シムカ スポーツ
シムカ スポーツ。
シムカ?
うーん、またしてもドンガラ君の登場です。
1950年式くらいと聞き及んでおりますが。
このシムカ君、1960年に、とある有名なホットロッドショップにて、
フォードのフラットヘッドV8に載せ換えられ、ショーカーとしてちょっと有名だったらしい。
今回は、その当時のV8での姿で動くようにしてくれとのことで・・・・・・・。
でも、ドンガラ君。
まぁ、それにしても、V8コンバージョンのやり方が豪快すぎて、
ジャマなとこは切る、切りたいとこは切る、ぶったぎる・・・・・あとは知らん。
というようなことになっていて、ま、ショーカーだから移動程度できればよかったのか?
ちゃんと乗れるようにするので、もう作り直しから始めなきゃならないもので。
エンジンはまだないので、他をみてみますと、ペラシャフト、リヤエンドはフォードになってますね。
リヤエンドは、ハウジングもアクスルシャフトも切って縮めてるけど、切ってつなぎました、おしまい、
ってノリなので、危ないから作り直し。
ハブも、無理やりシムカのホイールが付くようにしてある。
ま、とりあえず、さらにバラして各部をちゃんと直していかないと・・・・・・。
ステアリングギヤボックスとか、ボールジョイントとか、リビルトしてみる・・・・・・・。
ペダル類も・・・・・。
この辺もフォードのエンジン/トランスミッションに合わせたんでしょう、
切ったり、つないだり、伸ばしたり、いやはや自由な発想ですなぁ。
とりあえず、エンジンとミッションが来るまで、このままにしとこ。
コラムシフトから、フロアに換えたいって言ってるし・・・・・。
フロントサスペンションは、シムカのままでしょ、はずしてみる。
うーん。結構重かった。
バラしてみる。
スプリングとダンパーユニットが出てきましたね。
オイル入ってなかった、サビてるしぃ。
さらにバラせば、
もう、ニードルローラー、いっぱい出てきちゃうし。
86本あった。
このシムカ君とも長い付き合いになりそうだなぁ・・・・・こりゃ。
車体補強/改造して、エンジンマウントして、ブレーキやら配管全部作って、
配線新しく作って、メーターもなんか考えなくちゃね、何もないから。
ステアリングコラムも、まともに付いていないから、それも。
その他モロモロ、結局オーナーと相談しながら作るって事か。
まぁ、こりゃちょっと大変そうですな。
シムカのパーツって、出るのかしらん。
ン年計画で走るようになれば良いってことかな。ふう。
正月気分・・・なし
どーにも、毎年のことながらアメリカじゃ正月っぽさがなくて。
やはり、日本のお正月がいいね。
まぁ、クリスマス、大晦日、元旦とショップにいたので普段と変わらず。
それでも、クリスマスには日本から仲間のカオルが来ていたので、楽しい時間が持てたし、
大晦日は紅白もみたし、そばも食べたし、元旦はママが作ったおせちを食べたし。
上出来でしょう。
ただこう、雰囲気がね、やっぱりアメリカだと正月気分じゃなくて。
むしろ、クリスマス時期の方が正月っぽかったなぁ、人もクルマも少なかったし。
とはいえ、無事に新年を迎えました。
良い年にしたいもんです。
クリスマス デコレーション
クリスマスです。
我が家はドタバタしており今年は外の電飾はなく家の中にツリーを飾ったくらいですが。
近所に、こぞってデコレーションしている地域があり、何年かぶりに見に行ってみた。
ああ、住宅地だってのに、やっぱり見物渋滞してるね。
クルマをとめて歩いてみましょう。
以前、見に来たときよりは少しさびしい気もするけど、まぁ、やはり賑やか。
スキー場のミニチュアを作っちゃった家。
リフトがグルグル動いている。
綿で雪を積もらせている家も多い。
うーん、一般家庭とは思えん。
これだけ見物人がいるのもすごいが、このお宅はガレージの中で綿菓子やらポップコーンやらを
作っていて、見物人にくれるのだ。
ま、一応チップというか寄付を入れるビンも置いてあったけど。
電気代だけでも大変だろうから・・・・・ね。
自分の家の前がこの人だかりってのは、どうなんでしょ?
