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あ・かぺらのつれづれ感想記

漫画とアニメとゲーム好きなダメ女のつれづれ感想記

「はいからさんが通る」「あさきゆめみし」で有名な大和和紀さんの作品「ヨコハマ物語」はその名前の通り明治時代のヨコハマを舞台にした物語です。2人の主人公「万里子」「卯野」をはじめ、ヨコハマに生きる様々な人々の生き様が反映された物語となっています。

舞台はヨコハマ。横浜の貿易商の娘「万里子」と、親を亡くしてその商家に引き取られた少女「卯野」の出会いから、物語は始まります。貿易商の父のもと、世界をまわる船に憧れを抱き「いつか、ともに世界中を回ろう」という約束をかわす「万里子」と「卯野」。少女時代はともに勉学に励み、同じ人に恋心を抱き、そんな穏やかで優しい時のなか、二人は友情を超えた「絆」を育んでいきます。でも、万里子の父の不慮の死から、事態は一変。万里子は不本意な結婚を強いられ、卯野は万里子の代わりに海を渡る。運命に翻弄されながらも、自らの足で立ち、愛する人とともに生きる道をみつける二人のそれぞれの人生。明治時代という文明開化の時代に生きる女性の強さや気高さを堪能できる、骨太な作品です。

「はいからさんが通る」で有名な作者さんですが(今は「あさきゆめみし」の方が有名かな?)、「はいからさん」よりも喜劇色が薄く、地に足のついた作品であるように思います。実は「はいからさん」の喜劇色が苦手な私。こちらの作品を知るまでは避けていたのですが、この作品を読んで「大和和紀」作品が大好きになりました。

「外国人居留地」「人買い」「アメリカの移民」「鹿鳴館」「アヘン」「港の建築」と、明治の世を彩るエッセンスがそこかしこに物語に反映されています。和装、洋装の人が入り乱れ、文化も考え方も新しいものが次々と入ってくる時代。気を抜けば時代の波に流されそうな時の中でなお、もがきながらも自分の夢のためにひたむきに生きる姿は、真摯で胸を打たれます。

きいてくれ、一生に一度しか言わない きみを愛してる…

そんな言葉も、今を生きる人のものより何倍も重く、心に響きます。

はあ…。素敵な物語は、何度読んでも素敵です:*:・( ̄∀ ̄)・:*:

こちらの作品、初出は1980年。この頃の漫画の方が、昨今の漫画世界よりも、世界は広く大きく、ドラマティックであったように思います。日常のあれこれを丹念に綴る物語も好きですが、きちんと時代を反映した壮大な物語が減っているのは寂しいところ。情報が氾濫し、世界の情報がまるで隣町での出来事のように知る事ができる今、逆に「知りすぎている」からこそ想像の余地が減ってしまっているのかもしれません。便利な世の中ですが、広い世界を知れば知るほど、世界が狭く感じてくるのは何故なのでしょうね?「物語」という夢物語の世界が「現実」との融合で夢を語れなくなっている。そんな感じでしょうか?

明治の世を漫画に描いたものとしても希有な作品です。その時代に興味が湧いてきます。ちょっとでも興味がわいたら、手にとってみてください。おすすめです。

ちなみに…

もともと好きな作品ではあったものの「今」ふたたび読み返したのは、以前に攻略したゲーム「蝶の毒、華の鎖」のエピソードと重なるものがあって懐かしくなったから。斯波と主人公のエピソードを読んでいて、

ああ、これは万里子と竜助だ

と思ったものでした。また「蝶毒」の兄「瑞人」は万里子の兄「柊一郎」をほうふつとさせます。「蝶の毒、華の鎖」のようなダークさはありませんが、欧風和風が混在する時代の色やその時代に生きる人の考え方などに、共通項があるように思います。合わせて読んでみると面白いかも。
さてさて、お次は、こちらのゲームサイトでの人気投票No.2といわれる「広瀬 優希」を攻略しました。ちなみにサイトでの人気No.1は「千木良」先輩とのこと。攻略対象ではありません(笑)1票差で2位というのは主催者の陰謀を感じます(´∀`)


