戦車の砲身、先端が吹き飛ぶ（解決編）(＠￣Д￣＠；)
土詰まった状態で砲弾発射！！！
・・・・・・・・・・
あのさあ・・・
射撃前に砲身おもいっきり土手に突っ込んでいたってこと？
信じられん・・・
というか、あきれた・・・
どうやら進入の際に土手を削って砲口に土がドッチャリ入っていた模様
うーむ
まさか、そんな初歩的なことが原因だなんて
さすがにそれは無いだろうと、製造欠陥かな？と思ったのだが
メーカーさん疑って御免なさい。
ともかく90式戦車の射撃は再開の模様
にしてもだ、該当車のシャチョさん大変だな。
戦車の砲身、先端が吹き飛ぶ
90式戦車の砲身が破裂したそうだ
＜陸上自衛隊＞戦車の砲身、先端が吹き飛び私有地に
8月20日23時30分配信 毎日新聞
２０日午前１１時５分ごろ、静岡県御殿場市印野の陸上自衛隊東富士演習場畑岡射場で、富士学校戦車教導隊の「９０式戦車」４両が射撃訓練中、１両の砲身の先端約５０センチが吹き飛んだ。飛び散った破片が約２００メートル東の見学者用スタンドにぶつかり椅子の一部を壊したほか、私有地にも落ちた。
富士学校広報班によると、スタンドは無人で、けが人はいなかった。訓練は２９日に一般公開する総合火力演習に向けて実施していたという。富士学校は「こうした事故が起きたのは富士学校では初めてだ」と話している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100820-00000114-mai-soci
最初この記事等を見たときは、腔内破裂だからば炸薬（爆薬）の入っている対戦車榴弾(HEAT-T JM12A1)の信管不具合による腔内での爆発だと思ったのだがどうやら演習弾らしい。
１２０ｍｍ戦車砲用
JM12A1 対戦車榴弾
演習弾といえば00式（マルマルしき）演習弾しかないけど、こいつは対戦車榴弾とは違い炸薬が入っていない。
専用射場でしか撃てない徹甲弾の代わりに通常の射場でも撃てる様に開発され、これにより徹甲弾（演習弾）と榴弾の双方を撃てるようになった。
さて、砲身破裂は何故起こったのか？
一般的な砲身破裂は榴弾等の信管の不具合による腔内爆発による破壊がほとんどだが今回の件は爆薬が入っていない弾種の砲腔破裂であり、非常に珍しい事故といえる。
少なくとも自分は同様の事故を聞いたことが無い。
富士学校でも今回のようなことは初めてだという。
原因はまだ分からないようだが、少なくとも弾丸側の不具合は考えられない。
よく砲腔に何かしら詰まると砲身破裂を起こすというが、実際にはちょっとした物（土等）では問題なく射撃できる。
別の意見として、砲腔内で弾丸が分解したのではないか？との意見もあるが、分解すれば逆に隙間ができるので砲身破裂に至るほど砲腔内圧力は上昇しない。
唯一考えられる原因として
①砲口付近が何らかの要因でクラック等が入っていて脆弱化していた
②MRS（砲口照合装置）取り付けリングの締め付けすぎで演習弾のサボ通過時に抵抗となり腔内圧力が通常より上昇した
以上2点の複合効果により砲口付近が破壊したとしか考えられない。
まあ、あくまで個人的な見解でしかないけど。専門家でもないしね。
この事故により総合火力展示演習の本番でも90式戦車の射撃が見れない可能性は大きいので残念です。
しかし、今回の事故でケガ人等が出なかったのは不幸中の幸いでした。
観客がいる状態だったら大事件でしたね。
おまけ
軽合金製の分割弾体は固定棒により結束されている
発射され飛翔することにより空力加熱により弾頭先端の低融点金属が溶解
固定棒は低融点合金との結合を解かれると空力により後方に移動
固定棒が後方に下がることにより分割弾体の固定が解かれ
空気抵抗により分割し落下する
00式戦車砲用演習弾は２０００ｍ程度までは徹甲弾と同じ弾道を示す。
目標に命中しなかった場合は空力分解機能により３０００ｍから５０００ｍ以内に落下する。
徹甲弾の最大飛距離はおおむね10倍の５０ｋｍ程度ある。
以上
平成22年度富士総合火力演習
平成22年度富士総合火力演習
今年は８月２９日（日）に実施
当たらないんだろうな…
と思いつつも応募しなきゃ絶対当たらないんで一応応募してみた
去年は外れたんで今年はネットで調べて当たる確率の高いという
青少年券・駐車券無しで応募
どんなものだろうと…
今日ポストに当選はがきが
当たったよ…。
しかし、２９歳以下の方がいなきゃ意味無いんだよな
どうすっかな…