国債の金利を10%に暴騰させたら?その1 | rxtypeのブログ since 2012

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日本経済の一番の問題はデフレ予想です。

 偏差値バカじゃなくて超エリートの財務省とその取り巻き様たちは、必死に国の借金ガー!!金利高騰したら大変ダー!!国債価格が暴落して(天下り先が)破綻するー!!などとリスクを訴えておられます。

 彼ら彼女らが言っているようなことは本当に「リスク」なのでしょうか?
一般的に、嘘やプロパガンダは具体的に考えていくとその中身がスカスカなのがわかります。

 金利が高騰したらいったいどうなってしまうのか!?ワクワクしながら、具体的に考えてみましょう。

 まず、最初に、国債(固定利付債)というのは、元本が変わらないので複利ではなく単利ですから、金利が暴騰した場合の価格の計算が簡単にできます。↓計算式はここが参考になります。
参考:利付債は「受け取るお金」を現在価値に直して合計する(なでしこインベストメント)
 現在、国債の利率加重平均(利率の平均)は1.15%です。
ソース:普通国債の利率加重平均の各年ごとの推移(昭和50年度末以降)(財務省)

 これが金利が10%に高騰したらどうなるか計算してみましょう。
(1.15*10+100)/(0.1*10+1)=55.75

 100だった価格が55.75になる。1万円だった国債が5575円に暴落するわけです。あー、保有資産の価値が暴落して銀行が破綻だーーーー!!!

 偏差値バカもとい超エリートの財務省の頭はここで思考が止まっていることでしょう。

 ですが、ここで思考停止してはいけません。考えるべきことは3つ。財政再建への影響、国債暴落の影響と暴落の可能性です。

(1)財政再建への影響
 1万円だった国債が5575円に暴落するって悪いことなんでしょうか?仮に、みんなが、国債を売って、通貨(日本銀行券)に替えたと仮定してみましょう。これ、国債と比較して日本円の価値が8割近くも上昇したということです。通貨バブルもしくは、ハイパーデフレ(笑)の状態と言ってもいいでしょう。逆に言えば、国債が4割引き以下という超格安価格で返済できるとも言えます。
 780兆円だった借金(笑)が、わずか435兆円(通貨)だけで返済できるわけです。ここで、政府の通貨発行権を行使し、日銀券を発行すれば、国債の残高を一挙に減らせます。財政再建がめっちゃ簡単になっちゃいましたね!ハイパー“デフレ”の状態ですから、大いに日銀券を発行すべきですしね。

つづく

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