リフレ派が構造改革推進派という誤解 | rxtypeのブログ since 2012

rxtypeのブログ since 2012

日本経済の一番の問題はデフレ予想です。

一部に、リフレ派を構造改革推進派と同一視して、攻撃している輩がいます。
それは大きな誤解です。その証拠を示します。


平成リフレ派の筆頭、
今をときめく現日銀副総裁の岩田規久男の代表的な書籍
「デフレの経済学」(東洋経済新報社 (2001))より引用します。

------引用ここから------
●歴史に学ぶデフレ脱出策
 以上、昭和恐慌や、アメリカの大不況に関する歴史的な考察から得られる教訓は、次の通りである。
 ①歴史の教訓1
  デフレ下で(需要創出型以外の)構造改革を進めれば、デフレ・スパイラルに陥るリスクが大きい。それでもなお、構造改革を進めて、2~3年後にデフレ・スパイラルから脱出できたという歴史的事例は無い。そうであれば、需要創出型以外の構造改革を進める前に、デフレから脱出する政策を優先すべきである。
 ②歴史の教訓2
  デフレから脱出して経済を正常な状況に戻すためには、デフレ政策からリフレ政策へと政策レジーム転換をはっきりと宣言し、人々にその政策レジーム転換を革新させ、それによってデフレ期待を完全に払拭することが重要である。
 ③歴史の教訓3
  人々のデフレ期待の払拭を確固たるものにするには、貨幣供給量の大幅な増加と為替レートの切り下げが有効である。
------引用ここまで------

これがリフレ派の代表格、岩田規久男氏の考えです。
そして、実際、この書籍に書いているとおり、黒田&岩田日銀は実行しています。

安倍さんが構造改革推進派というのも、かなり眉唾ものでしょうね。なぜなら、この岩田規久男氏を日銀副総裁にしたのですから。

まだ信じられない人は、この本を5回くらい読んでいただきたい。

デフレの経済学/東洋経済新報社



関連日記↓(必見)
新自由主義を知らずに批判してませんか?

参考になりましたらクリックお願いします↓↓↓

社会・経済ニュース ブログランキングへ