帰ってきても入りにくそうだなぁ。
めりーくりすます。
寒いし雨降りカリフォルニア
ここのところ、カリフォルニアは雨続き・・・・・・・。
たまには良いんだけど、こう頻繁に雨降りだと、ねぇ、らしくないよね。
少し前までは、風呂上り、夜だというのにフラフラと公園を歩いたりしていた、
このアヤシイ父子も、さすがに今はフラフラしてません。
雨が降らない日も、もはや寒すぎるぞカリフォルニア。
夜だというのに、紙飛行機飛ばしてみたり。
家で寝ていたそうだ。 ??という顔して。
冬が来たみたいなので、こういう小さな楽しみも、しばらくおあずけ。
しっかし、もう少し雨降らないと良いんだけどなぁ。
今週も、ほとんど雨降るらしいよ。
2台のゴルディーニ
ゴルディーニといえば、クルマ好きなら一度は聞いたことがある名前。
そんなわけで、ウチのお客さんのR8ゴルディーニが2台揃ったので記念にパチリ。
日本やヨーロッパならいざ知らず,アメリカでゴルが2台揃っちゃうなんて珍しいことらしい。
さてさて、4つ目に車高が落ちて13インチのコスミックを履いているのが、ヌリちゃんのゴル。1300ね。
10年以上おねんねしていたのをウチで起こしてから、はや何年だ?
エンジン/ミッションは降ろして,ブレーキライン作り直して,あれやこれやして走り出したわけで。
エンジンは、そのまま使えた。ボディーはサビあり、穴も開いてたりするけど。
とりあえず走るようにしておいて、そのうちに全部やり直しレストア,の予定のはずが・・・・・。
走り出したら意外と調子よく,乗れば楽しいもんでヌリちゃんたらガンガン乗っちゃってるし。
ヌリちゃんは,日本ではずっとレース畑にいたし、オートバイやクルマの関係でも仕事してきているので,
そうとう色々なクルマに乗ってきていて,そのヌリちゃんが
“おもしれーや、こりゃ!”
というのだから、かなり楽しいクルマなんでしょ。
そんなわけで、レストアはいつかやるにしても、今は乗り回してボディーがヤバくなるか、
エンジンがブローするまで乗っちゃえって事でその後はキャブ調整を2度ほどしただけで元気に走りつづけてる。
家の外に置いてるし、色もあせてきたけど、気にしていないのだ。
ちょっと気分転換したいなぁ、なんて時には小一時間ほどゴルを走らせる。
一時間で程よく疲れるらしいです・・・・・・。
一度、ロスのダウンタウンまで渋滞にもめげず乗っていったら、えらく疲れてしまったそうです。
ヌリちゃん、歳なんじゃ??
一方、オリジナルを良く保った、2つ目の1100、こちらはムッシュのゴル。
ムッシュ、あだ名です、日本人です。
“俺はフランス人だ。” と、時々ウソをつきます。バレバレです、もちろん。
21歳のときに初めてフランスパンをかじり、硬くて古い!と怒ったり、好物がモツ煮込みだったり、絶対フランス人ではない、でも身長192cm。
寝ても覚めても、ゴル。だんだん、顔が四角くなって、顔色も青っぽくなってきたような気が・・・・・・。
ムッシュの場合、若い頃からゴルが好きで好きで、やっと納得のクルマと言うことで手に入れたのがコレ。
アメリカに新車で入ってからアイスレースに使用され、その後も登録されることなく長いこと保管されていたクルマだ。
ムッシュが手に入れたときは、発掘されてレストア途中、エンジンもバラバラだったので、その後をウチで引き継ぎもう少しで完成。
レース車両だったので、ロールバーが入っていた形跡があったりしたが、内装のパネルなんかは外して保管してあったのか、新車時のビニールが被っていたりする。
まぁ、かなり貴重な個体なのでムッシュはまずは一度オリジナル状態に戻すと言うことで今の姿に相成ったわけ。
当初、ムッシュとしては理想のゴルらしい当時のラリーなど髣髴させるモディファイを考えていたが、この個体をみているうちに好き勝手にいじってしまってはフランス国民を敵に回すのでは、くらいのプレッシャーを感じ、
“えらいもの買っちゃった、どうしよう・・・・・・・。”
・・・・・・・知らんよ、そんなこといわれても・・・・・・・・
というわけで、まずは可能な限りオリジナルで完成させようと。
パーツ探しや、リサーチ色々は、すべてムッシュにおまかせして、やっとここまで来ました。
ムッシュ、お疲れです・・・・・・・・。
仲間内では、たぶん完成した暁にはムッシュ、燃え尽きて灰になっちゃうんじゃないかと、ウワサされています。
ま、そんなわけで現在のクルマの状態に応じて?愛車との付き合い方もだいぶ違うお二人ですが、
ヌリちゃんは、
“ムッシュのゴル、キレイでいいなぁ”
と言い、
ムッシュは、
“ヌリちゃんのゴル、気軽にガンガン乗れていいなぁ”
と言う。
お気に入りのクルマを持ってるんだから、2人ともいいんじゃない??