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広瀬くんは放送部部員。実は結構オールマイティーな割に「突出したものがない」といじられることの多いキャラ。

「器用貧乏とはまさに俺」

というマニュアルのコピーはかなりツボでした(笑)。

天然で破天荒な先輩方、ちょっとずれた感性の主人公「風羽」ちゃんなどの世間一般からずれた行動のフォロー役に邁進する彼は、結局ついつい「常識派」な立ち位置になって、どこか損な役回りに陥ってしまう

天然の苦労性:*:・( ̄∀ ̄)・:*:

優しさが仇になってしまう子です。何かをあきらめたような胡乱な目をした立ち絵には何度も笑わせてもらいました。何気に一番表情が豊かなのでは?

さて、そんな彼との恋愛ですが。

難しい子です( ̄ー ̄)

自分を客観的に見すぎてしまう。皆のフォロー役は彼の優しさであるはずなのに、その優しさすらも自分で貶めてしまっている。その異様な自己評価の低さから、

近づくほどに遠ざかる

そんな面倒な側面を持っていたり。
BADはそんな彼ならではのちょっと悲しいエンド。
これは確かに風羽ちゃん頑張っちゃうわ。だって、この手の方々はこちらが頑張らないと、何も始めることすらできないから。広瀬に対する風羽ちゃん、なにげに

積極的です:*:・( ̄∀ ̄)・:*:

こんな面倒な「広瀬」。でも、近づくほどに偽悪的になる彼の言動は

むしろ甘いо(ж>▽<)y ☆

しかも、自身の恋心を隠そうとすればするほど、

こぼれた時の行動が熱いぞ(≧▽≦)

もう、いっぱいいっぱいなくらいの気持ちを隠し持っていることがわかるエピソードには

やられました(///∇//)

ラストの彼がまた可愛くて

いいо(ж>▽<)y ☆


No.2納得のルート。

正直最初はあまり興味のなかったキャラでしたが、好感度UP!
甘さも堪能させていただきました~。

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さてさて、お次は「ハム男」「カレー大使」などとひどい言われようの「葉村椋人」を攻略。

風羽のクラスメート。嫌みで喧嘩売りな面を持っていて、協調性0。空気を「読める」くせにあえて「読まない」天の邪鬼。ちなみにマニュアルに書かれた彼の紹介文は「基本所持スキル:無礼千万」と、さんざんな書かれようの彼。先に攻略した空閑くんとは対極な人ですね。

いや、もう、実際いたら本当に疲れます、この子は。

協調性ないし、嫌みは言うしの癖に

仲間はずれは嫌

という、実はメンタルの弱い子。

でも天の邪鬼な割に、「嬉しい、楽しい、一緒にいたい」気持ちを隠せない不器用さには

素直じゃないんだから(笑)

と、ついつっこみたくなる。最初はただの「イライラ」が皆相手に「ツンデレ」になっていく彼は、

ほんっと可愛い奴です(〃∇〃)

彼のそんな素顔がわかってきた面々が、彼の扱いを覚えていくところがまた笑えます。

そんな葉村くんとの恋愛は意外にも

王道

実は案外常識派。「彼氏」になってからは抜群の安定感を見せてくれます。彼女にだけは素直になれた彼だけに、彼女への素直な言動には

ニヤニヤしきり(///∇//)

高校生恋愛の爽やかな「甘さ」を感じさせてくれました。

まだまだ人間としてできてなくて、でも少しずつ反省を繰り返して彼女を大事にしていく。発展途上な感じがまた

高校生ってこんなかな~(〃∇〃)

と、頬が緩んでしまいます。

よいですね。このゲームはかなり「当たり」だと思いました。次は、人気投票No.2という「広瀬」に行ってみようかな。


キャラ別感想なんぞ。
軽いネタばれあるかもしれません。

最初に攻略したのは空閑正臣くん。


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人間関係に不器用な天然さんです。空気の読めないマイペースっぷりを発揮しているものの、根が素直で正直ものなだけに、寮の皆につっこまれつつも見守られています。無類のネコ好きで、自分がカエルにされたときですら「ネコさんだったらよかったのに」と言ってしまうくらい。友達がいなかったため「友情・青春」といったこそばゆい「青春ワード」に憧れていて、めんどうごとに引きずられるときだって「青春」の言葉ひとつで

青春バンザイ!

