おじいちゃんはお兄ちゃん❓️
🎶
マシュ・ケ・ナダが出来ると同時に呼び鈴がなった。
『お見えになったようです
少々お待ちください』
志乃はホームバーを出て玄関へ向った。
志乃が玄関ドアを開けると白髪の老人が立っていた。
『お帰り、キュウちゃん
寒かったでしょう、早く入って』
『ただいま、どうするコレ
みんなの前で外す❓️』
『そうねキュウちゃんがみんなの前で外してる間に私は別室で落とすわ』
『わかった、よし、それじゃ行こうか』
♪🔔
ホームバーのドアチャイムが鳴った
『皆様、楽しんでらっしゃいますか❓️
この家の主、西浦久蔵です』
『なんだ、おじいちゃんじゃないの
お帰りなさい』
『ただいま』
『紹介するわ
小野ユキさんと源蔵人さんよ』
おじいちゃんの突然の出現は小野ユキと蔵人にとっては不意打ちだった。
『これはこれはよくぞいらっしゃいました
飲み物の用意は出来てるようですね
飲みましょう』
久蔵は小野ユキの隣に座りグラスを手に取った。
『このカクテルは
また何か名前がついてるのかな❓️
志乃さん』
『"マシュ・ケ・ナダ"ですわ、旦那様
お嬢様のためにお作りしました』
『よかったね洋美、乾杯の音頭とってよ』
『はいそれでは皆様グラスを
手に取ってください、乾杯❗️』
『まさか❗️なんってこった❗️
っていう意味だったかな❓️
マシュ・ケ・ナダって』
『そのようです』
『そんな感じの味だ、美味しいね
ところで小野先生
覚えてらっしゃいますか❓️私のことを…』
『ええ、もちろん、先程お写真を見せていただいて思い出しました
それよりあなたは私が小野ユキでも
構わないのかしら❓️』
『あの時のまま
というよりお若くなってるから
ますます構いませんよ』
そう言いながらグラスを持つ久蔵の手は皺のない張りのある若者の手であった。
小野ユキはそれを見逃さなかった。
『あなたも私と同じなのね、志乃さんも』
『そうです、そのとおりです
私たちはこの時をずっと待っていました
当たり前の事を当たり前に話せる人に
会いたかった
そしてその人が憧れの小野ユキ先生だったなんて夢のようだ。』
『おじいちゃん、どういうこと❓️』
『お嬢様、お祖父様の髪の毛を引っ張ってご覧なさい』
洋美は志乃に言われて、少し躊躇したが、久蔵が頭を差し出すので思い切って引っ張った。
白髪の塊が久蔵の頭から外れ、黒々とした艶のある若者の髪が現れた。
そして久蔵が両耳を引っ張ると皺だらけの皮膚が少しずつ剥がれていった。
すべて剥がれると20代半ばの好青年が現れた。
『これじゃあ、おじいちゃんと
呼べないじゃない
どう呼んだらいいの❓️』
『お父さんでもパパでもオヤジでも父上でも何でもいいですよ
お嬢様……私もお嬢様とお呼びするのはこれが最後になります
……ちょっと御手洗いに行ってまいります』
志乃は久蔵が父であることをどさくさに紛れて強引に打ち明け、慌ててホームバーから出ていった。
『よっぽど我慢してたのね志乃さん
…間に合いますように🙏…
そんなことより
そんなのわかってたわ
志乃さんのことも……
だけどお父さんなんて無理だよ』
『いままで欺いておいて
お父さんと呼んでくれなんて
虫のいい話だね…ごめんね』
『そうじゃなくて、そんな顔じゃ
どう見たってお兄ちゃんでしょ
下手すると弟に見えちゃうかも…
お父さんなんて絶対無理』
満面の笑みから熱い涙を零す洋美の手を久蔵が優しく握った。
『洋美さんも只者ではないようね
ねぇクロちゃん』
『あ~あ、只者は俺だけか
なんだこの空間は
ホントにマシュ・ケ・ナダだ』
と言って蔵人は"なんてこった❗️"を飲み干した。
つづく
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勝手に遠隔ヒーリングをさせてもらっています
今回のテーマは"クリーニング"
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