★真夜中のシンデレラ こいわ美保子

たしか「なかよしデラックス」に掲載された作品。これを初めて読んだときは衝撃でした。
あらすじは
和宮ルリの夢はお姫様。異人の父は行方不明、母も亡くなり彼女はお屋敷でお手伝いの職にある祖母に育てられている。自分の望むものを持っているお屋敷の少女を羨ましく思いながらも、祖母からは「あきらめろ」と言われる日々。ある日近所の子の誕生パーティーに呼ばれ、ひとときシンデレラ気分に浸るも、あきらめきれないルリは屋敷に火を放ち少女とその母を殺害。そのときから、彼女はシンデレラでい続けるために手段を選ばず、罪を重ねていく…
というお話。
これでもか、という悪行の数々。その悪行っぷりは見事なくらいです。
5歳で放火。屋敷の娘と母を殺害。
15歳、殺したはずの娘が成長し、記憶喪失者として出現の際には、とりまき(笑)を使って彼女を虐めたおしたのち、死に追いやり、さらに目撃したとりまきの一人も殺害。生徒会対抗候補の生徒の弱味を握り、発狂に追い込み、その際利用した彼女の恋人を殺害。さらに…という。
その経緯もまたえぐいったら(=◇=;)
魔少女の誕生からその最後まで、1冊で全力疾走したような、ある意味爽快感のある漫画でした。この作家さんは、この作品以外は見なかったのですが、その後はどうしたのかな?
★曽根原澄子さん
もうひとり,懐かしいコミック。曽根原澄子さんの作品。この方の描くバリバリのロックミュージシャンっぽい格好や頭部が大きいふわふわの髪型は苦手でしたが、ホラーものはなかなか恐怖心を煽ってくれました。今改めてみたら綺麗な絵を描く方だなと思います。

☆「沈黙のメッセージ」
こちらもなかよし掲載の心理ホラーもの。はっきり言って
怖いです(((゜д゜;)))
親友にラブレターの受け渡しを頼まれた主人公。男子生徒のいたずらで面白おかしく公開されたうえ、自分のことと誤解をされることに。誤解を鵜呑みにした親友は、復讐とも言える嫌がらせをして主人公を追いつめていく…
追いつめていく少女の豹変ぶりと狂気は今見ても十分恐ろしい。ってか、全てが解決したあと、追いつめていた彼女を「引き受けよう」とのたまった先輩。
本当にいいのか?( ̄□ ̄;)
先輩の将来が不安です。
☆「62日の砂時計」
タイムスリップものです。今ではありがちですが、当時は新鮮に感じたものです。
文芸部に通う主人公は、転校生に振り回されてばかり。憧れの先輩に片思い中な身なのに、誤解を招く行動ばかりする転校生に辟易している。11月1日。転校生の彼が嫌がる主人公にプレゼントの砂時計を渡した直後、トラックと正面衝突。主人公(と、その転校生)だけが、過去の記憶を持ったまま9月1日に戻ってしまった。2度目のふたりの日々。そして迎える11月1日…
というお話。2度目だからこそ、1度目は冷静になれなかった相手のことをお互いきちんと見ることができ、起こる事象は避けられないけれどふたりの心の関係は変わっている。そんなふたりの成長や、1度目で見えなかった真実が見えてくるのが面白かったです。短い中で無駄無くきっちりおさめた作品。今読んでもやっぱり面白い。
小さい頃に読んで「面白かった~」と思った作品は、なんだかんだ言って今でも面白いと思います。その頃の感性がませていたのか、私が成長していないのか(後者だと思われ…笑)。
懐かしい漫画をまたいくつか紹介できるといいなと思います。







