軍曹!時間だ!… -29ページ目

令和元年(2019年) 富士屯地65周年記念行事

富士学校・富士駐屯地開設65周年記念行事に行ってきた。

 

雨でびしょぬれを覚悟していったのだが、一時ぱらつく程度だった。

 

二本の連隊旗

奥が普通科教導連隊販売

手前が機甲教導連隊旗

 

機甲教導連隊本部

機甲教導連隊長乗車の16式機動戦闘車

 

機甲教導連隊

偵察隊

 

機甲教導連隊

本部管理中隊

 

機甲教導連隊

戦闘中隊

16式機動戦闘車装備

 

機甲教導連隊

第1戦車中隊

10式戦車装備

 

機甲教導連隊

第2戦車中隊

90式戦車装備

 

機甲教導連隊

第3戦車中隊

90式戦車装備

2中隊のまき散らした排気ガスでピンボケ

 

機甲教導連隊

第4戦車中隊

74式戦車装備

いずれは16式機動戦闘車装備になるようだが、戦闘偵察大隊用であり戦闘中隊とは運用が異なるようだ。

 

 

 

 

ゴジラvs空母いぶき

絶賛上映中の映画『ゴジラvs空母いぶき』を見てきた。

もとい『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』と『空母いぶき』

まあ、興行的にはゴジラの圧倒的勝利であるのは致仕方無いだろう。

昨日今日見て来たような感じだが、先週の霞ヶ浦訪問の帰りに見て来たのだ。

55歳以上は1000円で鑑賞できるからな。

と思ったら、6月1日からの値上げの直撃を受け1作1100円だった。

 

とりあえず、上演時間の都合で『空母いぶき』→『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』の順で見たのだが正解だった。

『空母いぶき』は邦画なので、そもそも特撮(CG)に関してはさほど期待していなかったが、ゴジラと比べると残念感が増し増しだ。

しかし、『空母いぶき』は話的に非常に面白かった。というか、非常に考えさせられる作品だった。

特撮的にはゴジラに軍配が上がるのはやむを得ないがストーリーとしては問題提起を投げかけた『空母いぶき』の方がもう一度見てみたいと思う作品であった。

 

■ 空母いぶき

空母いぶきは近未来の日本で起きたある一日の出来事という設定である。

私は原作を見ていないし、鑑賞前に購入したパンフレットも見なかった。

前評判が悪いような話は小耳にはさんでいたが、映画レビュー等も見ていないというバイアスがかからない状態で鑑賞したのだが、素直に面白かったし考えさせられた。

 

簡単なストーリーは、とある新興国家が日本の領土である島を軍事占領、そこに拿捕された海上保安庁職員の救出に向かうという話である。

当然のことながら、相手はその島を自国として主張するのだからそこに自衛艦が向かえば相手の主張する領海に入ったところで攻撃されるのは必至だ。

原作では相手国は中国という事であり、訳の分からない仮想国家としたことに批判があるようだが、ラストシーンに繋がる重要な意味のある変更と感じた。

裏で糸を引く大国は何処かというところが鍵だ。

そもそも原作者が監修をしているのだから批判する方は原作者の意図が分からなかったという事になる。

もっとも、私も原作者の意図に沿った理解が出来たのかは判らない。

 

映画では現場の自衛官、政府、コンビニ(民間人代表)という大きく3つのパートで話が進む。一応、戦闘に巻き込まれる民間人(マスコミ)の設定もある。

コンビニシーンはいらないし、中井貴一の無駄遣い的な批評も見たが、むやみに民間人(国民)のシーンを多く入れるよりもコンビニという閉鎖空間を島国日本の縮図として、そこにいる店長なり店員がどのような位置づけあるかというのを考えてみるのも面白い。中井貴一演じる周りの喧騒に耳をふさぎ平和を甘受しようとする店長の姿はまさに脳内お花畑の象徴ともいえる。