そんなお二人の共通点は・・・・・・・
普段のアシは、トヨタのピックアップトラック
ぬいぐるみ
先日、帰宅すると、
子供らが並べたと思われる、ぬいぐるみたちが玄関に向かってお出迎え。
何で並べてるんだ?
疲れた身体にドンキー(右端のヤツ)のノーテンキづらが、余計に疲れる・・・・・。
せっかく並んでるので、写真を撮った。
リアルなやつも一匹入れて。
なんか、うまく収まってる・・・・・・オレオ。
ゼロ戦、飛んだ!!
この間、ショップにばかりいないで、たまには気分転換に行こうぜ、ということで、
お客さんがエアショーに連れて行ってくれた。
息子もオマケで。
何でも、オリジナルエンジンで飛行可能なゼロ戦が飛ぶというから、こりゃ、見たほうがいいでしょう。
当然のごとく、のっけから飛行機。
いろいろ見学して、
なにやらデカイヤツの腹の中へ入ってみたりして・・・・・・。
オシリから、失礼します。
中は、何がなにやら?
使ってるネジも、プラスのようでちょっとずれてる、特殊なもの。
Torq-Set Screw、というものらしい。
そうこうしている内に、まあ、いろんなのが空を飛びだした。
カッコいいぜ、プロペラ機!!
きっと、好きな人にはよく分かる、各国の戦闘機たち・・・・・・・。
よく分からんが、かつては兵器だった飛行機を、カッコいいね、と楽しめる平和な時代か。
エアショーだもんね。
そして、お目当てのゼロ戦!!
他の飛行機に比べて、小柄に見えるが軽そうだ。
おお~、飛んでる、飛んでる!!!
ラジコンみたいに見えるけど、本物よ、しかもオリジナルエンジン。
いいかげん飛び回ったあと、
着陸している~。
なんか、見ておいてよかったな。よく分からないけど、そう思う。
しかし、あんな古い飛行機をレストアして飛ばしちゃう連中って、すごいな。
クルマでも大変なのにね。
など思いつつ、行きは駐車場からトラムに乗って会場まで来たので、
帰りは歩いてみると・・・・・・・・。
レストア待ちのみなさんでしょうか?
なんだか、無造作に置いてあるよ。
TVR, 困った。
今週は、もうすぐ終わる、エラン プラス2やMGAなどやりつつ、
先日入ってきた、TVR 2500M 赤、もチビチビと・・・・・・・。
何年放置されてたのか分からないけど、とりあえず走るようにって、結構いろいろやるようだよ・・・・・。
ブレーキ、クラッチは当然ダメだしねぇ。
まずは、お客さんのリクエスト通り、エンジンかかるか診てみよう。
燃料タンクはサビサビで、そのままじゃ使えないから、外しちゃって。
エンジンは、プラグ穴からオイル入れて、ロッカーアームのとこにもオイルかけて、
手でクランク回して回して・・・・・・・。 ん、回るわ。
バッテリー直接ジャンプケーブルでつなぎまして、ウリウリとクランキング。
油圧も上がるね。コンプレッションはちょっとバラつきがあるものの、とりあえず今はOK。
点火も簡易配線で電気を直に入れて、パチパチと。
キャブをつけて、燃料ホースつないで。
機械式の燃料ポンプを掃除して。そこからホースでポリタンクに入れたガソリンを吸わす。
まずは、手でポンプをペコペコ、ん、ガソリン来たよ。
ブロックにお水を入れて、いけそうなのでエンジンかけてみよう~っと。
ブスッ、ブスッ、ズババババ~~ン!!
