闇に消えたクリスマス 〜 曽祢まさこ | あ・かぺらのつれづれ感想記

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今夜はクリスマス・イブ。
「クリスマス」でふと思いだした漫画、「闇に消えたクリスマス」。
曽祢まさこさんの作品です。

クリスマスの夜。パーティーの最中、プレゼントの一つが爆発。それによって、ひとりの少年が光を失います。彼と彼の幼なじみの少年少女。7年の歳月がたち成長した彼らが知る真相とは?そのとき彼らは?

というお話。
お話的には王道な感じで、この作品自体に特別な思い入れがあるわけではないのですが、題名に「クリスマス」が入っているせいか、毎年この季節に思い出してしまいます。

曽祢まさこさんは幼少時にはまった漫画家さん。現在も「ハロウィン」などで連載されているようですが、私はやはり「なかよし」時代の西欧を舞台にした作品群が好きです。その頃の方が絵にも「華」があったようにも思います。

初期に発表された「幽霊狩り」や短編「ブローニィ家の悲劇」などはネオゴシックホラーといった趣のある作品で、透明な悲しみの漂うその世界観に惹かれていました。双子の相克を描いた「私が死んだ夜」も印象深く何度も読んでしまう作品。

また、原作(原案?)ものではあるものの、魔女狩りの悲劇を描いた「魔女に白い花束を」では、魔女狩りの恐ろしさはもちろんのこと、それを招く人間の弱さを描いた作品として、幼かった私にとって衝撃的な作品でした。これらの作品は30年経った今読んでも、読み応えのある作品だと思います。確か最初に読んだのは小学2年生のとき。

8歳で「魔女狩り」について語る

今思うと怖いよ、自分。今どき、下手すると職員室で問題視されかねないですよね( ̄▽ ̄)=3

今の「なかよし」はよく知らないのですが、昔の「なかよし」作品、なかなか骨のある作品が多かったように思います。

懐かしいな。

年末実家に帰ったら、また読み返してみようっと。

幽霊狩り (講談社漫画文庫 そ 2-14)/曽祢 まさこ

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人には見えないものが見え、人には聞こえないものが聞こえるがため人に敬遠されて育つ盲目の少年「ダニエル」の物語。ダニエルの優しさと、優しさゆえに深まる孤独と悲しみ。きれいにまとまった作品です。

わたしが死んだ夜 (ポケットコミックス)/曽祢 まさこ

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一卵性双生児のエヴァとクレア。一卵性であるがゆえの苦しみにもがく二人の葛藤から生まれた悲劇を描いた作品。短編ですが、とても印象深い作品です。

魔女に白い花束を (講談社漫画文庫)/曽祢 まさこ

¥683
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魔女として狩られるグレートリの芯の強さと、密告する少女の弱さと苦しみ。「魔女狩り」という歴史的悲劇の中のあるひとつの「真実」を描いているように思います。初出「なかよし」だからとあなどってはいけません(笑)。

…というか、

よく「なかよし」に載ったな、これ(  ゚ ▽ ゚ ;)

シリアスな展開に一息に読んでしまいます。

ふたりめの神話 (講談社漫画文庫)/曽祢 まさこ

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第二子禁止法が施行される中生まれた妹を、家の中で隠しながら育てる一家。その秘密を守るために起こる悲劇を描いたお話。近未来的な設定でありながらも中国における「ひとりっこ」政策を思えば、絵空事とは言えないものを感じました。