先生の相変わらずのマイペースぶりににやにやしました。喜多川さんだけはせつなかったですね。一緒に笑いたかった。

さて、この真ルートまでやってみて、ずっともやもやしている点がひとつ。

主人公の母、親としてどうなの?( ̄^ ̄)

自分の都合で子どもを放り出した身勝手な母にしか見えませんでした。でも、こんなこと思うの、私だけかも、ですねf^_^;。「物語進行上」の大人の都合でしょうし(苦笑)。




さて、フルコンプして。

最初の感想でも言ったように、ひたすら「極道」の世界が合わなかったのだけが残念だったように思います。実際、キャラによってはなかなか萌えさせてくれるシーンもあり、楽しませてもらいました。ボリュームも満足。キャラごとに多彩なEDがあるのはやっぱり楽しいです。

主人公もこの手のゲームにしては、はっきりと物を言う強い性格の子で、皆をひっぱっていくようなところや、いじめられている友人を助ける気概があるところなどは好感が持てました。組長としてやっていく、となるとそれくらいの気の強さは必要なのでしょうね、きっと。

全般的に見れば、非情にバランスよく、よくできた作品だと思います。これから「やってみようかな?」という方、今回の私の感想はいつもに増して偏った内容だと思われますので、あまり心配しないでやってみてください。一人でもキャラ萌えしそうな人がいたり、組のわいわいとしたやりとりを楽しみたい方々にとって、楽しめる作品だと思います。

私的には「ツンデレ」朝生さん、「マイペース」武藤先生のお二方をやれただけでも、それなりに満足。この二人は本当によかった!

萌えました(≧▽≦)

さて、このゲームはファンディスク「仁義なき乙女 恋恋三昧」が出ています。朝生さんが活躍しているという噂もあるので気になるところですが、購入は今のところ未定。何もするものがなくなったら、また考えよう。

今回のこの感想(灰谷~フルコンプ感想)、実際ゲームをしてから時間がたってしまい、
若干感想が上滑りしてしまっていますね。ごめんなさい。

最後まで読んでくださった方々、ありがとうございました。
さて、おそらく本命、な、那由多 龍です。

$あ・かぺらのつれづれ感想記-仁義~龍

那由多 龍は、虎桜組の若頭。正直、お馬鹿だけれど、組の皆に慕われるいい奴です。基本、元気で明るく、ちょっとずれているものの「お嬢、大事!」を全面に、いつでも優しく接してくれます。

おそらくこの方がこのゲームの本命であろう、と、最後までとっておいたのですが…

これが大失敗でしたorz

この方、他のキャラとのVSルートが豊富で、どのキャラを攻略していてもちょこちょこ構って関わってきます。当然、選択肢にも選ぶところが出てくるのですが、各キャラを一通りこなしてびっくり( ̄□ ̄;)!!

龍のルートがほとんど終わっているよ(T▽T;)

しかも、何かを間違えたのか、朝生さんルートのつもりで進めていたところで

龍のBEST EDに突入。

あれ?龍?朝生さんは?

と、「???」な状態で最後まで見てしまって、感動どころじゃなかった…orz


ああ、やってしまった、という感じです。

ま、いいけどね。龍は正直「ツボ外」ですので。
主人公のことを本当に大事に思っているし、嘘のつけない能天気おバカでも、締めるところはきっちり締める。男らしい人ではあるけれど、ヤンキーな感じはやっぱり好きじゃないようです。また肝心の場面での背面に広がる

アレ

萎えましたorz

ただ、その後が心配ながらも主人公に一番しっくりくるのはこの人なんだろうなと思います。

↓以下、ネタばれ含みます。(たぶん)





















龍はいい奴です。

うん、それはそのままだと思う。

でも、一番「ああ、組員なんだなー」という出で立ち。生い立ちも虎桜組の対立組織の組長の息子、という立場で、どうしてもその流れから抜け出すことはできない。結局、彼のルートではその部分を避けることができないんですよね。普段、底抜けの能天気おばかに見えても、最後はドシリアスな展開。私としてはいろいろつらかったです。

そして、背中に広がる「龍」。

ああ、そちらの方なのねorz

と、ビジュアルで拒否反応が起こってしまいました。もう、遠い世界。

主人公が彼に惹かれるのはわかります。一番、対等で忌憚なく話せる。波長があう、という感じ?
最初から好意が見えるのも可愛いですよね。

可愛いけれど… ループしそうだ…


「龍」好きな方、ごめんなさい。

そんなこんなで、個人的に入り込めない「龍」ルートでした。