なんて、喜んで参加しちゃう。かわいい子です。
さて、そんな「人間関係」そのものに奥手な彼との恋愛は、

ほのぼの(=⌒▽⌒=)

ただでさえ、感情表現の乏しい、ある意味「女子力」とは無縁な風羽ちゃんが相手なので、甘さも少々薄め。そのうえ空閑くんにとってはまだまだ「友情≧恋愛」な感じも否めない。でも空閑くんの幸せそうな笑顔には癒されます。

空閑くんはその不器用さからついつい

母のような気持ちで成長を見守ってしまう

これ、寮の面々も感じているのではないでしょうか?もっとも、恋愛に際してはその「素直さ」ゆえ、褒め言葉も、自分の欲求も、躊躇いなく言えちゃう。彼は今でこそ主人公「風羽」以外の女子と話せないかもしれないけれど、慣れれば

天然たらしの素質あり、とみた:*:・( ̄∀ ̄)・:*:

ま、何事においても

素直が最強

を感じさせてくれる空閑くんでした。
「窮鼠はチーズの夢をみる」「俎上の鯉は二度跳ねる」の水城せとなの作品。この2作がなかなかよかったので、買ってみました。

本の帯が

「ああ どうしよう 頭の中が大騒ぎだ」

とあるように、まさに思考をキャラクター化して「脳内会議」をしている様が綴られています。

主人公:櫻井いちこ(29)は、飲み会で会った「早乙女」が気になっている。ある日ばったり駅で出会ったときのこと

「話しかける?話しかけない?」

ポジティブ思考「石橋」、ネガティブ思考「池田」、瞬間の感情「ハトコ」、記憶をつかさどる「岸」、議長「吉田」による「脳内会議」では白熱した議論が繰り広げられる。

・・・というもの。

「窮鼠~」の主人公、恭一も「黒恭一(快楽、危険思考?)」「白恭一(誠実、安全思考)」「グレー恭一(無難、モラトリアム思考)」に分かれて脳内会議(言い争い?)していてなかなか笑いを誘っていましたが、これはそれを全面に押し出したようなお話。

視点はすごく面白い。

脳内での会議、パニックの様子がすごくよくわかります。もう頭の中ぐっちゃぐちゃで、結局突拍子もない行動に出てしまったり。否定も肯定も楽観も悲観も、あらゆる思考がぐるぐるしている様子がすごくよくわかります。

視点は面白い、のだけれど。

恭一の「黒」「白」「グレー」まではどれも「恭一」だったのですが、ここまでキャラクターが分かれてしまうと「これは‘いちこ’なのか?」と戸惑いがあります。性別も年齢もばらばらな思考たち。これはほとんど多重人格の域かと…脳内で「いちこ」の行動とその結果を眺めている様をみていると、まるで思考5人で

いちこ人形を操縦

しているような感覚に陥ります。誰視点で見ればよいのか、感情移入が非情に難しい。読み終わったときの感想は、まず

疲れた…orz

いや、面白かったですよ?面白かったけれど、喧々囂々の会議をフルスロットルで参加し続けたような疲労感がありました。意外にのめり込んで読んでいたのかも?

私の脳内でもいろいろな思考がいろいろな感想を言い合っているようです


読みながらずっと思っていたのが、

これ、舞台で見たらすごく面白そう!

でした。
「12人の怒れる男」のような密室空間。映像で流れる「いちこ」の行動。テーマは「恋」。
どっぷりのめり込む漫画よりも、客観的に楽しめそうな気がします。こんな舞台があったら見に行きたいです。

続きは、さてさて。