TPP問題の復習 | rxtypeのブログ since 2012

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日本経済の一番の問題はデフレ予想です。

TPP交渉参加で動揺している人もいるかと思います。
そこで、あらためてTPP問題を復習したいと思います。



中野剛志氏が指摘した問題点の多くは、
あの頃から比べて状況が改善していますし、安倍政権ではある程度考慮されています。

・TPPでは、あらかじめ例外品目を提示して参加するのは認められない
  →例外品目を提示しないことが参加条件ではないと確認済み
・多国間は日本に不利
  →(不利になるのなら)撤退も辞さないと自民党が決議
・失業率が9.4%などという米国に輸出できっこない
  →アメリカの失業率はすでに7.7%にまで改善しているので日本製品を買う可能性も出てきた
・ドル安によって競争力を強化された農産品が日本に襲い掛かってくる
  →現在、アベノミクスで大幅に円安になってきている


このとおり、当時、中野剛志氏が指摘した項目のほとんどが、あの時と比べて日本に有利な状況になっていることがわかります。
民主党政権時代は、首相自身がISD条項すら知らないというとんでもない政権でした。しかも、円高デフレにして日本をボロボロにしていました。
しかし、アベノミクスでデフレ脱却が見えて来ました。
2、3年前の状況とはかなり違ってきていますので、あの時ほどの危険性はないと思います。もちろん、TPPに前のめりなる必要は全くないとは思いますが。

TPP交渉参加したら日本は終わりだ!などと考えないようにしましょう。
そして、TPPを利用した安倍おろしに引っかからないようにしましょう。
安倍氏が失脚して喜ぶのは中朝韓の特定アジアですから。