Uとの「届け、ことばの処方箋!」 -296ページ目

真夜中のショッキング

ああ、今泣きそうになりました。


一生懸命書いた今日の日記が、パソコンのエラーでブラックホールに吸い込まれてしまいました。






ちょうど今さっきのことです。


しかしながら、文章はコンピュータのクレパスの底に落ち、

墜落の音すら聞こえませんでしたが、


なんとか僕はザックを氷上に引っ掛け、

命を取り留めることができました。


命があれば、なんでもできる!

やればできるさ!


カードですかー、現金ですかー!!


だーーーー!


そもそも、文章がなくなっただけでへこむなんて、本末転倒。


文章は僕の記憶から、感情から、五感を通して、無限大に生み出されるのです。


一度割れたグラスはもとに戻らないけど、

形のない文章や芸術活動は、無限に生まれる。


逆をいえば、何もしなければ何も生まれない。


先の週末に、軽井沢を経由して、万座温泉に行きスキーをしてきました。


雲ひとつない、鮮やかなブルーと、真っ白な山の稜線が美しく、僕のこころを癒してくれました。


帰り道。


満月に照らされた闇の中の真っ白な浅間山が、青白い燐の焔のように輝いているのがとても印象に残りました。


風ひとつ吹かない夜の高原は真空の宇宙のように静かに僕の体を浄化してくれました。


美しい景色や、きれいな花、屈託のない友との会話は、

無条件に僕のこころの影を取り払い、自分の存在意義を提示してくれます。


どんなに疲れていても、誰かとの少しの会話や、美しい景色や、道端のタンポポに目をやるだけで、

今日はよい一日だった!と元気になる瞬間があります。


さて、ウィークディも残すとことあと3日。


次の休みに向けて、頑張ります。

離れて暮らす両親に「ありがとう」

本州の最北端の青森市に生まれ、

北海道の雄大な自然の中で幼少期を過ごし、

青春時代を北関東にあるほのぼのした宇都宮で過ごし、

学生時代を新潟市で過ごした僕。


現在は、埼玉県の日本一小さな蕨(わらび)という街に住みながら、

毎朝、満員電車に揺られ、東京駅の近くのオフィスに通う生活。


今、僕があるのは、僕の両親をはじめ、

僕の周りでいつも僕を支えてくれる仲間や、多くの人たちのお陰で、

決して裕福とはいえないけれど、

不自由のない平穏な生活を営んでいます。


こんな、僕ですが、おととしから社会に出てなんとか働き、

いろいろなめぐり合わせのお陰で、

去年、会社から小さな表彰を受けました。

人様に胸を大にしていえるような賞ではありませんが、

そのときにプレゼントとして、札幌のホテルの宿泊券をもらいました。


宿泊券の有効期限は2008年、3月末迄。
(交通費は別・・・、む、どうしよう・・・)


ということで、今、青森に住む両親に、チケットをプレゼントすることにしました。

今日は、そのチケットを使って北海道に旅行をした両親から、

ありがとうのメールが来ました。


僕の父親はサラリーマンとして風邪をひいて熱があっても休むことなく毎日働き、

母親はその父を支え、ときには内職やパートをしながら、

一生懸命に僕を育ててくれました。


「裕福」とはいえないまでも、

何の不自由もなく、僕がやりたいといったことに対しては、

いつも応援してくれて、そっと見守り力添えをしてくれました。

好きなものを食べ、週末には家族でドライブに出かけ、

特に僕が幼少期から、中学校に入学するまでを過ごした北海道は、

休みのたびに家族で出かけ、いったことのない場所がないくらい、

あちこちに僕を連れ立っていてくれました。


お金を稼ぐことの苦労や、「普通」という生活を続けていくことが、

いかに大変なことか、一人で暮らし、働くようになってから、

身にしみてわかるようになりました。


どんなときでも心が豊かでいることの大切さを僕は両親から教えてもらいました。


北海道は僕にとって特別な場所です。

美しくも厳しい大自然の中には、懸命に生きる人たちの強さやたくましさがあります。

そこで見た多くの風景や、ひとびとの温かさは、大人になった僕の中にいまでもちゃんと残っています。


両親は、金曜日の夜に八戸からフェリーで苫小牧に向かい、

ニセコでスキーをして、札幌に泊まり、今日、洞爺湖を周り、

今日、函館から去年就航した高速船に乗って、青森に帰ってきました。


あくまで車を利用して、フェリーにも乗っちゃって、

あちこち移動して歩くこのスケジュールはいかにも僕の両親らしいコースです。


この連休の、日本全国晴れ模様は、北海道でも例外ではなく、
送られてきた写真つきのメールには、
ニセコの山頂から、羊蹄山を抱いた雄大な石狩平野がばっちり写ったとても素敵なものでした。


僕の父親はスキーの指導員ですが、

母親がスキーをしたのは、かれこれ10年ぶりくらいだったようで、

電話では「体が筋肉痛で大変だ」といっていました。

そして「素敵なプレゼントをありがとう」といってくれました


「また機会があったらいつでも遊びに来てね」


電話の最後にそういっていたのがとても印象的で、

僕もまた明日からがんばろうという気持ちになりました。


今頃、家について二人はもう眠りについていることでしょう。


いつもいつも、僕を支えてくれてありがとう。


両親への感謝の気持ちを持って、眠りにつこうと思います。

どんなときも「明るく元気な」大人でいる

には最近気をつけていることがあります。


それは、「明るく元気!」でいることです。


学生か!


