【アベノミクス】円安で株があがる簡単な理由 | rxtypeのブログ since 2012

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日本経済の一番の問題はデフレ予想です。

為替のドル円と日経平均はほとんど完璧に連動しています。
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→図参照 (この図はこちらのブログhttp://goo.gl/ULsBR から拝借 )
なぜだかお分かりですか?

巨大なお金を扱ういわゆる機関投資家はどうやって運用しているのでしょう?
ほとんどは、コンピュータを使って自動的に売買して運用しているはずです。
なぜなら、人間の判断が入ると、その数秒の間に莫大な損を被ってしまうからです。
では、コンピュータを使って、どういったルールで運用しているのでしょうね。
巨大なお金のもっとも大きなものは、特にアメリカの年金運用資金です。
アメリカの投資信託協会(ICI)の統計によると、2007年末のアメリカの年金残高は
17.6兆ドル(約1800兆円)にものぼるそうです。http://goo.gl/npdpj

年金の運用なので、リスクが少ない運用方法をしているはずです。
最もリスクが少なく、なおかつ、ある程度の利回りを確保するためには、全てをまんべんなく買うことが一番だと思います。
たとえば、米国債を何割、米株式を何割、日本株を何%とか割合を決めて、
下がったら買い、上がったら売るという極めてシンプルな運用方法をとっていると思います。
この買ったり売ったりすることをリバランスと言います。

円安になると、ドルから見て日本の株価も値下がりしますから、日本株が割安になる。だから、安くなった分だけ買い増しをする
これが、アベノミクスによる円安→株高になる簡単な理由です。


これらのことから、次の2点に気付くかもしれません。
(1)アベノミクスでアメリカのお金が日本へ投資されている面もある
 アベノミクスで円を刷っても海外に使われるだけだから金融政策は日本のためにならないという人もいますが、逆にアメリカの巨額のお金が日本へ投資されているという側面もあるということです。

(2)ヘッジファンドの影響は大したことない
 ジョージ・ソロスのようなせいぜい3兆円規模の弱小ヘッジファンドの力では、到底、日本株を暴落させたり、円を暴落させたりできないことがわかるでしょう。そんなアホなことをすれば彼が大損するだけですから。
必要以上に恐怖心をもつ必要はないと思います。

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