絶対に負けられない戦いが日銀にはある! | rxtypeのブログ since 2012

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日本経済の一番の問題はデフレ予想です。

 例の記事のつづきは後日ということで、もっと重要な点について書きます。

 絶対に負けられない戦いがそこにはある!
 アジアカップじゃないけど、この戦いはトーナメントと同じです。負けたら日本経済は終了です。

 それは、今年3月と6月の日銀審議委員の人事です。

 2015年3月25日に宮尾龍蔵氏
 2015年6月30日に森本宜久氏
 この両名が日銀審議委員の任期を迎えます。

 昨年10月末に日銀が追加緩和を実施しましたが、金融政策決定会合での賛否は5対4と薄氷を踏むような、ギリギリの決定でした。

 こちらの記事→チャンネルくららのブログを見ると、勝間和代氏と、柳川範之氏の二人が候補として挙がってきているようです。もちろん、勝間和代氏なら大歓迎ですが、これ→野村総研 第6回金融市場パネル議事概要を読むと、一方の柳川範之氏はダメな感じみたいですね。


 柳川範之氏の部分を一部抜粋します。
「日本の財政赤字は中期的に相当な不安定要因になると懸念。確固としたイメージが湧かないだけに、投資家は「まあ大丈夫」と考えて国債を買い続けている面もあるのではないか。だとすると、何かのきっかけて具体的なイメージが共有されると、市場が急激に反応するリスクがある。日本の財政が本当に破綻する確率が高いとは思わないが、市場が大きく不安定化する事態はタイミングもインパクトも予見しにくいだけに厄介。」(p2)

「中央銀行と金融システム安定との関係では、資産価格バブルの防止も重要な論点。日本の前回のバブル期と同様に、今回もインフレ率は抑制されたままで資産価格は上昇するという現象が生じた。こうした構造の下で金融政策を運営した場合、物価に影響を与えるケースと資産価格に影響を与えるケースは何が。 違うのか。そもそも資産価格にしか影響しないように変わったのか、という点は経済学として整理できていない。従って、中央銀行は、物価と資産価格の双方への影響を注視しつつ、慎重な政策運営を続けざるを得ない。」(p4-5)


 ありもしないリスクを大変だーと言い続ける、あの熊谷亮丸とほぼ同じようなことを言ってます。ということで、この柳川範之氏が日銀審議委員になると、大胆な金融緩和ができないおそれが大です。予想インフレ率が1%以下にまで落ちてきている今、BEI推移(ソース:BEIの推移 | 日本相互証券株式会社)
更なる金融緩和が不可能になると、増税の影響を押し返せず、また長期停滞に逆戻りしてしまいます。ということで、柳川範之氏の日銀審議委員就任には反対です。

 ただし、柳川範之氏を阻止すればいいというものでもありません。
 カクリコンがダミーで、本命のデフレ派スパイ=木内をねじ込んできたように、
今回も同じ手を使って、柳川氏がダミーの可能性も十分考えられます。事前にリークされるとポシャることも多いようですし。

 柳川の大気圏突入を阻止しても須田美代子や木内登英みたいなスパイの突破を許しちゃったら意味ないです。

 絶対に負けられません!

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