と思うかもしれません。


でも、よく考えてみると、世の中の大人たちは、こんな小学生でもできることすら忘れて、人によってはできなくなってしまっているんじゃないか、と思うときがあります。


人と、はじめて知り合った人と、職場の人とあったとき、


必ずといっていいほど、


「最近どう?」とか「調子はどう?」


といった質問が飛び交います。


そこで、


「実はあまりよくなくてさ・・・」とか、

「絶不調だよ・・・」


と答える人と、


「元気100%でやってます!」とか、

「絶好調だよ!」


と答える人と、


あなたは、どっちの人と一緒にいたいと思いますか?


僕はやはり後者です。


者の質問に対して寄ってくる人は、マイナスのエネルギーを帯びた人であり、


互いに愚痴の応酬合戦が始まり、


おそらくそこから明るい前向きな結果を生むことはほぼゼロといっていいでしょう。


なにも自分の悩みや苦しみを打ち明けるな!ということではなくて、


調子を聞かれたときに、イの一番にマイナスの回答を用意することはないのです。


人間は言葉によって大きく支配されます。


ダメだ、ダメだといっていると、その言葉がダメな状況を引き起こし、仕舞には本当に出口の見えない暗い洞窟の中に自分を閉じ込めてしまうことになるでしょう。


だから、僕は最近、自分の状況がどんなものであろうと、

誰かと話すときには、「明るく元気に」いるように心がけています。


んの少しのユーモアや冗談で、相手が笑顔になると、自分も笑顔になり、

いとも簡単に心の窓の結露は蒸発して、きれいな外の景色が見え始めるのです。




日は僕が勤めている会社の、表彰大会がありました。


僕は、お手伝い要因のような立場で参加し、

センスのない演出や、眠気によって少しばかり退屈な時間を過ごしていました。


一連の式典が終わり、懇親会に移り、僕ははっとしました。


あ、このままじゃ、憂鬱な気分で一日が終わってしまう、と。


そこで、僕は気持ちを切り替え、いろいろな優秀な人たちのところにいき、出来るだけ明るく元気に、彼らとお話をすることにしました。


話してみると、初めて話す人も、目上の人も徐々に緊張が解けて、笑いや冗談が通じるようになってきます。


相手が笑えば、僕の勝ちです。


そうやってあちこちいっているうちに、懇親会は終わりに近づき、


表彰された人たちのインタビューや社長のお話になりました。


日の司会は、「夕刊キャッチアップ」でメインを務めるテレビ朝日の佐々木正洋アナウンサーでした。


僕が、デザートで出されたチーズケーキを頬張っていると、


急に僕の名前が呼ばれました。


「え?おれ?」


何やら、若手代表ということで僕はステージに呼ばれ、アナウンサーと二人でトークをすることになりました。


不意打ちだったので驚きましたが、


なんとかその場にいる人たちを笑わせてやろう、

元気しるしの若手社員を演じきってやる!


と僕は、決心しステージに上がりました。


彼もプロですから、僕の言葉の節々にするどくツッコミを入れるわけですが、


話題を彼に全て持っていかれては、僕の立場がないので、


彼の言葉の裏をとったり、伏線を読みながら、


徐々にペースを掴み、


最終的に会場は笑いの渦に包まれました。


(もちろん、真面目な若々しいコメントもしました(^∇^))


まで僕は会社の中では、迷いの仮面をかぶっていたのですが、今日はその仮面を元気の仮面にスイッチしたのです。


不思議な空間でしたが、僕にとってはとても貴重な経験になりました。


世の中が変わらなくても、自分の視点や角度を変えるだけで、

随分と身の周りの物事は変わるもんです。


頭ではわかっていたけど、それをやってのけた今日の自分は合格点だったので、晴れやかな気持ちになりました。


トークが終わってから、佐々木アナが


「いやあ、溌剌としていていいですねえ!おもしろい人がいる会社ですね!キミキミ、テレビ朝日に転職しませんか!!」


といっていました。


彼も、盛り上げなければいけないので、のせていった言葉でしょうが、

思わなければ出ない言葉なので、冗談でも僕は嬉しい気持ちになりました。


いとき、苦しいときこそ、明るい笑顔で、周りの人たちに元気を分けられる存在でありたいものです。


明日は休みなので、群馬の万座にある温泉に足を伸ばしてきます。


きっと何かよいことがある予感がします。


晴れるといいな。


みなさんもよい週末を。。。