女性店員役の深川麻衣が聖母だと表現したかっただけという意見は否定しない。

 

総理役の佐藤浩市についても批判があるようだが、?だ。もっとヘタレでもいいと思ったが、原作だと立派な人なんだろうか。

 

「自衛艦が旭日旗を掲げていないし海上自衛官も旭日旗ではなく日の丸だ!なんと嘆かわしい」的な意見も多いようだが、自衛艦の旭日旗は映画公開による某国からの無用ないちゃもんを避けるのには賢明な処置と云える。海上自衛官装着の日の丸について批判する方は何も知らない方なんだろう。

旭日旗は自衛艦旗であり、自衛官の上腕に着けるものは国家標識(作業服腕用)の日の丸だ。

細部は自衛官服装細則別表第7参照のこと

 

全体の感想としては「期待以上に面白かった」のだが、自衛官にしても政府役人にしても立派過ぎるかなという感じがした。

また、殉職(戦死)者はもっと出るだろうし戦闘放棄する自衛官がいても不思議ではない。

だってひとだもの。

尺の都合もあるのかもしれないが実際にはもっとグタグタだろうと愚考する。

 

相手国がとる自衛艦への攻撃方法が自衛隊機の攻撃の伏線(説明)になっていたりと思いのほかしっかりと設定がなされている感じがした。

いぶき艦長とF35パイロットとの間で交わされる言葉の真の意味をどれだけ多くの人が理解できたのだろうか。

 

そしてこの映画を見てふと気づいた最大の驚きは海空自衛隊は不要じゃね?

という事だ。

日本は島国の海洋国家だから海空増強して陸自はいらないという意見をよく聞く。

あまり考えないで直感的に判断するならば「そうだな」と思ってしまうが、この映画を見ると現状では海空自衛隊は相手に対して手出しができないから無血上陸されるんじゃね?という疑問だ。

通常、上陸と云えば航空優勢(制空権)をとるための戦闘や上陸前の空爆や艦砲射撃というものを想像するが、相手が何の攻撃もせずに向かってきたらどうするんだろう?相手が手を出さなけりゃこちらも出さないという前提なんだから、無事海岸というか港に着いちゃうんじゃないのだろうか?

更に上陸した後、観閲行進の様に整々粛々と行進してきたらどうするの?

パトカーで道路封鎖?一人ずつ逮捕?

ああ、そうすると陸上自衛隊もいらないのか。

つまり、武力を持った自衛隊はいらない。

日本国憲法第九条万歳!ということなのか?

 

日本の防衛について興味ある方は是非見てもらいたい映画だ。

兵器好きとか特撮好きの方はシン・ゴジラのようにがっかりする可能性はある。

 

■ ゴジラ キング・オブ・モンスターズ

 © 2019 Legendary and Warner Bros. Pictures. All Rights Reserved.

 

良くも悪くも日本の特撮映画をリスペクトした作品だと感じた。

初代ゴジラを意識したところもある。

兵器はやられるために存在している雑魚キャラにすぎないし、ご都合主義満載で若干胸焼けがした。

本来、ゴジラが表現したかったメッセージは感じられず夏休みの子供映画になり下がった怪獣大戦争的なのりでしかない。

それはそれで正しいのかもしれないが。

キングギドラの造形は素晴らいしいと感じたががモスラは蛾というより蜂になってしまっているのは残念だ。

映画館で初めて見た怪獣映画が「モスラ対ゴジラ」だっただけにモスラには妙な愛着が有ったりする。

 

 

戦車訓練(TANK TRAINING)

Army Sgt. Colton Hanning operates an M109A6 Paladin howitzer during training at Fort Irwin, Calif., May 28, 2019.

《訳》2019年5月28日、カリフォルニア州フォートアーウィンにおいてM109A6パラディン自走榴弾砲の操作訓練を行うコルトン・ハニング陸軍軍曹。

 

米政府の見解としてはM109A6 パラディンは戦車という認識?

 

画像は米政府HPより