2月07日→207系の日
2月07日なので207系の日です。
1986(昭和61)年に、国鉄として製造された最後の車両が207系。
103系~201系と製造を続けている間に、交流モーターを使用したVVVFインバータ制御に関する研究開発が行われ、実用化の目処もついた事と、従来からの抵抗制御、チョッパ制御との比較検討のため、207系は、同年のダイヤ改正に伴う増発で、所要数増となる常磐緩行線(松戸電車区)に投入されました。
松戸電車区には、抵抗制御の103系、電機子チョッパ制御の203系が配置されていたので、3種類の比較検討に適していた訳です。
車体は、山手線に投入が続いていた205系の設計をほぼそのまま踏襲していて、6両の電動車(モハ)に東芝、日立、三菱、東洋電機、富士電機の5社の異なるメーカーのインバータ制御装置を搭載(ゲート制御部分は日立製で統一していたため、モーター音はどれも同じ)され、各種データ採取が行われ、山手線等では4M6T(モーターのある電動車が4両とモーターの無い車両が6両)で走れる性能を持っていると結論付けました。
東京メトロ千代田線と直通運転している常磐緩行線では、高い加速度を必要とすることから、これが出来ず、コスト高は避けられないことなど、種々の要因から、量産化には至らずに、1編成10両が製造されたのみの希少価値の高い車両に終わり、長らく常磐緩行線で孤塁を守り通してきましたが、試作部品を搭載しているが故に、予備部品確保も困難なことから、E233系の投入で真っ先に戦線離脱、2009年12月に引退、形式消滅してしまいました。
なお、JR西日本にも同じ207系という車両が存在しますが、JR東日本の207系とは、コンセプトや仕様が全く異なる別物なので、これについては、いずれまた書きます。