・・・・・そりゃ、うるさいわな、エキマニから後はないんだもん。
ま、短い時間だけど、異音もしなかったので、エンジンはこのままいってみよう。
でも、普通にバッテリーつなぐのコワいな、ダッシュは作ってるし、スイッチとか汎用品になってるし。
ワケ分からんヒューズボックス付いてるし。やっぱり診ておこう。
で、
やっぱりこんな!!
まあ、あっちこっちから引いてきてるね。溶けてる配線もあるね。
スミスのタコメーターは、ガワだけ残してあり、中身は汎用のタコメーターと思われるものが仕込んである。 で、配線も間違ってる。
いろいろ、意味不明。イグニションもヘン、このままではエンジンかからなかっただろうね。
でもって結局、ブチ、ブチッ、そいや~。
ああ、すっきり。
でも、困ったことが・・・・・・・。
このTVRの中で作業してたら、痒いの痒くないのって、つまりはすごく痒いの。
ファイバーのチクチクとかじゃなく、虫刺されみたい。 やっぱり、いるんだな・・・・・。
見るからにいそうだったけど。ダニとか、そういうのかなぁ、今も痒いよ。
運悪く、今週は曇り空だったからな、ガンガン日に当てることもなかったし。
殺虫剤をまくとか、リヤガラスないからボディーカバーしてバルサンを炊くとか。
ああ~、もう痒いなぁ。
明日は、土曜日だから、みなさん遊びに来る日だね。
MGB GTも来るんだったな。
あ、そうだ、お客さんたちみんな、“TVRもう一台入ったんだね~” なんて言いながらワイワイ品定めするだろうから、
“うん、まあちょっと座ってみなよ!!”
と、シートに座らせてしまおう。
みんなで痒くなれば、少しは気持ちが落ち着きそうだ、あー、痒い。
むらさ木??
この時期になると、むらさき色になる木。
オレオと散歩する公園にあるんだけど、むらさきになっていない時は、地味~な木。
なんと言う木か分からないので、
むらさ木。
カリフォルニアでは、よく見るんだけど。
TVR、再び。
TVR 2500M、ボチボチやってきましたが。
走るようになったので、リヤガラスをつける前にヘッドライナーを貼ったり
そのほか内装をやりに内装屋さんへ持っていくとオーナーから連絡あり。
自走で行っちゃった。ふう。
このTVR、オーナーさんが、どこかのボディーショップで色を塗って持ち込んだとき、
フロントカウルはちゃんと付けていなくて、乗っけてるだけだったんだけど、どうせ作業するのに邪魔だから、そのまま乗せてたり、外したりしてた。
さて、フロント周りの配線も終わったし、カウルをちゃんと付けようかと思ったら・・・・・・
ヒンジ部分がグサグサだったらしく、オマケに以前直してあるけど位置もめちゃくちゃらしく、
試してみたら崩れた。ホントに崩れた。
もう、いや~。
位置も歪んでるし、オリジナル状態なのかも怪しいけど、そのまま直しちゃって、と言うので、
位置だけ合わせて、ダメなところを作って直すことに。
元のをマネして、作ってみる。
付けてみる。夜もおそいよ、お腹もすいたよ。
ということで、フロントカウルも付いて、調子よく走って内装屋さんまで行ったらしく、ひと安心。
と、翌日、オーナーさんから連絡が。
“TVR,内装屋へ行ったし、他のクルマもう一台持って行っていい?
とりあえず、走るようにしちゃって欲しいんだけど。”
うん、いいですよ。クルマは何?
“TVR。”
TVR・・・・・・のなに?
“2500M。今度は赤いの。”
同じクルマじゃん。
“うん、同じの買っちゃったのだ。でも、赤いの。”
・・・・・色は何でも良いけどさぁ、同じクルマなんでしょ。
で、やってきました、赤いTVR 2500M。ホントだ、赤い。
うう、これも、フロントカウルは付いてはいるがユラユラ揺れるよ。
うう、ううう、見たこともない虫とか出てきそうでコワイよ。
痒くなったりしそうだよ。
ナンバープレートでの最後の登録は、1981年になってるけど、
何年寝てたんでしょう、この子は。
誰かが動かそうと試みた形跡はあるけど・・・・・・・。
なんにもしてない方がやりやすかったなぁ。
とりあえず、眠りから起こして走るようにしてみましょう。